スキーヤーは熱扉車の夢を見るか

「オープンカーで如何にしてスキーに行くか?」に挑戦してきたスキーヤーがたどりついたホットハッチ=熱扉車ライフ。

カテゴリ: 食べ歩き

その土地の美味い物、美味い店との出会いは旅の醍醐味の一つですね。そして都市部ならやはりスイーツ探しは外せません。今回は雪まつり会場の近くの2店舗にお邪魔しました。

プティ・ショコラ
店名に「ショコラ」とあるだけに、「サンバ」はビター系のチョコレートを基本としながら、スイート系の甘さがコントラストを作り出すなかなか技アリの仕上がり。
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そしてそれ以上に美味しかったのはタルト。果実の爽やかな酸味とクリームの甘みのハーモニー、そこにビスキュイのサクサク感がやってくるドラマチックな味わいは東京でもかなり美味しい部類のお店でないと楽しめません。
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残念なのは、かつては2階の別経営の喫茶店でイートインできたそうなのですが、そのお店が閉店になり、エントランス横のテーブルで食べるしかない事。紙皿とプラスチックのフォークは提供してくれますが、コーヒー等は斜向かいのローソンで調達する必要があります。

フルーツーケーキファクトリー
その名の通りタルトのお店なのですが、むしろパンケーキの方が評判のお店です。
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この生クリームのボリュームを見たときは一瞬引きましたが、口にするとさにあらず。クドさが全くなく、適度な甘さを残しつつふんわりと口溶けします。
フンワリの中に微かにサックリとした絶妙な焼き加減のパンケーキがこのクリームとしっかり絡み合う様はまるで極上のロールケーキのような美味しさ。
私は正直昨今のパンケーキブームを醒めた目で見ていたのですが、このパンケーキに出会い、自分の頑迷さを恥じている次第です。

まいど 札幌駅前通り店
初日の夜は札幌駅近くの海鮮居酒屋「まいど」へ。この舟盛りがなんと990円!
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そしてこのサーモンの葱塩ユッケはオススメです。要は刻んだサーモンを卵の黄身で和えただけなのですが、1+1が2ではなく3か4の美味しさです。
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ニセコへの移動時間がありあまり長居出来なかったのが残念でした。

カレー&ごはんカフェ ouchi
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最終日、本降りの雨にスキーを諦め、リフト券購入のためのクーポン券が使えるので行ったのですが…
吉祥寺とか下北沢にありそうな、オシャレな地元感漂うお店でビックリ。どうしてここでジャルパックのクーポンが使えるのか?w
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口に含むとスパイスの香りが鼻に抜けるスープカレー。今まで東京で食べていたのは何だったのか?こちらもまた、私の不見識を改めてくれました。
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こちらのお店は、狸小路という長〜いアーケード街を抜けたところにあるのですが…6丁目までは人通りも多く綺麗なアーケード街。
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それなのに、このお店が隣接する「7丁目」だけは急に寂れてます。
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昭和っぽい立ち飲み屋や中古レコード展、こじんまりとした個性的なお店が並ぶ路地があったりと、東京で言えば高円寺とか吉祥寺のハモニカ横丁のようなディープな街角。
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その一方で地下街はとっても先進的です。まず一つ一つの地下街が広くて明るい!お店も綺麗で整然としておりとても賑やか。そして地下街同士はこれまた広くて綺麗な地下通路で、段差も坂道も無く!接続されています。
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もちろん近隣のビルには直結。出入り口はエスカレーター。札幌の中心部のかなりのエリアが雨はもちろん積雪を気にする事無くだれもが回遊できるユニバーサルデザインな街づくりになっているのです。

住む人の息遣いや歴史を感じる界隈感のある街角の足元に、先進的な地下街が広がっている。そんな札幌に一面的な見方では捉えきれないパースペクティブのある魅力を感じました。
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東京クリスマスマーケット」に行ってきました。クリスマスマーケットというのは、ドイツを中心に、11月末からクリスマス当日まで行われる、屋台でホットワインとか飲み歩きながら、出店でクリスマス準備の買物を楽しむ、というお祭りだそうです。で、これが最近のビールイベント(ベルギービールウイークエンドとかオクトーバーフェストとか)流行りの流れで、日本にやってきたようです。私もその流れに乗っかりました(笑)。

しかし、ちょっと運営に問題多いです。どのお店もとても混んでいて、長いと20~30分並ぶんです。

たいていのお店で飲み物と料理を提供しているので、調理時間のかかるオーダーがあれば、並んでいる人がみんなが(ビールだけ飲みたい人も)待つことになります。
一つのお店で飲み食いしたいものが一度で揃うならまだ良いですが、たいていはそうでないので他のお店でも並ぶことになりますし、席に貴重品を置いておくことはできませんから、交代で買いに行くことになります。
そうすると、全員分の飲み物と食べ物が揃ったときには、せっかくのホットワインもアツアツの料理も冷め切ってしまいます。

会場も余裕がなく、お店に並んだ列が長くなると、歩くのも大変です。一部のお店では列がどちらに並んでいるかもよくわからなかったり。

オクトーバーフェストは、このイベントと同様に一つのお店でお酒も料理も提供していますが、参加者に対して店舗数に余裕があるのか、こんなに並ぶことはありません。

ベルギービールウイークエンドは、お酒のお店と食事のお店は別々で、調理時間とは関係なくどんどんビールを飲めます。

提供される料理や飲み物はクオリティ高いだけに残念ですね〜
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上から「たっぷりカレーソースをかけたベイクドポテト」「はみ出るホットドッグ」「牛スジのやわらかワイン煮込み」。ホットドッグの陰に隠れてますが「チーズロスティ―( 千切りジャガイモとチーズのフライ)」もあります。

もちろん、クリスマス関連の民芸品をうるお店や、工芸体験ができるワークショップもあるのですが、そちらを覗いてみる余裕はナシ。物販も飲食も、と欲張っている(それがクリスマスマーケットというものなのでしょうが)にしては、会場が狭すぎですね。

来年以降、何らかの改善がないならもう行かないかも。
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初めて乗りました。谷川岳ロープウェイ。初滑りで有名なスキー場でもありますが、私はあまり「一早く滑りたい!」とは思わない(その金があるならむしろ遅くまで滑りたい)方なので。

名前はロープウェイですが、田代や志賀高原にあるような、上りと下りの搬器が互い違いに往復するタイプではなく、多数の搬器が循環してるので、実際はゴンドラです。普通のゴンドラと違うのは、搬器が吊り下がるロープが2本になっていること。それゆえ安定性が高く、強風に強いです。そして、搬器が大きい。
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これは乗るまで知らないの驚きました。席数は16ですが、定員は22人だそうです。

ロープウェイ山頂駅の標高は1300m。標高としては田代ロープウェイより100m低いのですが、むしろ山奥感は高く、景色は雄大ですね。
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そしてこちらも紅葉は真っ盛り。
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ロープウェイ山頂駅に到着しても、前方は天神平スキー場のゲレンデ、後ろはロープエイ駅舎とレストハウスに阻まれ、実はあまり眺望は良くありません。リフトを1本乗ると展望台があり。そこからの眺望は素晴らしい!目前にせまる谷川岳!
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ロープエイとリフトがなければ容易にアクセスできない山岳地帯なんだなあ、と感じます。スキーシーズン中の眺望も素晴らしそうですが、吹雪かれたらキツそうだなあ。
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人気紅葉スポットのはずなのにここまであまり混雑することが無かったのですが、下りのリフトに乗車し、山頂駅に戻ると…
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ロープウェイの下り乗車を待つ列!
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結局1時間待ちでした。

今回のツーリングのおみやげは湯沢産のコシヒカリ新米。
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炊いてみると香りも良く、お米一粒一粒がプリっプリっでした。
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ランチはみなかみ町大穴の「育風堂」さんへ。こちらは精肉店のレストランで、お肉はもちろん、ハムやジャーキーの販売もしています。

今回頂いたのは「ローストポークセット」と「ブラートヴルストセット」です。どちらもハムの前菜がつきます。のっけから美味しいです。
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付け合わせのコールスローサラダも美味しい。コールスローサラダが嫌いな妻が「これは美味しい」と食べていたので間違いないです。

こちらがローストビーフならぬ「ローストポークセット」豚肉好きにはたまらない。
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お肉のジューシーさはもちろんですが、ソースが美味しいです。たぶん果実系と思われる甘さがお肉によくあいます。

こちらが「ブラートヴルストセット」。直訳すると「ソーセージグリルセット」でしょうか。
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一番手前で大きく写っているソーセージはジャガイモが入っていて、何というかポテトグラタンがそのまま凝縮れてソーセージになっているような感じで面白い!

実は前回のツーリングの帰り道にも立ち寄ったのですが、食事をする時間が無くソーセージと生ハムを買って帰っただけだったので、今回晴れてリベンジできました。

この辺りは、この育風堂さんをはじめ、素敵な外観のお店が固まっていて、ちょっとした「水上のオシャレエリア」なのですが、その一軒が「Bossa Nova Cafe」さんです。

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こちらは南米のオーガニックカカオにこだわった本格的なショコラカフェ。
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ボンボンはもちろん、ナッツやフルーツと組み合わせたいろんなショコラが楽しめます。
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特に美味しかったのが、この宝石のように美しいドライトマトのショコラ!
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ドライトマトの凝縮された酸味や旨味とショコラの組み合わせがたまりません!もう少しショコラが強くてもいい気もしますが、無くなるのが惜しくてチョットづつ頂いてます。

育風堂さんとBossa Nova Cafeさんの間にもう一軒カフェがあるのですが、そのいずれも統一されたウッディな外観に石造りのテラス席があり、なんだか急に「水上オシャレ化計画」が進んでいるようです。
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雨でドラゴンドラを繰り延べたために、日曜日はハードスケジュールになりました。

昨年あたりから激しく混むようになったドラゴンドラの紅葉営業。混雑を避けるべく、営業が始まってすぐの9時過ぎにでかけたので、ほとんど待たずに乗れました。ちなみに苗場のシーズン券があると少し割引があります。

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苗場ステーション前の駐車場。紅葉営業が始まった頃はここが一杯になる程度だったのですが…

今年は見頃にドンピシャでした。
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紅葉は逆光になるとイマイチなので、南に向いて観るとキレイだし、写真も映えます。
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ドラゴンドラの場合は、田代方面に向かうなら前向き、反対に苗場方面に向かうなら後ろ向きの席に座るのがオススメです。
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下りは田代ロープウェー。こちらも見頃です。

先ほどの法則だと、下の場合は進行方向左側(湯沢側)が順光になり、紅葉の色が映えます。
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が、逆光になる反対側は湖が見えるので、こちらも見応えがあり悩ましいとこです。
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空いていれば、ロープウェイの搬器の中で移動できるので、やはり混まないうちに行動するのがオススメです。

そしてランチ+次の紅葉スポット、谷川岳にむかうべく、国道17号を相俣で左折、水上へ向かいます。
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恒例の紅葉ツーリング、今年は色づきが早いとの情報があり、例年より1週間前倒して行ってきました。

初日土曜日は定番のドラゴンドラ+田代ロープウェーを予定していたのですが、あいにくの雨模様、それも結構本格的な降り。紅葉は光線が大事なので見送り、天気が良さそうな魚沼スカイラインへ。
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塩沢側は見頃でしたが、六日町側はまだまだでしたね。その分車も少なくて走りやすかったですが。
魚沼スカイラインはこれからが見頃だと思うのでオススメです。

昼食は越後湯沢駅前の「魚沼キュイジーヌ むらんこっつぉ」へ。季節感を大事にするお店なので魚沼の秋の味覚はきのこ、ということで「越後もちぶたのきのこ炒め定食」と「魚沼くのこ定食」を頂きました。
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このお店は何と言ってもお出汁。どのお料理も上品な薄味の中にシッカリと旨味がでて素晴らしいです。

