スキーヤーは熱扉車の夢を見るか

「オープンカーで如何にしてスキーに行くか?」に挑戦してきたスキーヤーがたどりついたホットハッチ=熱扉車ライフ。

カテゴリ: 音楽

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私は生来眼だけは良く、視力検査はいつも1.5以上。手元の細かい作業も、遠くの看板の文字も何不自由なく見えていたのですが、10年ほど前から手元にピントが合わなくなってきました。いわゆる老眼というやつですね。
目がぼやけていても読むのはなんとかなるのですが、字を書くのはどうしても雑になりがちです。また、デジカメの液晶画面もよく見えず、当てずっぽうでシャッターを切るので失敗写真の連続。

老眼鏡と言うと年寄りなイメージですが、佐野元春さんなんかはとてもスマートに扱っていて、とてもカッコいい。(画像は立教大学校友会のHPからのリンクです)
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これをマネするのはちょっと無理なので、サングラス的なスポーティなデザインの物を選びました。
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常用するわけではないので、服装に馴染む必要はなく、むしろハッキリした色とデザインの方が「これは作業用」というアピールにもなるかな、と。商品名も「リーディンググラス」と言うそうです。なるほど。

そんな「リーディンググラス」の効果はどれ程のものか、秦野イオンで行われた井上昌己さんのフリーライブにボクスターで出かけてきました。
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目が良く見えても腕が上がるわけでなく、カメラのレスポンスが向上するわけでもありませんが、確かに打率は上がってます。第一部、第二部合計70~80分程度のステージでまともな写真は2枚だけ、なんてこともあったので。

ただ、このメガネを描けているとステージなど遠くにピントがあいません。ではどうするかというと、メガネを下げ気味にかけ、手元のデジカメはレンズ越しに、ステージは上目遣いに裸眼で見ることになります。いわゆる「鼻眼鏡」のポジションでこれがまた年寄り臭い(笑)。サザエんさんの舟さんがお裁縫しているような時はこんなイメージがありますが、それには訳があったんですね。

とにかく、手元の作業の精度をあげてくれるのは間違いない「リーディンググラス」。次はイラスト作成に挑戦です。

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先週末はNegiccoのイベントに参加するために、ららぽーと柏の葉にボクスターで行ってきました。

私は基本的にライブやイベント会場に行くのにクルマは使わないことが多いです。渋滞などで時間が読みにくいですし、そもそもタイムリミットがあるような状況で運転するのはロクなことがありません。会場が都心なら駐車場も心配ですし、ライブハウスならお酒も入ります。

ただ、先日の小田原ダイナシティでの井上昌己さんのイベントもそうだったのですが、クルマを使うことも増えてきました。最近増えてきた郊外型ショッピングモールは工場跡地などに建設されていて、最寄駅からのアクセスが悪かったり、その最寄り駅まで行く路線への乗り換えが面倒だったりします。その一方で駐車場はきちんと整備され、料金も安いですね。

私が免許をとったころ(昭和61年)、今のようなコインパーキングはなく、大きなビルや商業施設に駐車場が無いのは普通のことで、クルマを停める場所を探すのは結構面倒なことでした。

道路網も今思えば発展途上でしたね。その頃の道路地図がこれです。
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都心にむかうアクセス路線は現在とほぼ変わりませんが、圏央道はもちろん、外環も首都高の中央環状もありません。海沿いに湾岸線はありますが、レインボーブリッジが無いので都心環状からのアクセスは辰巳ICのみ(大井ICは千葉方面には行けませんでした)もちろんアクアラインもありません。どこに行くにも一旦は都心環状に出なければならず、都内(特に都心は)高速も一般道も年中渋滞してました。
バブル崩壊以降、これらの問題はかなり改善されて、特に郊外から郊外に移動するならクルマは「使いやすい交通機関」になってきました。

一方、鉄道網はというと(同じ地図帳にある鉄道と地下鉄の路線図)
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まず大江戸線とつくばエクスプレスがありません。半蔵門線が東武に接続しておらず、南北線〜埼玉高速鉄道、副都心線による西武/東武と東横線の接続もありません。JRは京葉線が東京駅に乗り入れておらず、上野東京ラインや湘南新宿ラインなどの都心を跨ぐ運行もありません。

新路線の開通は郊外から都心へのアクセス線や鉄道空白地帯の解消が主で、迂回は既存路線同士の乗り入れや接続で解決しているので、乗り換えは少なくなっても「郊外から郊外に行くには都心を通る」というナンセンスはあまり改善されていません。

なんかここまで書いて「ダメじゃん鉄道」と思ったのですが、よく考えるとそんなことはなく、

鉄道と道路(クルマ)をきちんと相互補完させている。

のじゃないかと。人は鉄道、物流は道路ってことですね。ドーナツ化とか都心回帰とか色々あったり、オフィス街に商業施設が出来たりとかありますが、郊外の家から都内に通勤するという大きな構造はなかなか変えられない。そもそも人間を勤め先に集めないと人の輸送は目的が達成しません。なら、鉄道は都心都内へのアクセスを整備する。一方、生産地から消費地の物流は最終的に小口輸送への載せ替えが必要なので、地方からのアクセスをさらに都心都内に食い込ませるよりも、郊外の物流センターとそれらを結ぶ環状道路を整備する方が合理的です。