そしていつも素晴らしいのがデザートプレートのケーキ。
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味、歯ざわり、口溶けのドラマとハーモニーがある、東京でもトップクラスのスイーツが楽しめます。食事のデザートではなく、単独のパティスリーとしてもっと色んなケーキを楽しめることを期待します(階下のカフェで頂けるのはチーズケーキやロールケーキなどシンプルなものだけなのが残念)。

夜は「街道の湯」で一風呂。ここはいつも季節にあったアレンジメントがとても綺麗です。
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そのままの「うらじろ」で夕食。定番の「パットガパオ」
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最近はいろんなタイ料理のお店でもメジャーですし、缶詰めなんかも出てきて手軽に楽しめる料理になってきましたが、ここのガパオが最高ですね。

天気が悪くてパスしたドラゴンドラの紅葉ですが、訪れた人の話だと、霧の中に薄日が差した紅葉もなかなか綺麗だったそうです。

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1日サボりましたが続きの更新です。

二日目もランチは蕎麦。たまには新規開拓ということで、食べログで3.5の「田畑屋」さんへ。17号線沿いにも関わらず素通りしていたので、小さいお店かな?と思っていたらさにあらず。
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広い駐車場もいっぱいの人気ぶり。順番待ちのお客さんも沢山ですが、席数もあり回転も良いのでさほど待たされませんでした。
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天ぷら蕎麦にしようか?とろろ蕎麦にしようか?悩んだ末に、天ぷら蕎麦にとろろ単品付けました。とろろ蕎麦に天ぷら単品付けるより安いのは何故だww
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青みがかった蕎麦はつなぎにふのりを使ったへぎ蕎麦ですが、香りというよりコシと喉越しを楽しむタイプです。この手の蕎麦はあまり噛まずに楽しみたいもの。その点とろろとの相性は抜群でした。お値段もとてもリーズナブルで、お店の人気の高さにも納得です。

お腹を満たしたら心も満たしたいもの。かねてから寄ってみたかった「今泉記念館」2Fの棟方志功コレクションへ。
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「道の駅南魚沼 雪あかり」の併設なので、買い物のレシートを提示すると400円で鑑賞できます。棟方の代表作「二菩薩釈迦十大弟子」など40点以上の版画、肉筆画の常設展に加え、当日は企画展として葛飾北斎、川瀬把水、吉田博の近世近代の版画作品も展示されており、こちらもかなりリーズナブルに美術鑑賞が堪能できます。

そして、お腹と心のどちらも満たせるのがスイーツ。こちらも新規開拓「パティスリー スフェール 丸屋」さんへ。
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店内と裏手のテラス席でイートインも可能です。
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頂いたのは、「モンテリマール」
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「マリアージュ」
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「モンテリマール」はハチミツのムースにナッツの歯ざわりとフレーバーがいいコントラストになっていますし、「マリアージュ」は酸味の後に甘みが遅れてやってきます。どちらもきちんとした「味のストーリー」が感じられる美味しいケーキでした。強いて言えば、ベースになっているのがスポンジでなく、サクサクしたビスキュイの方がより全体のムース感とのコントラストがでてさらに良くなったのではと思います。しかしながら、味も雰囲気も「ある水準」をクリアしたパティスリーが南魚沼地域に初めて登場したのは間違いありません。

毎年夏や紅葉の時期に訪れる湯沢、南魚沼ですが、稲の収穫期は初めてかも。黄金色に輝く田んぼがとてもキレイでした。
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今年を逃すとしばらく無いというシルバーウイーク。南魚沼方面に行ってきました。1日遅れで更新してます。

私は父は江戸っ子、母は長野出身だけに蕎麦が好き。関西に出かけても美味い蕎麦屋を探すくらい好きです。このブログでも度々ふれていますが、ここ南魚沼もなかなかの蕎麦どころです。

八海山酒造が運営する「魚沼の里」にある人気店「そば屋 長森」に行ってきました。
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こちらは以前から人気店でしたが、今回は1時間待ち!以前はこの長森と売店くらいの施設だったのですが、スイーツのお店やうどん屋、一般開放されている社員食堂と施設が増え、このエリア有数の人気スポットになってきているようです。

お腹が空いて1時間も待っていられないので、「お菓子処 さとや」へ。

妻は「純米吟醸アイス」、私は「甘酒のジュレ」をいただきました。
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どちらも、酒粕の香りとお豆の甘みがマッチしていて、米どころ酒どころならではの美味しさ。特に「甘酒のジュレ」はアルコール分ゼロなので、ドライバーやお子様にもオススメです。

そして満を持して「そば屋 長森」へ。今回はちょっと趣向を変えて「鶏せいろ」をチョイス。暖かいツユに冷たい蕎麦そばのコンビネーションにつられました。二八蕎麦かつなぎにふのりを使ったへぎそば=田舎蕎麦が選べるのですが、私は蕎麦の香りが立っている方が好きなので田舎蕎麦をチョイス。
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鶏肉だけでなくつくねも入っていて、ふんわりとした食感が素晴らしい。ツユは鶏の脂の旨味が効いていてとても美味しい!ツユがよく絡む細切りの二八蕎麦の方が良かったかも〜。次回は二八で頼もうと思います。


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三連休は遠出はせず、近場で食べ歩きをしたり、ボクスターの洗車やMacのメンテをして過ごしました。今回はグルメ編です。
まずはいきなり!ステーキ
最近流行りの「美味いくて安いけど立ち食い」という業態ですね。いただいたのはサーロイン。
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1グラム7円という価格は安い気がしますが、200グラム以上からのオーダーなので、セットでライスとかワインとか頼むとそれなりの出費になりますが、確かに美味い!脂の甘みがたまらんです。

立ち食いでガッツリ肉なので、食後は座ってコーヒーが欲しくなります。隣で喫茶店を開業すると儲かると思います(笑)

翌日は西荻ビール工房

こちらは自家製(本当にお店の裏手で醸造している)ビールを飲ませてくれるお店です。いわゆるクラフトビールは一般的にはちょっと高いイメージがありますが、こちらのコンセプトは「設備投資を抑えて価格を抑える」だけあって、ハーフ235mlで300円台が中心で、自家製ならではの個性的なビールを気軽に楽しめます。
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フードメニューもけっこう力入ってます。バゲットとディップ。
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そしてホットサンド
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いずれもビールの添え物の範疇を超えており、昼から夜まで存分に楽しめるお店ですね。
また行きたいです。

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マイルが貯まったので、というか3月で期限が切れるマイルがあったので、今年も行ってきましたニセコ!今年は特典航空券ではなく、ジャルパックのツアー代金をマイルで払うことにしました。この方がトータルでお得です。また、50%ですがマイルもつきます。
昨年の反省を鑑みて木曜日夜羽田を発ち、札幌で前泊しました。
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札幌は何度か訪れていますが、時計台は初めて見たかも。

宿泊先は「ロイトン札幌」
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札幌到着が午後11時を回っていたので、本当に寝るだけだったのが惜しい立派なホテルでした。
朝食の卵はその場で調理してくれるスタイル。
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札幌は一度しかっり遊びに来たいなあ。

今回の宿泊先は、やはりパウダーエリアへのアクセスを考慮すると東山改めビレッジでしょう、ということで「ザ・グリーンリーフ・ニセコビレッジ」旧ニセコ東山プリンスの本館ですね。

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うーん、部屋といい館内のレイアウトといい見覚えがある…志賀高原プリンスの東館だ!たしか東館を作る時にニセコ東山プリンスを手本にしつつ、地元の旅館に配慮して客室を半分にしたって「極楽スキー」に書いてあったような…
部屋はゲレンデビューじゃないけど羊蹄山がくっきり。苗場はゲレンデビューがナイターがキレイだし、反対側は駐車場ビュー(笑)だけど、ニセコならこっちが嬉しいかも。
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ニセコビレッジは今年から「ショッピング&ダイニングエリア」がオープンしました。
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昔の街道の宿場町をイメージした町並みに、ショップとレストランが並んでいます。海外からの観光客にもたまらないでしょうし、物足りなかったビレッジエリアのランチの選択肢が増えるのは嬉しいです。
今回はアジアンタパス&バー「トゥスティックス」で2度ランチを頂きました。春巻きが美味しかったナシゴレン。
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ゲレ食と思ったら大間違いの本格的ミーゴレン。
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そしてマレーシアの伝統料理、ココナッツミルクで炊いたご飯と辛旨のペーストのナシラマク。
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いずれも「ゲレ食」のイメージを覆す本格的な美味しさです。値段はどれも1300円程度。東京と同じレベルの食事ができる。やっと日本のスキー場もここまで来たかと思うと感慨深いです。外資系ですけど。
赤を基調にした内装にスキー場の古い写真やポスターをあしらうなど、インテリアも素敵です。
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「ショッピング&ダイニングエリア」には他にもお店がありますが、エスニック好きなもので、2日通ってしまいました。

他のエリアでも色々新しいお店でランチしました。

札幌で行列ができるほどの人気店「森の間カフェ」がニセコに出店。ヒラフの坂の途中の「iGATE IKEUCHI」にあります。ゲンレデ外のヒラフの街中ですが、最下部のファミリーリフトやシャトルバスの「ヒラフ十字街」バス停からも近いので、ゲレ食としても十分いけます。
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いままでロケーション的に行きづらかった「ミルク工房」がヒラフエリアに進出。ホテルニセコアルペンの1Fにカフェがオープンしました。
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このお店限定の「カスタードプリントースト」はシンプルながら牛乳の美味しさが凝縮されていてさすがの味わい。「堂島ロール」が好きな人はきっと好きです。

肝心の滑りの方は、悪天候に悩まされた昨年に比べればちゃんと滑れました。ディープパウダー、というわけではありませんでしたが、そこそこ当てましたのでまあ満足ですね。

今回、何より驚いたのは…「スーパーステーション」コース(旧称リミテッド1)の入り口までロープトゥが設置されていたこと!!ここからスタートすれば、「ゴンドラ1本分すべて非圧雪」という夢のようなゲレンデなのですが、いままで(東山ゴンドラ運休後は)ハイクアップしなければ滑ることはできませんでした。ここにロープトゥがあればまさに「鬼に金棒」最強のパウダーエリアになります。

滑走初日の金曜日には見当たらなかったので、土休日限定なのかもしれません。アクセスしやすくなった分、荒れるのも早くなった気がするので、このコースに隣接する「水野の沢特別管理区域」を滑走するための「深雪安全滑走プログラム」を次回は受講してみようかと思います。
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このプログラムについてについてはこちらのブログが詳しいです。

そして、ここの傍らで放置されていた山頂のレストランが改装されて「The Lookout Cafe」として復活してました。
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苗場でも休眠施設を復活させていますが、お金の掛け方が違う。
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もちろん価格も違う。サービス料とります。コーヒー1杯900円です。
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ニセコは滑りもさることながら、やっぱり夜です。まずは安定の「Bang Bang」。
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白子焼き
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納豆のはさみ揚げ
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焼きトマト。などなど色々頂きましたが、今年はちょっと控えめに。というのも、昨年見送った屋台村に行きたかったから。せっかくなら個性的なお店で、ということで安心の(?)ハラール認証の「タージマハール」をチョイス。
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タンドリーチキンと野菜をナンでくるんだ「タージロール」を頂きました。
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もちろん味は本格派。こんな多様性もニセコらしい。エスニックな味を頬張りながら街を徘徊する…ニセコの夜の楽しみがまた一つ増えましたね。

そしてもう1軒おススメしたいのが「The Niseko Supply Company」。旧「阿武茶」の建物ですね。
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こちらはパンとチーズフォンデュがウリのお店です。
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チーズがたっぷり!具のボリュームもたっぷり。日本人の標準的胃袋にはかなりヘビーですが、チーズのコクの深さはさすが北海道。一部日本語メニューが無いなど、敷居が高いと感じさせますが、日本人スタッフはもちろん、外国人スタッフも漢字が書けるほど日本語堪能なので安心です。人気店なので予約がオススメです。

しかし好い事ばかりではありませんでした。年末に買ったばかりのiPhoneケースは北海道の寒さに耐えきれずフラップがちぎれてしまいました。
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塩ビ製品は寒さに弱いのでしょうがないですね。ベルクロやチャック部分は健在なので防水ケースとしては問題なく使えるっぽいです。そして長年フリースキーの相棒だったReismのLAFが…
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まるで今流行りのロッカースキーの如く反ってることに気づきました。おそらく年末に苗場の男子リーゼンコースのコブで曲げたのだと思います。どうりで滑りにくいわけだ…

そして東京に帰る最終日。前日からつづいた悪天候で新千歳初の飛行機は欠航や遅れが相次ぎました。前後の便が欠航となる中、搭乗予定の便は飛ぶのか?飛ばないのか?と不安を抱きつつ、大混乱の空港内で比較的空いていたという理由で選んだ「北海釜めし ふく亭」が大ヒットでした。
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北海道ならではの海鮮の釜飯にバターをのせた「バター釜飯」が美味しい!海鮮とバターという組み合わせは「?」と思うかもしれませんが、これが絶妙。しばし欠航の心配を忘れる美味しさでした。

いろいろとトラブルはあったものの、滑りでも食でも泊まりでも満足度の高いスキー行でした。そして、その費用の大半はマイルで賄えたのですから、マイル乞食にさらに拍車がかかりそうです。

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さて、恒例の紅葉ツーリング。今年は2回にわけて行ってきました。

まずは10月の初旬、八海山にいってきました。時季的に早すぎかなぁと、あまり期待せず山麓に到着。色づく山頂を望みながらロープウェーに乗車。
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山頂に到着すると、想像以上に紅葉が進んでいて驚きました。
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八海山は周囲に高い山が少ないので、展望台の眺望は素晴らしいです。晴れていれば佐渡島も見えるそうです。
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八海山=スキーのイメージだったのですが(実は滑った事がない)、紅葉スポットとしてもなかなかです。次はピークの時季に訪れたいものです。

そしてランチは、以前から気になっていた「欅亭」さんでランチを頂きました。
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こちらは洋食屋さんなのですが…看板メニューの一つがなぜか「のどぐろご飯」。鯛の炊き込みご飯ののどぐろ版ですね。
意外にも1人前からオーダーできました(のどぐろは半身になってしまいますが)。
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予想に反して1人前からオーダーできたので、もう一品は洋食を選びました。意外な組み合わせで選んだ「和栗と季節野菜のトマトソーススパゲティ」
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のどぐろご飯は、出汁の風味があっさりとしてクセがないのどぐろの白身と引き立て合っていて、なかなかの美味。次はもっとたっぷり頂きたいですね。スパゲティのほうは、和栗がこんなにトマトソースにあうというのは新発見。型通りでない新しさを感じます。他のメニューもぜひ頂いてみたいお店でした。

そして第2回目は10月の終わり、苗場へ。紅葉営業のドラゴンドラに乗ろう、と思ったら驚いた!駐車場が半分以上埋まってる!最近スキーシーズンでも珍しいです。
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聞いたところでは、紅葉営業開始以来最大の来客数だったそうです。

ドラゴンドラ山麓駅行きのシャトルバスは大行列だったため、逆をついて田代ロープウエーから乗車する事にしました。結局こちらも長蛇の列。無料で振る舞われていたきのこ汁を頂きながら乗車を待ちます。
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田代ロープウエーは高さ230m(日本一)から眺める景色の雄大さが魅力ですね。
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そして山頂駅からドラゴンドラへ。こちらは長さが日本一。
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紅葉を間近に眺められるのは、山肌にそってはしるゴンドラならではですね。
先ほどの田代ロープウエーからは逆の方向から二居ダムと紅葉を眺める事が出来ます。水面の緑と紅葉の素晴らしいコントラスト。
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そしてランチは、こちらも以前から気になっていた越後湯沢駅近くのお蕎麦屋さん「しんばし」へ。
2人前のランチでおススメになっていた3品を注文。まずは半へぎそば。
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そして「小舞茸天」
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お店の名物「にしんの煮付け小皿」
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いずれもかなりのボリュームです。特に「小舞茸天」の舞茸はデカイ!分厚い!こんな舞茸食べた事ない。もちろん味も「これぞ舞茸」という濃厚さです。お腹を空かせておくことをおススメします。

新たな紅葉スポットともに、新たなグルメスポットも発見できた有意義なツーリングになりました。
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ブログネタ
GWに撮った思い出の一枚を見せてください! に参加中!
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GW後半の苗場エリアでは、GW前半には影も形も無かった桜が見事に満開。その一方でロープウェイを降りるとこの冬景色。
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春と冬が同時に楽しめるこの時季は、苗場最上部、筍平ゲレンデでの苗場スキースクールのポールトレーニングに参加するのが恒例でしたが、昨年は都合で参加できず、今年は2年ぶりの参加になりました。

一時春スキー期間の営業を取りやめていた苗場ですが、昨年からスキー場、プリンスホテル共に週末限定でGWまで営業しています。
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緩斜面をしっかりスノーセメントで固めたバーンは、シーズンの終わりに滑りのイメージを高め、来シーズンへの課題を確認するにはピッタリです。また、ポール初心者の方にもピッタリだと思います。
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初め2日はいい天気で、このまま行けるか、と思ったのですが、トレーニング最終日はあいにくの天気。
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ガスで視界が悪いだけでなく、気温も低く、フリースを着込んでも寒い寒い。体調も悪化し、途中でリタイヤするはめに。考えてみれば、3日間、午前も午後もポールを滑り込んだのも2年ぶりなわけで、いつの間にか無理が利かなくなってるんだなあと実感しました。しかしながら来シーズンに向けていいヒントが得られたので参加して良かったです(←毎年言ってる)。

冷えた身体を温めに、共同浴場「宿場の湯」とタイ料理が美味しい併設のレストラン「うらじろ」へ。
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新メニューの「エビ味噌チャーハン」を頂きました。タイ料理らしい辛さとコクのバランスが素晴らしい!

翌日、連休最終日はポールトレーニングで掴みかけたヒントを再確認すべく田代でフリースキー。
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リフトが長いので効率よく滑走本数が稼げる訳ではないのですが、人が少なく、緩めの斜度で距離が稼げるので、コソ練にはうってつけのスキー場です。

今年のGWは曜日が悪く、イマイチだと思っていたのですが、前半と後半に分かれる事で、まるでGWが2度あったような充実感がありました。悪くないですね、こういうのも。
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前半と後半に分かれる今年のゴールデンウィーク。前半はコブ練習と美味しいお店の新規開拓で苗場・かぐらにいってきました。

滑れるスキー場が限られるこの時季、知った顔が集まりがちなかぐらスキー場。誰が来てるのか一目瞭然のtwitterつながりのメンバーがまたもたまたま集合。総勢8名!
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競技、基礎、フリースタイル、モノスキー、ジャンルと道具を越えた共通語と言えばやはりコブ。今回はめずらしく動画など撮っていただきました。俺ってこんな風にコブを滑ってるのねー


今回のメンバーには遠くはるか岡山から滑りに来ている方も。5月中旬の恒例のオフ会での再開を約束してゲレンデを後にしました。

そして苗場エリアの美味しいお店の新規開拓。フォロワーさんから教わったイタリア料理店「ラ・パーチェ」へ。こちらはホテルなのですが、レストラン営業もされています。場所は南ゲートの道向かいです。まずは前菜がわりに季節の山菜のフリットを。
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コゴミをはじめとする山菜の歯触りと苦み+ころものサクサク感…大人になって良かったなあ。
メインは鴨のコンフィ。
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皮のパリパリ感と肉のジューシー感のハーモニーがたまりません。
つづいてパスタは自家製ソーセージ、行者ニンニクとフルーツトマトのパスタ。
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モッチモッチの平打ちパスタにソースがよく絡んで美味しいです。
そして最大のおススメはピッツァ。
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パリパリ感とモチモチ感のバランスは、なかなか無いレベルです。吉祥寺辺りで「ピザ窯がある」ことだけを売りにしてるような店よりずっと美味しいですね。ニセコのエントリーでご紹介した「デルソーレ」に次ぐ美味しさです。
デザートはミントとヘーゼルナッツのジェラート。
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そういえば、ヘーゼルナッツ風味のお菓子とか缶コーヒーとか一時はやりましたが、どこに行ってしまったんでしょうね。美味しいのに。

繁忙期は宿泊のお客さんの食事が終わってからレストラン営業になる場合もあるようですが、これは苗場エリアではかなりおススメのお店ですよ。

2日間だけでしたが、かなり充実したゴールデンウイーク前半戦でした。後半は恒例苗場でのレーシングキャンプ。昨年は参加できなかったので非常に楽しみです!

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一昨年のパリ旅行で貯まったマイルでニセコに行ってきました。
前回訪れたのは2007年なので、7年ぶり4度目のニセコです。この間にホテル日航アンヌプリとニセコ東山が売却されそれぞれノーザンリゾートアンヌプリとニセコビレッジになるなど大きな変化がありました。

いままでヒラフエリア、東山エリアにしか宿泊した事が無かったので、今回はアンヌプリエリアの中で温泉が充実してそうな宿をさがして「湯心亭」をチョイス。

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建物的には結構古いのですが(例えばこんなドアノブに現れてる)
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細かい工夫で小綺麗にして、快適に過ごしてもらおう、という意図が見て取れます。
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お風呂は屋内と露天に24時間入り放題。日帰り入浴もやっているので広い休憩室もあり、なかなか快適です。特筆すべきはマッサージチェアが無料だったこと。
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ニセコと言えば外国人客ですが、恍惚の表情を浮かべる彼らを見ていると、ウオッシュレットの次に世界を驚かせるのはマッサージチェアに違いない、と思いました。
朝食も工夫をこらしてして、「楽しんでもらおう」という気持ちが感じられます。
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アメニティもビジネスホテル並みに整っていますし、交換不要と伝えれば、ソフトドリンクや生ビールの引換券がもらえます。これのおかげでゲレンデから帰るたびに風呂→ビールの鉄板コースがタダで楽しめました。
残念なのは立地の悪さ。空港からのバス停やゲレンデには送迎が必要で、ゲレンデのベースを結ぶシャトルバス(ニセコユナイテッドシャトル)のバス停も少し歩かなければいけません。しかしながら、野沢温泉などで通じる「アクセスの悪い宿ほど経営努力をしている」法則の通り、建物の古さを除けば快適で料金も手頃な良い宿だなあ、と思います。

ニセコに行く大きな理由のひとつは「食事」です。今回も定番のお店はもちろん、新規に開拓してきました。まずは鉄板の「居酒屋 Bang-Bang」ここに来なければニセコの夜は始まりません。
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まずは基本の串物をおまかせで。
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これを食べるためにニセコに来ていると行っても過言ではない!大好き!「あきあじステーキ」
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おだしが美味しい〜大人の味、大根の煮付け
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イカの一夜干し
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今回初めて頂いたのですが、これは美味い!手羽先明太子
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次は「玄天Cafe」。モンゴルの遊牧民の住まいであるゲルというテントを使ったお店。パウダーボードの「Gentem Stick」が運営してます。
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以前バックカントリーツアーのガイドの方から「いい雰囲気だよ〜」と紹介され、やっと訪れる事ができました。なにせテントなので何とも言えないユルーい雰囲気がニセコらしくてイイ!

良いのは雰囲気だけではありません。地元食材を用いた「ここでしか食べれない」ものばかり。「マグロの酒盗クリームチーズ和え」酒盗=塩辛とクリームチーズがこんなに合うとは!
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そして「北あかりのじゃがバター」
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お頭がどーんと「石狩鍋」キャベツと玉ねぎの甘みが忘れられない!
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このように東京では絶対ありえない個性的なお店なのですが、残念ながら今シーズンで営業終了とのことです。

北海道と言えば石狩鍋とジンギスカン、ということで「ニセコ草庵」へ。
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看板には「七輪ジンギスカン」とありますが、ガスです。考えてみればジンギスカン鍋を使うなら七輪=炭である必要は無く、炭で網焼きならそれはただの焼肉だろうと(笑)。
野菜、ラム、豚、鶏が60分食べ放題で1780円(だったかな?)
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ラムは追加料金で特上ラムがありますが、普通のラムで十分美味しいです。食べ放題+飲み放題もありますが、+2000円になります。たぶん外国人客の飲み方がハンパじゃないからです(笑)。肉の料と質を考えれば、食べ放題で十分行く価値ありです。

以上はヒラフエリアのお店ですが、このエリアの変わりっぷりは想像以上でした。メインストリートの看板はほとんどが英語に。店の雰囲気からみても単なる英語看板ではなく、外資が経営してる感じ。
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セイコーマートの脇には屋台村が出来ていました。テイクアウトしてヒラフの街をブラブラするなんて結構オツな感じがしますが、今回は満腹につき見るだけ。
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南アジア系のご主人がオージーの客に向かって「ノーオーストラリアドル!」なんて叫んでるのを見るとここが日本だなんて信じられません。7年前も外人だらけでしたが、ヒラフの夜はどこまで国際化するのでしょうか。

アンヌプリエリアで見つけたのがナポリピッツァのお店「デルソーレ
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水牛のモッツァレラを使ったマルゲリータとジェノベーゼを頂きました。
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モチモチ感とサクサク感が絶妙にバランスした生地が絶品!東京でもなかなか味わえないと思います。デザートは抹茶ではなくピスタチオのジェラート。
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ピスタチオらしいコクがあるけどイヤなしつこさが無い美味しいジェラートでこれから流行りそうな予感です。ゲレンデから徒歩2〜3分「ここでしか食べれないものが食べれる」ゲレ食かくあるべし。今回最大のヒットでした。もちろんディナーも営業しています。クレジットカードは使えないので注意。

食べ物の話ばかりですが、滑りの方はちょっと計画の甘さと天候に恵まれずイマイチでした。初日は到着が午後3時を過ぎたので滑れず。2日目はまずまずの天気でアキラ板もついにニセコ上陸を果たしましたがゲレンデ下部では暖かいほどで、これでは何のために北海道に来ているのか。
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3日目は…自分の足元しか見えないような濃霧!昼前に一瞬晴れましたが本当に一瞬、1本滑ったら今度は立っていられないほどの猛吹雪でリフトが止まってしまい、2日券買って損しました。
4日目はまずまずの天気。昨日からの降雪にパウダーを期待しつつ、山頂エリアへ。
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アンヌプリエリアの山頂付近はゲレンデマップでは非圧雪エリアではありませんが、実際には西寄り側は非圧雪。ここでまず軽めのスネパウを頂いてから東山エリアへ。時間がないので旧ゴンドラ駅へのハイクアップはせず、「みそしるコース」(旧リミテッド3)へ。
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時間の許す限り、この辺りをリフトを使ってコンパクトに攻めようかと思ったのですが、リフトが遅くて長いことをすっかり忘れ、2本目で時間切れ。結局3泊4日の行程で滑れたのは1日半だけでした。

過去を振り返ってみても、ニセコでの滑走日数19日中、満足行くほどパウダーが攻めれたのは6日程度でしかなく、一方、強風でリフトの運行が制限されたのが3日ありました。ニセコで滑るなら天候リスクは考えないとダメですね。滑るチャンスを増やすためには札幌か小樽で前泊が必須ですし、帰りの飛行機はできるだけ遅い便にした方が良いです。リフト券は、1日辺りの単価が安くなる5日券ならまだしも、2日券で1日リフトが止まったら目もあてられません。
そして最大のリスク回避策、それは「滑り」以外の目的を設定する事ですね。今回、温泉と食事が充実していなかったら相当ガッカリなスキー旅行になっていたに違いないでしょう。

訪れる時季も要検討かもしれません。いままで4回ニセコを訪れましたが、滑り的に満足だったのは滞在6日中6日すべてパウダーを当てた1月初旬の1回のみ。それ以外はすべて今回と同じ1月の後半で「スカ」を引きました。確かに1月の後半はクリスマス寒波やら正月の寒波が一息つく中だるみの時季であることが多い気もします。

とまあ課題の多かったニセコ行きですが、東京に帰るりJALから「マイルが貯まったよ」とメールが来ました。また近いうちに(とはいえ来シーズン以降ですが)今回のリベンジをはかりたいと思います。

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日も暮れる頃、「カーブドッチヴィネスパ」に到着。チェックインをすませると、あっというまにディナーの時間。

まずは前菜。「ハモと松茸のフリット トリュフ塩:と「八海山サーモンのスモークと白身魚のマリネ 柿とハーブサラダ添え」
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八海山サーモンは越後湯沢駅前の「むらんごっつぉ」でも出されますね。柿という和の材料にもビックリしました。

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まずは白ワイン「ミリュ・ブラン」。美味い端麗な日本酒のようなワイン。まさに上善水如、やっぱり新潟、水の良さでしょうか?

そして「色々な地野菜と天然いのししのソテー ごぼうのソース」。パリパリとした食感と、あとからふわんとくるごぼうの香りがとても楽しい。
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いよいよ魚料理。「白身魚とタラバガニのソテー ハマグリのソース 黄柚子の香り」 。柚子の香りに、この旨味は何〜あ、ハマグリか!これは初体験の美味しさでした。
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お口直しの「フルーツのグラニテ」
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肉料理にむけて赤ワイン「カベルネ・フラン」。変な表現ですが「ボウモア」のようなシングルモルトウイスキーを彷彿とさせるスモーキーな香りが際立つワイン。ちょっとワインの固定観念が壊れました。こんなワインもあるのか!
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妻は「新潟和牛テールの赤ワイン煮込み」
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私は「和牛フィレのステーキ レフォールソース」レフォール(西洋ワサビ)のピリッとした刺激がお肉と良くあいます。
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楽しかったディナーもそろそろエンディングへ。スタッフがサーブしてくれるフロマージュ。私はブルーーチーズが好き。
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そして最後は「洋梨のコンポート」
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口直しを挟むようなフルコースってすごく久しぶり。落ち着いた雰囲気のお店に、地元の食材を使ったここでしか食べれない料理、やはりここでしか飲めない個性的なワインの組み合わせは、長い距離をドライブしてでも体験する価値がありました。
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もう先月のことになってしまいますが、今年は紅葉ツーリングをちょっと遅らせて、最近テレビ等で注目されている新潟のワイナリー「カーブドッチ」に行ってきました。まさか飲酒運転で新潟から帰ってくるわけにはいかないので、併設の宿泊施設「ヴィネスパ」にも泊まってきました。

まずは新潟市内にて腹ごしらえと紅葉見物。ランチを頂いた「廻鮮 鮨乃介」はこういっちゃ何ですが見た目も会計も街道沿いの回転鮨屋さんですが、これがなかなか美味しい。
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特に炙りサケトロ(画像真ん中)が脂たっぷりでトッピングのバジルとの相性も絶品でした。さすがは港町。
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そして紅葉は「旧斎藤家別邸」へ。斎藤家は海運や交易で財を成した新潟市の名家で、迎賓館として使われていた別荘を新潟市が購入し、一般に公開しています。
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砂丘の起伏を利用した庭園が素晴らしい!
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また歴史ある建物の窓越しの眺めが美しいこと。これが自分の家だったらどんなにいいか。
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紅葉はちょっと早かったですが、十分に美しい!
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こういう素晴らしい物をみると、やはり文化の発達や成熟には格差という物は必要なんだなあと思います。かといって格差があるままではこの素晴らしい眺めを我々は見る事も知る事も出来なかった訳ですが。

素晴らしい文化を編み出した新潟の歴史に思いを馳せつつ、日本海夕日ラインを西へ。いよいよカーブドッチに向かいます。
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例年初夏の恒例行事だった江ノ島ツーリングですが、しらすの旬は秋だ、ということで今年は秋に行ってきました。

やはり「これから夏が来る」初夏よりも、「夏は終わった」秋の方が江ノ島近辺の道も空いており、ちょっと早く到着。焼く時の「キュ〜」という音にやや残酷さを感じるタコせんべいなどいただいて時間調整。右がたこ煎餅、左はくらげ煎餅。くらげが甘くて意外に美味しい。
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さて、江ノ島の入り口近くに「江の島アイランドスパ えのすぱ」という、レストラン、温泉、スパを備えた大人のリゾート(笑)施設があります。その微妙な時代遅れ感と、「お金がかかりそう」「混んでそう」という先入観で素通りしてきたのですが、なんと「日曜日は小学生以下お断り」ということが判明したので、寄ってみました。

結論から言うと、けっこう良いです。清潔にきちんとメンテナンスされてますし、水着着用のスパエリア(いわば露店温水プールなので冷たくはない)からは遠く富士山をのぞむ素晴らしい眺望が楽しめます。館内は撮影禁止なので、えのすぱ直下の護岸からの写真。基本これと同じ景色が楽しめます。
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季節外れのせいか、混雑がないのも良かった。この手の施設で日曜日に「小学生以下お断り」=家族連れもお断りというのは英断だと思うのですが、やはりこの静かさが満足感につながってます。
入場料は2650円(夏季は+500円)で、日帰り温泉だと思えば高い!ですが、内容から考えれば不当に高いわけではないと思います。

課題は食事でしょうか。スパエリアのスナックは貧弱だし、最上階のレストランは立派っぽいのですが、高級西欧料理1点張り。大人=高級西欧料理というのもいったい何時代なのかと思いますが、途中退場は出来ないので事実上それしかチョイスがありません。「生しらすが食べたい」と思ったら施設を出るしかなく、食後にまた温泉…というのは無理です。途中退場を認めないなら、和食等のチョイスを増やして欲しいところです。

新江ノ島水族館につづいて意外に面白いスポットを発見できたのは収穫でした。こんどはもう少し暖かい時季に訪れてみたいです(温水とはいえ水から出ると寒かった…)

そして本来の目的、秋の生しらす。今回は
貝作さんにて二食丼。確かに初夏より甘いかも!
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こちらのお店は席数が多く、回転が良いので、行列になっていても意外と早く食べれるのが良いですね。

江ノ島は東京から近いし、第三京浜+横浜新道なら高速代も安い。水族館もスパもある。美味しい物もある。海水浴やマリンレジャーに興味が無い私でもけっこう楽しめるエリアですね。
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今回の旅行では、ブリュッセルに1泊2日しました。その間にパリ以上の美食の街といわれるブリュッセルを満喫しました。あまり「ハズレ」は無かったので、★の数でなく、ジャンルごとにご紹介。

ベルギー料理は、地理的にも近いフランス料理の影響が大きく「ベルジアンフレンチ」と呼ばれるそうです。また日本名でフライドポテト、英語でフレンチフライ、も本家はベルギー。戦後にフランスに駐留していたアメリカ兵が持ち帰って広めたため、フランスの物と誤解されたのだそうです。

マネケン★★★(文句無く美味しい!)
ブリュッセルの中心、グランプラスの近くにあるパブ。日本にあるベルギーワッフルのマネケンとは関係ありません。日本人スタッフはいませんが、日本語メニューあり。店内はいかにも歴史のありそうな感じです。
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ここでいただいた「白ソーセージと黒ソーセージ、マッシュドポテトとアップルソースの付け合せ」が超おススメです!
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この黒ソーセージというのが、別名ブラッド(血)ソーセージといって、家畜の肉だけでなく血も使ったソーセージなのですが、これが美味い!ちょっと今まで食べた事の無い美味しさです。付け合わせのリンゴのコンポートみたいなもの(画像で言うとソーセージの右)との組み合わせも絶妙!日本ではあまり見かけませんが、ヨーロッパ各地ではその土地ごとの血のソーセージがあるようです。どう考えても鮮度が大事そうなので、ヨーロッパで出会ったら是非食べてみてください。

レ・ブリジッティヌ★★★(文句無く美味しい!)
グランプラスから少し離れたノートルダム・ド・ラ・シャペル教会のすぐ脇にあります。こちらもやはり重厚で歴史を感じさせる店内。日本人スタッフはいませんが、日本語メニューはあります。
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べルギーの伝統的な料理「牛肉のビール煮」がおススメです。お肉の美味しさの表現で「柔らかい」を使うのはバカなグルメレポーターみたいでイヤ(柔らかい=美味しいなら、スポンジでも食ってろ、と思う)なのですが、柔らかくふわっとほぐれるお肉から美味しさが溢れてきます。
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この2店はブリュッセルに行ったら是非行くべきお店です。予算的にも2品(ボリュームがあるので、2人ならこれで十分)+ビール2杯で、45~50ユーロなので、安くはないですが、バリューフォアマネーだと思います。

本場のフレンチフライもとい「フリッツ」★(普通に美味しい)
これは街じゅうのいろんなところにあるスタンドみたいなお店で売ってます。
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まあ、イモのフライなので、それ以上でもそれ以下でもないですが、タイプとしてはマックのポテトのような細くてカリッとしたタイプではなく、太くてホクホクしたタイプです。やはり地元の名物ですから、ブッリュッセルに来たなら食べておきましょう。


ベルギービール★★★(文句無く美味しい!)
ベルギーと言えば、ベルギービール。毎年行われる「ベルギービールウイークエンド」にはタッチの差で参加できなかったのですが、いろんなお店でいろんな銘柄を頂きました。大体一杯5ユーロ弱くらいが相場みたいです。
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いろんな材料やフレーバーのビールがあって、とても楽しいですね。日本も最近は各地の地ビールが増えてきてますが、まだまだですね。そんないろんなベルギービールが楽しめるのが、
ア ラ ベカスというビアカフェです。
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パリの「シャルティエ」と同じように、建物の中庭部分に路地があって、その奥にあるお店です。
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創業はなんと1877年だそうです。歴史を感じさせる店内。
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こちらでしか飲めないランビック ドウスLambic douxというビール。陶器のピッチャーで出てきます。フルーティですっきりした味わい。
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ユニークなグラスでいただくパウエルクワックPauwel Kwak。
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基本的にどれもアルコール度数は高め。ちょっとづつ色々飲みたいときはお試しセットもあります。
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ビールだけでなく、食事も美味しいらしいのですが、いろいろ食べ過ぎでお腹いっぱいだったので、レポートはありません(笑)
個性的で楽しいベルギービール、じつは日本でも「ベルギービールウイークエンドジャパン」が各地で開催されるので、足を運んでみてはいかがでしょうか。


ベルギーワッフル★(普通に美味しい)
ベルギーと言えばベルギーワッフル。日本でも一時流行しましたねえ。本物の「マネケン」はワッフル屋ではなく、パブですが、じゃあワッフル屋は?一番有名なのはダンドワだと思います。場所はグランプラスのすぐ近くです。ベルギーワッフルには、甘さ控えめでふんわりしたブリュッセル風と、カリッとしたお砂糖入りでモッチリしたリエージュ風があるそうですが、今回はブリュッセル風にしてみました。
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まあ、ワッフル自体そんなに凝った物ではないので、フリッツと同じくそれ以上でもそれ以下でもないですがブッリュッセルに来たなら食べておきましょう。


ベーカリーカフェ「シャルリ★(普通に美味しい)
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グランプラスとセントカトリーヌ教会の中間くらいにあるベーカリーカフェ。地元のみなさんがひっきりなしに訪れてパンを買っていく人気店です。季節にあわせていろいろなタルトがあるようです。頂いたのは日本ではちょっとみかけないプラムのタルト。
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味はまさにプラムをタルトにした感じなのでやや大味ですが、観光客むけでないリアルなブリュッセルを体感できるのでおススメです。


ベルギーチョコレート★★★(文句無く美味しい!)
ベルギーと言えばやはりチョコレート。プラリネは日本だと「高級!」って感じで1個づつ売っていますが、こちらでは量り売りです。1個あたりの値段に換算すると、日本の半額くらいでしょうか。せっかくなので、日本or東京未上陸のお店を中心にまわってみました。

フレデリック ブロンディール
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セントカトリーヌ教会の近く。カフェスペースもあるのですが、行った日はお休みだった。とにかくプラリネの種類が凄い。よりどり選んで120gで9.5ユーロ、250gで16ユーロですが、たくさん種類がありすぎて、選ぶのが大変なほど。包装もシンプルだけどカワイイ。日本ではバレンタインの時期のみ限定販売されます。
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この箱が120g入り。大体8個くらいだったので、当時(2012年9月)のレートで一つ100円ちょっとですね。

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グランプラスの近くのこじんまりとしたお店です。日本人スタッフもいます。チョコレートだけでなく、マカロンやケーキもあります。マカロンとオランジェットを購入。残念ながらマカロンは持ち帰れない(クリーム部分が機内持ち込みの規定に抵触するらしい)ので、オランジェットを職場のお土産にして好評でした。特にシトロンのオランジェットがおススメです。日本では京都の大丸にあるみたいです。(パリのデ レーヴといい、京都は恵まれてますなあ)

ローラン ジェルボー
王宮やブリュッセル公園から西に坂を下ったラヴァンステン通り、私好みの1920年代風の建物にお店があります。
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こちらはとっても個性的なお店です。柚子や生姜といった色々なスパイスを利かせたユニークなチョコレートが売りです。
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左からスイートチリ、柚子、生姜、黒胡椒です。一つ5.95ユーロ。特に柚子と生姜がおススメです。こちらのお店は日本未上陸。食べたければブリュッセルに行くしかありません。

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ブリュッセル市内にたくさんのお店がある老舗。日本でも高級イメージで展開していますが、330gのプラリネの詰め合わせが8.5ユーロなので、今回紹介したお店の中では最もリーズナブルです。
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あらためてふりかえると、2日間でよくこれだけ回ったなー。スイーツとランチでお腹いっぱいになり、ア ラ ベカスで食事ができなかったのが心残りです。時間よりも胃袋の制約が恨めしい2日間でした。

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さて今度はパリのスイーツ以外のお食事編です。やはり独断で星をつけてみました。のっけからなんですが星なしから。

★なし(正直美味しくない)

シャルティエ
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以前、パリには裏路地がないが、建物の中庭がそれに該当する場合がある、と書きましたが、このお店はその例ですね。通りに面した入り口には小さな看板があるだけで、路地を通ってお店のエントランスにたどりつきます。地元の人に愛されてきた歴史あるお店だそうです。店内もパリらしい素敵な雰囲気。
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しかし料理は…手前、チキン。焼いただけ?奥、スパゲティ。面ブヨブヨ、ミートソース肉っぽすぎ。
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注文と会計はこんなふうにテーブルクロスに書かれます。こんなところも雰囲気があって良いのですが。飲み物+2品で30.40ユーロなので気軽なお店ですね。
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このお店はホテルの近くで、出発前に「遅くなったりしたら、ここで食べれば良いや」とあてにしていたのに、料理の味がアレだったもので、けっこう困りましたね。ただ、内装や接客とかはパリだなあ〜という感じは凄くあるので、味には期待せず一杯引っかけに行くなら良いかもしれません。

シェ クレマン
パリに何店舗かあるチェーン店。シャルティエにはもう行く気になれず、オペラ界隈を歩いていて半ば行き当たりばったりに入ったお店。
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味のレベルは日本で言えばサイゼリヤくらい。隣席のアメリカ人とおぼしき若い女性はおもいっきり食が進んでいなかった(笑)。ただし、店員の陽気さはハンパ無く、観てるだけで楽しい。日本人と観るや「オキナワ〜ヤマモト〜」と知りうる限りの日本語でまくしたてる人やら、店を出る時に直立不動で敬礼する(欧州で有名な日本の軍人といえば東郷元帥?)人やら…敬礼を返さなかったのは心残り(笑)ただし値段の方はワインと食事+ミネラルウオーターで58.65ユーロなのでちょっと内容に対して割高感ありますね。


(普通に美味しい)

ブラッスリー プランタン
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オペラ地区にある高級デパート、プランタンの食堂ですね。建物のてっぺんにあるドームはこんなキレイなステンドグラスでその下でお食事ができるのですね。これは本当に息を呑む美しさです。
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お味の方は、ちょっと淡白で素材どうしのシナジーはまり感じられませんが、普通に美味しいです。デザート付きのセットメニュー、ミネラルウオーター、エスプレッソで2人で58.40ユーロ。場所が場所だけに高いですね。

チュイルリー庭園のカフェ
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ルーブルからコンコルド広場の間に広がるチュイルリー庭園の中にいくつかあるカフェ。パリなので当然ですが、サンドイッチのバゲットもしっかりした本物だし、カフェオレも美味しい〜。でもまあ日本でも食べれますね。2人で25ユーロくらいだったのでまあ妥当でしょう。

Le Restaurant
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オルセー美術館のレストラン。その名も「ザ・レストラン」。元々は駅であったオルセー美術館ですが、ここは当時の貴賓室をレストランに改装したお店だそうです。それだけに内装、特に天井画は素晴らしい!接客も高級な感じでいい気分でお食事が出来ます。
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直前にパリに行かれた方からのおススメだったのですが、その際に「料理はたいしたことない」と聞いていたのでがっかりはしませんでした。全く普通です。東京で気の効いたビストロに当たった方がよほど美味しいです。
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このワインは美味しかったですね。注文の時に「甘いけど大丈夫?」と聞かれたので、あまり期待していなかったのですが、安っぽい甘さではない芳醇さがあります。残念ながら銘柄は失念…ついでに値段も失念。でも法外に高いわけではなかったと記憶しています。


★★(印象に残る美味しさあり)

レオン ド ブリュッセル
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なぜにパリなのにブリュッセル?ブリュッセルの「シェ レオン」というムール貝をメインにしたお店が進出して来たからみたいです。パリ市内はもちろんフランス各地にお店があるチェーン店ですが、看板メニューであるムール貝が美味しいです。
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特に上の画像のムール貝のグラタンはおススメですね。値段もリーズナブル(2人でビール飲んで食事して40~45ユーロ)ですし、お店もいろんなところにあるので、観光で歩き回って疲れた時や、夜にパリに着いた時など、手っ取り早く美味しい物が食べたい時にはぴったりです。私たちも2回食べに行きました。


★★★(文句無く美味しい!)

カフェ コンスタン
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パリ7区のでもややはずれ、中心からやや離れたシャン ド マルス公園の近くにあるカフェです。今回の旅行で最大のヒットの一つでした。
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このオレンジ色のソース…なんとメロンです。エビとタルタルにメロンのソースという組み合わせは絶品!食べた事ない美味しさ!IMG_3989
こちらのチキンとホワイトソースもお互いが響き合って美味しい〜。気になるお値段はランチメニューとワインを頂いて2人で39ユーロ。そうです。ここで紹介したお店で一番美味しいのに、とてもリーズナブル!さすがに人気店らしく、ランチタイム(12:00~)はあっという間に満席になります。早めに行くのがおススメです。


美食の都というけれど…

結局「わー!パリに来た甲斐があったー!」と思えるほど美味い店は「カフェ コンスタン」一店のみでした。パリと言えば美食の街として有名ですが、どのお店も外れなく美味しい!というわけではないようです。美術館やデパート等、誰でも入れる場所にあるお店はたいして美味しくないのは東京と同じですし、何の下調べもなく飛び込むのでは美味しいお店に出会えないのも東京と同じです。いやむしろそれほど酷いハズレは少ないという意味では東京の方が上かもしれません。滅多には行けないパリで、後悔のない食事をしたければ口コミなど入念な下調べが必要ということがよくわかりました。
その一方で、どんなお店でもパンとワインは美味しかったですね。こればっかりはさすがは本場だな、と思いました。まあ、フランスから日本に旅行にきて「日本酒と炊きたてのご飯はどこでも美味しかった」と言ってるような物なので当たり前と言えば当たり前ですね。どうして東京のパンは柔らかいばかりで、シッカリした食感のパンが少ないのか?と思います。これについては、ブリュッセル編の後でまとめて書きたいと思います。
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表彰式01

軽井沢岡部杯につづき、上越国際3連戦にむけた平日合宿第2回です。結果から言うと久しぶり(2008年以来5年ぶり3度目)の6位入賞でした。

合宿初日は晴れ。緩み気味のバーンでしたが硫安はよく効いていました。雪質の違いに注意しながら、軽井沢で会得した感覚を試してみるとなかなかいい感じ。そして次の日は天気は一転して雪!昨日の緩んだ雪がカチカチに凍りつき、軽井沢を彷彿とさせるアイスバーンに!これは軽井沢で得た感覚を身体に定着させるチャンス!やってみるとコーチにもいい評価(その割にムービーで見るとあまり速くない)。


さらに土曜日からは例年一緒に上越国際3連戦に参加している大学以来の友人も参加。なかなか撮影できないフリー滑走のビデオも撮影。どうやら軽井沢での感覚がいい方向に影響を与えてくれているようです。


が、合宿2日目にトラブル発生。以前から亀裂がはいっていたハンドプロテクターがいよいよ崩壊寸前になりました。
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このまま滑って当日に完全崩壊では目も当てられないので、すぐに「タナベスポーツ」さんのwebショップに発注。無理を言って、試合前日に間に合うように前倒して出荷していただきました。ありがとう!タナベスポーツ!
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前日夜は「宿場の湯」で疲れをとり、食堂の「うらじろ」でカウトム(タイ風雑炊) をいただき前夜祭。コレも美味いよ〜。
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いよいよ当日、朝陽に映える筍山に見送られて出発。
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昨夜は苗場では雨ときどき雪でしたが、上越国際の降雪は僅かだったよう。
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この大会のバーンは年によって、硫安がよく効いてバーンが締まる場合もあれば、緩みながらもよく滑る場合、直前に降った雪が板に貼り付いて全く滑らない場合もあります。インスペをしてみると、どうも今年は「緩みながらも良く滑る」パターンのようです。
会場では、昨年も参加した「会社のスキー部の元エース」氏と再会。彼とどれくらい差がつくのか、も上達の目安になります。全体的に調子は良いので、あまり細かい事は考えず、あまりセットの難しさにとらわれ過ぎないようにスタート。


この大会は昨年から、1本目を滑り終わってもゴールに速報がでません。スタート前に、スタート付近で全クラス通しのスタートリストがでるだけです。従って、自分の順位を知らずに2本目スタートすることになります。その結果、戦略が立てられないとも言えますし、無心で滑れるとも言えます。1本目は1位から3.9秒差で7位だったのですが、もしこれを知っていたらどうだったでしょう。1位とのタイム差の少なさで、自信を持ってスタートできたかもしれませんし、あと1人で入賞だと無駄に緊張したかもしれません。

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結果としては5年ぶり3度目の6位入賞。どうしても越えられない6位の壁!ですが、タイムをよく検討すると、優勝者とのタイム差、タイム比とも今までの最高成績でした。それを裏付けるように、4〜6位の間は僅差でセカンドグループを形成しています。今までは、サードグループやそれ以下の「その他大勢の速いほう」だったので、これは大きな進歩です。正直現実的な自分の伸びしろの中でトップグループに入る=表彰台は難しいと思いますが、セカンドグループで頭をとり、上位陣の転倒などタナボタで表彰台というシナリオならあり得るかなと思います。そのためには確実にセカンドグループのトップをとる必要があります。実力が無いと運も活かせない、というわけです(実際今年もタナボタですし)。
ちなみに「元エース」氏は3位表彰台。スキー部時代、彼は不動のエース、私はその他大勢の中でも遅い方(40秒のレースで私だけ1分超えだったりした)だったわけで、こうして並んで表彰式にでれるのは感慨無量ですねぇ。

商品はTシャツとアンダーキャップ(ヘルメットの下にかぶる帽子)。3回目の入賞で、やっと「使えそうな物」をゲットしました(笑)。TシャツはXLなので、春スキーの時にパーカーの上に着るとか、ポールの時にレーシングスーツの上に着たりしよう。
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大学以来の友人も自己ベストの成績。表彰式の後はスキー場近くの「廻る寿司道楽」で祝勝会兼昼食。
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ここは廻ってはいますが、ネタは良いし、ちゃんと職人が握ってくれるし、それでいてお手頃価格(1000円あれば昼食には十分)なので、おススメです。

今年の2回の一人合宿の成果は、大会の成績もさることながら、「スキーには極意はない。必殺技もない。」ことが分かったことですね。新しいことに取り組むのは必要だけど、あくまでバランス。スキーの技術は積み木のような物で、一つ一つバランスよく積み上げていかねばならず、「これさえ練習していれば速くなる、上手くなる」ってことは無いんですね。これからも油断せず、調子に乗らず、無理をせず、無事にスキーを続け、大会に出れる事への感謝の気持ちを忘れずやっていこうと思います。

今回表彰式で改めて表彰台を眺めてみました。3位ので10センチくらいでしょうか。この10センチの高さ、遠さを実感した今年の上越国際でした。
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昨年チケットをヤフオクで落としてまで参加した「SURF AND SNOW in NAEBA」ですが、今年はあっさりチケット当選…運命とはこんなものかww

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今年のステージは昨年のようなセンターステージではないものの、「氷の世界」をイメージしたステージセットと、やはり凝りに凝った照明と完成度の高いパフォーマンスに圧倒されました。ユーミンとはいえ人間ですから、いろいろ考え悩み、試行錯誤してこのステージを作り上げているのでしょうが、いざ幕が上がればそんなことは微塵も感じさせない、あたかも絶対の自信があるかのようなパフォーマンスは何度見ても凄い。ほんとうに肝の座ったカッコいい人です。

今回のステージでビックリしたのは恒例のリクエストコーナー。ステージの上からユーミンが観客を指名、その人のリクエストした曲を歌うコーナーですが、足の不自由な父親をアテンドする息子さんかと思いきやなんと実はゲイカップル、というインパクトと人生の奥深さを感じさせる参加者もビックリだったのですが、それを吹き飛ばすサプライズが!
「じゃあ、一番後ろで両手を挙げている赤い服の方〜」
「一青窈さんでーす」
場内騒然!たしかに一青窈だ!「小さい〜可愛い〜!」の声が上がります。
彼女のリクエスト「Happy New Year」はもちろんお二人のデュエットで。
まったく異質のおふたりの声の響きあいを堪能。凄くトクしました。

年末年始の更新で「雰囲気の良い、コーヒーの美味い店が苗場から無くなってしまった」と嘆いていた私ですが、みつけました。苗場プリンス6号館ロビーフロア、以前はドラッグストアがあった場所にオープンした「SNOW CAFE」です。
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ウッディな内装にフリーライドなビデオが流れる店内。そしてドリップコーヒー…美味い!とりあえず合格です!次はケーキを食べてみよう。コブやパウダー直結の第二高速リフトとのアクセスも良いし、贔屓にしようと思います。

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すっかり年をこしてしまったパリ・ブリュッセルレポート。いよいよ本題、スイーツ編です。まずはパリから。独断と偏見で星をつけてみました。

(普通に美味しい)

ラ メゾン デュ ショコラ
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ルーブルの地下のショッピングモール「カルーゼル デュ ルーブル」のお店で購入。いわゆる日本で買う高級なショコラの味。ただし価格は6個入りで€8.00なので日本の半分程度です。特に感動無しなので中身の画像も無し。

ラ パティスリー バイ シリル・リニャック
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パリで最近人気のシェフ、シリル・リニャック氏がはじめたパティスリー。甘さ控えめで軽快な感じなので、東京のケーキみたい。それでいて東京の美味しいお店みたいな凝った味のハーモニーがあるわけじゃないので、ちょっと物足りない。パリの人には斬新なのかお店は凄く混んでいました。イタリアに行って明太子パスタを出された感じ(行った事ないですが)。価格はどちらも€4.50なので東京と同じくらいですね。
リニャック
お店はパリの中心から東側に外れた地下鉄9号線シャロンヌ駅から少し歩いたところにあります。あ、妻の後ろにいる男性、これがいわゆる「犬を連れた浮浪者」です。こうやってみると「ケーキを買っている奥さんを待っている人」にみえますが、出て来るお客に小銭をせびります。この後店員に追い払われてました。


★★(印象に残る美味しさあり)

ベルティヨンのソルベ
ソルベ
パリ発祥の地といわれるサン・ルイ島にある老舗アイスクリーム店。ソルベ、つまりシャーベットですね。いろいろな果物の味のシャーベットが選べるのは別に普通ですが、とっても濃厚なんです。例えばメロンなら、メロンの味のついた氷というよりメロンを濃縮した氷という感じですしキメも細かい感じがします。あと、メロン味がオレンジ色なのはちょっとびっくりした(考えてみれば当たり前。緑色のほうがおかしい)。

ジェラール・ミュロ
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一時期日本にも高級イメージで出店していましたようですがが今は撤退。ケーキだけでなく、パンやお惣菜もある地元密着、という感じのお店。高級店ではありません。見た目がキレイでどっしりしたいかにもパリっぽいケーキ。むしろお惣菜のほうが美味しそうだった…


★★★(これは美味い!パリに行ったら必ず食べるべき)

パトリック・ロジェ
ロジェ
パリに4店舗を構える新進気鋭のショコラティエ。こちらはレンヌ通りのお店。
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さまざまなフレーバーがあってどれも美味しいのだけれど、特に柑橘系のフレーバーのついた緑色のショコラが絶品〜!この画像の箱で30数個のショコラとその下にタブレットが敷き詰めてあって€34.00なのでかなり満足度高いです。日本語サイトもあるわりに日本未出店でオンラインショップも日本には発送してくれません。日本で食べるには伊勢丹の「サロン デュ ショコラ」等のイベントで買うしかありませんが、とても高い値段(16個入りで9660円!)がついています。

ラデュレのマカロンのケーキ
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日本にも出店しているパリの老舗。プランタンのお店で購入。日本で言えば三越に虎屋が入ってるような感じでしょうか。見た目がこんなだし、デパートに入ってる老舗ということであまり期待していたかったのですが、これが美味しい。もっちっとした食感としっかりした甘さのあるマカロンと濃厚な甘酸っぱさのストリベリーがナイスハーモニー。食べごたえがあるとてもパリらしいスイーツです。お値段€7.05は東京の高いケーキ並み。

ラ パティスリー デ レーヴ
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こちらも最近人気のお店(残念ながら?この旅行の前に京都に上陸)だそうです。上の茶色いのは、なんとエクレアです。ミルクチョコレートのエクレアをビターチョコレートでくるんであります!
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2種類のチョコレートのダブルパンチなのにまったくクドさがありません。さっくりとしたエクレアの生地(日本だとよくありますよね、喰いちぎらないと食べれないエクレア)がうまくバランスしてるのかも。美味〜。下の黄色いのは、レモンクリームをフワフワのメレンゲで覆ったお菓子。もう手で持てないくらいのフワフワ!メレンゲの甘さもレモンの酸っぱさもどちらもしっかりしていて、強烈な「甘酸っぱさ」!フワフワなのに強烈という食べたことのないハーモニーでした。
デレーブ
こちらもパリの中心からやや外れた住宅街にお店があります。こちらはメトロ9号線のリュドラポンプ駅の近くのお店。東京でもそうですが、郊外や住宅地で出店し、評価を得て中心部に進出する、というのがパリのパティシエのサクセスストーリーだとか。カフェスペースがお休みだったのでやむを得ずルーブルの前の芝生で食べました(笑)。お値段はそれぞれ€5.50と€5.40なのでちょっと高め。ケーキの相場は東京と変わらないですね。


行けなかったお店

ラ クレープリー デ カネット
サンジェルマンデプレにあるクレープとガレットのお店。行ってみたら休憩時間だった(笑)。ブリュッセルもそうだったのですが、お昼時や夕方前に休憩時間をもうけていたり、カフェスペースがお休みのお店はけっこう多いです(考えてみれば日本でも昔はそうだったような…)。クレープのように、バブル以前に日本に紹介されてあっというまに流行→定着したものって、独自進化してる疑いが強いので、是非本場の味を食べてみたかったのですが…下調べは入念にいたしましょう。


で、結局、東京のスイーツはどうなのか。

私はスイーツで一番大事なのは味のハーモニーだと思っています(さらに味が出てくるタイミングにズレ=ドラマがあれば完璧)。ただ柔らかくて甘いのはスイーツではありません。

パリのスイーツと東京のスイーツ、どちらが上、というのは正直ないです。あるのはハーモニーの違い。東京のスイーツはやはり繊細。一つ一つの材料は淡白でそれらが細やかに重なりあう感じ。パリのスイーツは、どの材料も味がしっかりしていて強烈に響き合っている感じ。でも「大味」とは違います。強いて言うなら「骨太」でしょうか。
映画に例えるなら、東京は主役と脇役がそれぞれの分をわきまえている文芸作品。パリは主役も脇役も個性がぶつかり合うミニシアター系。

こういった違いがなぜ生まれるのか…主食(ご飯、パン)と料理(おかず)の関係にも通じるものがあり、別の機会に考察してみたいと思いますが、水の硬度の違いがキーかなと考えています。

最近はシリル・リニャックのような甘さ控えめが話題になっているようなので、ただ単に甘さを控えただけではない繊細をもった東京のスイーツをパリの人達に問うのも面白いと思います。フランスやベルギーで修行した日本のパティシエたちの「逆輸出」をぜひ見てみたいです。

こんな違いに気づいたのも、やはり現地で食べたからこそ。やっぱり実際に行ってみないと分からんもんですねえ。
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今年も例年通り苗場にて新年を迎えました。
ニュースでは年末寒波とか言われていましたが、苗場はこの通り、ドピーカンの下でAKIRA痛板と妻のサロモンBBRゲレンデデビューになりました。
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初詣は例年通り浅貝宿本陣脇の十二神社にお参りしました。いままでは元日の夜にお参りしていたのですが、今年は午前0時にお参りしました。お神酒が振る舞われたりしてなかなか賑やかで驚きました。何をお祈りしたかは秘密です。
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降雪が少なければバーンは締まっているわけで、今シーズンもポールトレーニングをスタート。


結局、苗場にどか雪が来たのは結局年明け4日になってから。もちろんパウダーしっかり頂きました。


最近の苗場は「苗場キュイジーヌ ごっつぉ」と称して(どこかで聞いた気がする…)、地元食材を取り入れる等「食」に力をいれてるっぽいです。以前から美味しかった「松風」の豚汁定食も、さらに美味しくなってる気がする。こんな美味しかったっけ?
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何年か前、一度だけケーキが美味しかったものの、その後期待を裏切り続けていた第2ゴンドラ山頂駅横の「レストランプリンス」ですが、メニューも一新、オペレーションしている人も変わったっぽいので、チーズケーキを頂いてみました。
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おざなりなゲレンデのケーキセットではなく、しっかり作り込まれたチーズケーキで好感が持てます。チーズケーキって、食感や歯触りと味の濃さのバランスが肝だと思うのですが、このチーズケーキは食感はしっかりしているので、味(チーズのコクや甘さ)がもう少し出るともっと良くなる、と思いました。そういう意味では添えてあるベリーのソースをのせるとちょうどいいかも。

今シーズン残念なのは、第1ゴンドラ山麓駅下の「シュプール」=ジャクソンホール苗場店がゴーゴーカレーに変わってしまった事。ゴンドラでパウダーを喰いまくった後の深煎りのコーヒーは最高だったのですが…残念。その代わりになるか、と思い「ウィスラーカフェ」に行ってみたのですが…
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コーヒーが薄くて私好みではありませんでした。一緒に頂いたカナダNo1ショコラティエのチョコバーも、味が薄い割にボリュームはあって、まるで極太のクレヨンを食べているよう。スニッカーズの方がよっぽど美味い。「コーヒーが濃い国はスイーツの味も濃い」という私の持論がはからずも証明されたわけですが…もう行かないかも。

今シーズンは越後湯沢駅もリニューアル。レストランが増えました。
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夏にランチでお邪魔して大満足だった駅東口の「魚沼キュイジーヌ むらんごっつぉ」さんがイタリアンのお店「魚沼イタリアン ムランゴッツォカフェ」を出店!早速「魚沼きのこのアンチョビクリームピッツァ」を頂きました。
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いや〜これは美味しい!食感あふれるきのこ+濃厚なクリームにアンチョビのしょっぱさが絶妙です。
ただ、注文してから食後のコーヒーが出るまで(それも催促しないと出てこない)1時間もかかるのは、エキナカのレストランとしてはどうでしょう。発車時刻にからんでお客とのトラブル必至です。まあ、開店間もないので改善に期待しましょう。

年明けの3連休も苗場にいたのですが、ゲレンデが混雑したのは中日の13日だけ。荒天の14日はともかく、ドピーカンに恵まれた連休初日の12日もゲレンデはガラガラ。いまどき「三連休だ!目一杯滑ろう!」という人は少なくて「三連休だ!一日くらい滑ってもいいかな」というのが一般の感覚なのでしょう。

もはやスキースノボは雪国の魅力のワンオブゼムでしかなく、「スキー場に来てもらう」ではなく「雪国に来てもらう」ためにはどうすれば良いか?を考えなければいけないのでしょう。そこで大事なのはやはり「食」。「東京と同じものが食べれる」のが価値だったのは昔の話。「東京では食べれないものが食べれる」からこそお金と時間を払う気にもなります。地元食材に注目した苗場や越後湯沢の取り組みは注目に値します。これからも今回同様「美味いものは美味い!ダメなものはダメ」で取り上げて行きたいと思います。
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パリ・ブリュッセルの途中ですが、ちょっとお休みして旬の話題を。
今年も恒例の「紅葉見て南魚沼の美味い物を食い尽くすツーリング」いってきました。残念ながらお天気には恵まれなかったのですが、今年の紅葉は綺麗ですね。紅葉は天気がいい方が鮮やかに見えるものですが、曇天でもドラゴンドラからはこの鮮やかさ。
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紅葉営業で有名なドラゴンドラの影に隠れ気味ですが、田代ロープウエーも最高で地上から230mの高さからの紅葉はなかなか見応えがありますますよ。


今年は特にモミジの赤が鮮やかな気がしますね〜
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数年前に閉鎖された三国スキー場近辺の紅葉も見事とのことなので、そちらにも足を伸ばしてみました。以前は駐車場やリフト乗り場など痕跡が残っていたのですが、あらたかた撤去されており、応年の面影(といってもこじんまりとしたスキー場でしたが)はありません。それだけに人工物の無い景色を楽しむ事が出来ておすすめです。
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ここ数年、旅の目的が紅葉から美味いもの探しになっているような気もしますが、今年もいろいろ開拓してきました。
まずは猿ケ京温泉にある「三国屋」さんで蕎麦をいただきました。
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高齢のご主人が手打ちする蕎麦は、かなり蕎麦が濃いです。蕎麦の風味自体が大好きなマニア向け?それだけに蕎麦湯は美味い。
しかしこの猿ケ京温泉というところ、17号沿い以外のエリアに初めて足を踏み入れたのですが、昔ながらの射的場があったりして、昭和を通り越して戦後って感じです。実は元々の温泉街は現在の赤谷湖の湖底にあり、昭和33年にダムの完成とともにこの地に移転して来たのだそうです。その時代から時間が止まってしまっているような街でした。
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次は越後湯沢東口前の「魚沼キュイジーヌ料理むらんごっつぉ」。以前紹介した「鼎」と並んで、地元食材ならでは魅力を前面に押し出したお店です。
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今回頂いたのはランチメニュー、魚沼サーモンの炙り丼と魚沼サーモンと長芋のロースト。
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へ?魚沼でサーモン?実は八海山の名水で養殖されているニジマスです。長芋も、味が濃くて美味しいです〜。
1階はおみやげ屋兼カフェの「んまや」になっています。そこで買った「地酒ケーキ」。基本はベイクドチーズケーキですが、とってもしっとりしてて、お酒の風味が濃厚でこれは美味い!
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いつも蕎麦を食べに行く「長森」が「菓子処さとや」を併設して「魚沼の里」にグレードアップ。昨年はまだ工事中だったので、楽しみにしていました。頂いたのは「八海棒夢」と「あまさけジュレ」
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正直言ってしまうと、いろいろな素材を高い技術で組み合わせるような複雑なケーキでは、地方のお店は東京のお店には敵わないです。でも、前述の「地酒ケーキ」もそうですが、バームクーヘンとか、チーズケーキ、ロールケーキといったシンプルなスイーツは、素材の美味しさを引き出せば、とても美味しくかつ特徴のあるスイーツになる可能性があります。そんな可能性を感じる美味しい一品でした。

そして「宿場の湯」でお風呂に入るついでにかならず夕飯をいただく「うらじろ」。新作の「クンパッポンカリー」このお店は何食べても美味しいなあ。
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なんども紹介している「月夜野庭 銀の月」を初めとして、みなかみ町から南魚沼にかけての食材の豊かさと美味しいお店の多さには驚きます。「食」に関しては「地方の時代」なんだなあと思います。このパワー、ゲレ食に取り込まない手は無いですよ。安心だけのファミレス風メニューではもはや誰も満足しません。持ち込み弁当にも太刀打ち出来ないでしょう。各スキー場の奮起を期待したいですね。
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犬を連れている人は多いですね。小型犬が多いのは狭いアパルトマンでも飼い易いからでしょうか。犬種的にフランスだけにプードルとマルチーズが多いです。シーズーはメトロで一回見ただけでした。

東京だと、犬を連れて交通機関に乗るときはバッグやケージにいれますが、パリではバッグに入れないばかりか、抱きもしません。歩かせたままです。どうもそれが普通のようで、交通機関ばかりでなく、お店も同様です。ブリュッセルもそうだったのですが、これはちょっと驚きました。犬が嫌いな人っていないんだろうか?

興味深かったのは、犬を連れている浮浪者をよく見かけた事です。大型犬なら護身用とか寒い時に暖をとるとか実用面で納得できるのですが、むしろ小型犬が多く、路上に座り込みながら、笑顔で犬をなでている様子は「可愛くて飼っている」としか思えません。あの犬たちが元々野犬であれば、厳しい氷河期の自然の中で共生する事を選んだ人と犬の歴史が都会の路上で繰り返されていると考えられます。あるいは、元々犬を飼っていた人が浮浪者に身を落としてなお愛犬とともに暮らしているのかも知れません。明日への展望も持てない路上生活の中でも「守るべき存在」があればハリや生き甲斐が持てるというのも理解できる話です。聞けばドイツでも同じような光景を見るそうです。なぜ犬を飼っているのか?どういういきさつで犬を飼うようになったのか?疑問はつきません。

野良も含めてあまり猫を見かけなかったような…ペットショップも覗いてみましたが、7:3くらいで犬の方が多かったですね。
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さて今回はパリの人々について書こうと思います。
パリを歩いていて気づくのは、若者とお年寄りが目立ち、家族連れは観光客ばかりということです。
パリは厳しい建築規制によってオフィスやアパートが慢性的に不足しており、そのため不動産価格が高く、子育てに十分な広さの家を手に入れるのが難しいのだそうです。その結果、子育て世代の人は郊外に住み、中心部に住むのは単身者=若者が多いのだそうです。

■パリのファッションは「シック シンプル こざっぱり」
若い人達は、シックな色をシンプルなシルエットでこざっぱり着こなしている人が多いです。
例えば女性なら、シンプルなスニーカー+黒いスリムパンツ+ボーダーのカットソー+丈の短いグレーのジャケット、という感じです。そんな人ばかりじゃないだろう!と思われるかもしれませんが、本当です。東京のファッションの方が全然多彩だと思います。
あえて目立つのを好まず、街に溶け込みたい…まるで「自分らしさ」よりも「パリらしさ」を大事にしているかのようです。「自分はパリジェンヌ、パリジャンだ」という自意識が強いのかもしれません。

■派手なマダムたち
反対にお年寄り、特に女性は派手です。プランタンで買い物をしているような年配の女性が真っ赤なワンピースを着ていたりします。それがまた品がよく嫌味がないのです。その一方で、白いミニスカート+ジャケットから日焼けでシワシワになった肌を露に街を闊歩するマダムも見かけました。やはりヨーロッパでは「日焼け=ステイタス」なのでしょうか(ただ、若い人には日焼けしている人は少なく、薬局には美白をすすめるポスターもあったので、少しづつ意識が変わっているのかも)。もちろん、日本同様に地味なお年寄りもいるのですが、どうも元気がなく老け込んでいるように見えてしまいます。
ということは、パリの人達は、ある年齢になると、「そろそろ派手な色を着るようにしないと老けてみえる」と気づき、着ている物の色を変えるのでしょうか。それが何歳くらいなのか?なにがきっかけなのか?気になる所です。前述の通り中年層が少ない街なので、今回はそこまで分かりませんした。

■キマってるビジネスマン
欧州のビジネスマンたちはネクタイをしない人が多いと聞いていましたが、パリもたしかにそうでした。「急にクールビズとか言われて困ってる」日本のビジネスマンとは違って、ネクタイがなくても適度なこなれ感があり板についています。もちろんネクタイをしている人もいますが、そういう人はハンパなく隅々までピシーっとキマっています。あえてネクタイを締める事を選ぶ=相応のこだわりがあるという事なのでしょう。トレンドを追っているというよりも、ここはロンドンか?と思うほど、クラシカルさを大事にした着こなしの人が多かったです。

若者、大人、お年寄りの各年代のファッションを通じて感じた事は、「自分をどう見せるか」という意識の高さと、それがまた身の丈と合っていて無理がないことです。セルフプロデュース力と言って良いかもしれません。やはり成熟していますね。
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1週間ほど、パリとブリュッセルにいってきました。
ご存知の通り、私のオフシーズンの趣味はスイーツです。スイーツ好きとしては、やはり本場の味に興味があります。地元東京のスイーツは本場と比べてどうなのか自分の舌で確かめるべく、この2都市を選びました。
さらにこの2都市、タリスという高速鉄道で移動ができ、メトロやトラムもあり鉄道好きにもたまりません。また、いままで海外は仕事でもプライベートでも都会にはあまり縁がなく、東京生まれ東京育ちの私にとっては、他の国の都会がどんな感じなのかも興味がある所です。まずは「華の都」パリの街と人について書いて行きたいと思います。

■パリの街角はイメージ通り
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パリの街というとどんなイメージでしょうか。高さの揃ったクラシックなアパルトマン、街角にはカフェ…そんな感じでしょうか?続きを読む
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昨年まで参戦していた浦佐のスラロームが中止というかスキー場ごと廃止されてしまったので、代替として以前一度だけ参戦した事のある軽井沢の「岡部哲也スラロームカップ」に参加してきました。

前回は全体の70%くらいの順位でセカンドカットの憂き目にあい「この大会はまだまだ時期尚早。もっと上手くなってから…」と思っていたのですが、思わぬ理由での再チャレンジになりました。

結果としては、参加人数が減少していたためセカンドカットは免れたものの、惨憺たる成績でした。

バーンは一度緩んだ雪が朝の冷え込みでカチカチになった厳しいもの。硬いだろうとは予想していたものの、季節外れの降雪直後だった前回のイメージを大きく超える硬さ。セッターの岡部哲也氏いわく「硬くもなく柔らかくもなく良いコンディション」とのことでしたがいやいや、硬いですから(笑)。
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フリースキーでウォーミングアップをしながら、バーンの硬さに心理的に呑まれないように「これ位の硬さなら大丈夫」と自分に言い聞かせましたが、乗れないものは乗れません(笑)。特に昨シーズンから不調で集中して修正中の右ターンはターンになりませーん。
スタートバーを切るにあたっては、硬いバーンの1本目は身体の動きが止まって探るような滑りになりがちなので「一発でエッジングを決める」と意識しましたが、動かないものは動きません(笑)たぶんほとんど棒立ち&ド内倒のままゴール。

私よりタイムが悪い人は殆どいないようで「これはまたセカンドカットだ…」とメットもプロテクターも外してスタートリストを確認したら、55位で2本目に進出してました。

昼飯抜きでのフリースキーで右ターンに乗れない理由も見えてきてきました。そして2本目の頃には気温がやや上がり雪も緩んできて、スタート順も後ろの方なのでバーンは荒れ気味。これはむしろ苗場での練習環境に近い!順位を上げるチャンス!と意気込んでスタート。滑り的にもまずまずまとめて無事ゴール。

結果は7人抜いて48位!失格と途中棄権が4人いたので実質3人抜きですが、結果は結果、それなりに気分良くレースを終えました。

しかしながら「真ん中あたりの順位」という目標(レースのレベルの高さを考慮して控えめにしたつもり)には遠く及ばず、トップとのタイム差は実に20秒近く、比率にして30%以上、という成績はレースを始めた頃以来の酷さです。

とにかくこのレース、参加者のレベルが高いです。仮に私があと10秒速かったら、上越国際では優勝も狙えますが、このレースでは全体の半分くらいの順位にしかなりません。トップが速いだけでなく、速い人の層が厚いのです。雪質的にも参加者のレベル的にも歯が立ちません。

そして硬い雪の難しさ。柔らかい雪では見過ごしがちな欠点やクセが硬い雪では重大な結果の差になることを実感したレースでした。逆に課題の抽出には成功したわけで、上越国際への前哨戦としては良かったと思います。

レベルの高くないレースでも入賞できるかは運によるところ大なのですが、50位を40位に上げるのはそんな事はなく練習の成果がストレートに出るものです。このレース「上手くなってから出る」のではなく、「このレースで上手くなる」事を目指して来年以降も参戦しようと思います。

しかしながら今のスキー環境で同じ事をしていても、同じ結果しか得られないでしょう。幸い軽井沢は「びゅう」などのパック旅行を使えば比較的低廉な負担で硬いバーンが経験出来るので、来シーズンのトレーニング日程に組み込もうと思います。

閉会式後にやっとありつけたランチは「葉わさび蕎麦」。軽くツーンとくるのが蕎麦と良く合ってオススメです。でも野沢菜ご飯とのセットってどうなの?どんだけ菜っ葉が好きなんだと。おかず無いし(笑)
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六本木に「水戸岡鋭治の大鉄道時代展」と「メタボリズムの未来都市展」を観に行ってきました。

水戸岡鋭治さんは、主にJR九州の鉄道車両のデザインで知られてる方ですが、そればかりでなく、駅舎や商業施設、乗務員の制服、駅弁に至るまでありとあらゆる分野で活躍されています。今回の展示はその仕事の幅広さは十分に伝えているものの、個々の仕事に対する解説がありませんでした。

彼の仕事はビジュアル的な面白さだけでなく、鉄道やクライアント企業の置かれた社会的、経済的な状況を考慮した上で、徹底した顧客視点によるユーザー観察と彼ならではの旅や鉄道へのロマンティシズムから生まれるとても深淵でユニークなものなので、解説抜きの展示はちょっともったいないと思います。

「メタボリズム」とは中年太りの事ではなく、都市が経済発展とともに増殖する事です。1960年代、日本が戦後の復興期から高度経済成長へと移行する中で、爆発的に都市が増殖する事を前提として生まれた「日本発」の建築や都市計画の考え方です。

やはり「右肩上がり」を前提とした考え方なので、現代から見るとちょっと違和感を感じるのは正直な所です。とくに前期においては土地が持つ歴史やコンテクストへの配慮はなく、ひたすら構造的合理性を追い求めています。展示をみていた若いカップルが「なんか薄っぺらいよね」と感想いう感想を持ったのも仕方がありません。

ただし、増殖に対応出来るなら収縮にも対応出来るはず。必要に応じて継ぎ足しができるなら、不要になったら切り離せるはず。野放図に拡大した結果、時代にそぐわない構造を抱えざるを得ず、抜本的な構造改革ができないでいる現代の都市(というか社会)にたいする何らかのヒントが隠されているかもしれません。

また一方で、世界にはこれから増殖をする国や地域もあり、そういった地域でかつて日本の若い建築家達が行った自主トレ(メタボリズムの活動は政府や自治体からの依頼ではなく、自主的な研究発表が多い)が実を結んでいる例も紹介されています。近年は実現ベースで意欲的な提案やあっと驚く再開発が計画されている反面、こういった自主トレが目立たないのはちょっと気になるところです。

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六本木、といえばトシヨロイヅカですが、ミッドタウンではなくヒルズだったので、ラトリエ・ジョエル・ロブションでケーキを買ってかえりました。カジュアルに楽しめる本格フレンチとして有名ですが、ケーキも美味しいです(ケーキしか食べた事ありませんが)。食事のデザートの範疇にはおさまりません。左がキャラメルのサントノーレ 、右がオペラのヴェリーヌ。特にオペラのヴェリーヌは何層にも重ねられたジュレのさらに底の方に隠し味があったりして美味でした。

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国立近代美術館に「パウル・クレー展」を観てきました。

事前に「混んでいる」との情報があり、最終日でもあったので、早めに出かけてきましたが、確かに混んでましたねえ。
展示の前半は狭い通路のような会場レイアウトになっていましたし、手帳サイズの小さな作品も多いので、よけい混雑していたのだと思います。
しかしながら、作品展数も多く後半の展示は分析的で興味深く観れたので、見応えのある展覧会でした。

多くの方がそうだと思いますが、絵を観る時は、絵から離れて全体を眺めたり、顔を寄せて細部を観察したりします。そうすることで、どのようなディテールが絵を構成しているか、とか、どのようなタッチやテクニックで描かれているか、それが全体の印象にどのような役割を果たしているか、を感じ取るわけですが、いずれにせよ、細部は全体を構成する部品であるのは変わりありません。
でもクレーの絵はちょっと違う気がしました。
細部が全体を構成する手段や部品なだけでなく、別の何か独立した何かとして描かれてると感じました。ちょっとした色のぼかしも、輪郭を際立たせる効果だけでなく、そのぼかし具合自体も彼が描きたかった事のように思えたのです。だからこそ彼は一度完成した絵を切り離して別の作品に仕立てたり出来たのかもしれません。

完成した絵の切断の他にも、素描を再構成して転写し着彩して作品に仕立てたり、色彩をモザイク上に分割したりと、再構成や分解という独特の面白さがクレーの作品にはありますね。これってIllustratorやPhotoshopといったアプリを使った作業を連想させます。もし彼が現代に生きていて、Macを使えたらどんな作品をつくったのかなぁ。

彼の絵はなにか底知れぬ思慮深さを感じます。しかし彼の思考が絵に置き換えられているよう論理性を絵から感じることはありません。彼は論理でなく、絵そのもので思考していたのかもしれません。

帰りはちょっと遠回りをして、エコール・クリオロのチーズケーキを買ってかえりました。
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ふんわりと軽く、淡白な味わい。日本人好みという感じですね。
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