練馬から柏の葉までNegiccoのイベントに行くのに外環を使うと便利なのはそういう大きな動きのおこぼれに預かっているわけですね。

で、本題のイベントはかなり楽しめました。会場は階段(傾斜)→踊り場(水平)→階段(傾斜)→踊り場(水平)になっており、身長の低い私でも見通しのいい嬉しい設計。
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ライブ開始時刻が迫ると、不思議なことにファンの皆さんは階段部分に集中。踊り場部分は通路のように空いています。であれば階段の下側よりも、前に進んで踊り場の前端の方が近くで観れるはずで「どうして?」と思っていたのですが、開演したら謎が解けました。
メンバーが歌いながら、この空いてる通路を練り歩くんです!
まさかの苗場式!フリーのイベントでこれは凄い!
パフォーマンスも絶好調だったし、終演後の特典会ではサインの間にメンバーと少しお話しもでき、スタッフの「剥がし」も緩やかで「柏の葉は聖地」と言われる所以がわかりました。
これも私が苗場で感じた運営とファンの間の信頼関係の賜物。

ライブやイベントは基本立ちっぱなしで終わった後はかなり疲れるのですが、必ず座って帰れるのもクルマのメリットですね。

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前回のエントリーで井上昌己さんにお送りしたイラスト、10年ぶりに描いた割に上手く行ったんで描いたプロセスをメモ的に残しておこうと思います。

まずは参考にする昌己さんの画像を集めます。私が魅力的に感じるのはもちろん、らしさというか特徴がでていることも大事です。
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私の場合、画像をトレースする、ということはしません。なぜか全く似ないので。また、いきなり全体像を描こうとして上手くいかないと心が折れるので、目元や口元などとっつきやすい所からチョコチョコと空き時間に描いてイメージを高めていきます。
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いよいよ時間がなくなって追い込まれたら(笑)全体にとりかかります。目や口の形状もさることながら、配置とかバランスも大事です。うまくいくときは髪型と口元だけで似ちゃうときもあります。
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どんな表情にするかも悩みどころです。笑顔を描きがちですが、改めて画像を見直すとニッコリ笑っている画像はあまりないので、アルカイックスマイル的な表情の方がらしさが出るかなあ、とか、視線を外した方がいいかな、とかいろいろ悩みつつ、同時にネットで検索したりしてポーズも考えます。この時になんとなくフレーミングもイメージします。
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あらためて画像を参考に何度か書き直し。
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なんとかまとまってきましたが、ちょっと頭部と身体のバランスが悪い気も。ここでシャーペンの芯を水色に換えて書き直し。なぜ水色か?は後述します。

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これを下書きにしていわゆる「ペン入れ」をしますが、やり直しがきくようフリクション(消せるボールペン)を使います。フリクションの消しゴムではシャーペンの水色の線は消えないのがとても便利(今回最大の発見)。

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ここから先はMacでの作業。スキャナー持ってないのでデジカメで撮影した上の画像をそのまま使います。アドビのソフトは高いので「GIMP」(PhotoShop的なフリーソフト)に取り込んで2値化するとなんと水色の線は消えてしまいます。
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そこに彩色してイラストとしては完成。昔から彩色は苦手なんですが、Macだといくらでもやり直しが出来るので助かります。いい時代だなあ。
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何事もまずは真似から!ということで、色のバランスや肌のハイライト、陰影の入れ方は江口寿史巨匠を意識してみました。最後にやはりフリーソフトの「Inkscape」でロゴをいれトリミング、プリントアウトして完成です!(トップの画像)

あらためて10年前のイラストを見直してみると(やはり井上昌己さんを描いてます)
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このときは輪郭線もMacで描いてるんですが、上手くなってる気がする。ブランクがあった割に成長が見られるのは嬉しい限り。

次回作に向けての課題としてはまず髪の毛の表現ですね。ファッションもう少しリアリティを出したいですし、人相学的に「魅力」と言われるもののイラストにしにくい「涙袋」の表現にも挑戦したいところです。

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話は前後しますが、先週末は小田原にあるショッピングモール「小田原ダイナシティ」で行われた井上昌己さんのミニライブに出かけてきました。

ライブは13:00〜の1部と15:00〜の2部で各5曲カブりなしの全10曲。サポートはおなじみの大和田亮さんと、お初の清水永之さん。
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さりげなく衣装もチェンジ。
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新旧バランス良く織り交ぜたセットリストでしたが、お気に入りの「向日葵」と「遠く離れていたって」が久しぶりに聴けたのは嬉しかった。

今回のライブ参加の目的は歌以外にも2つあります。1つは5月に行われたデビュー29周年ライブのDVDの購入。もう1つは私の誕生日に特別にサインをしてくれたお礼をすること。書いてもらったお返しはこちらも書こう、ということで、自作の昌己さんのイラストをお贈りしました。
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あの切れ長で大きな瞳をさらに大きくして「凄い!」と言ってもらえたので10年ぶりに筆(というかボールペンとマウス)を振るった甲斐がありました!

DVDはグレードアップした我が家のAV環境で堪能しております。
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一昨年ヤマハのAVアンプを導入した我が家のAV環境ですが、音質的にはもうひと押し改善したいと思ってきました。音楽ではやや中低音の線が細いですし、映画ではセリフが聞き取りづらく、それらを補おうとボリュームを上げると結構な音量になってしまいます。

当初はフロント左右のみ2chステレオのままでスピーカーのグレードアップを考えていたのですが…安いスピーカーでも数を増すことで手軽に音質向上を狙えるのがAVアンプの本来の使い方なので、ここはセンタースピーカーやサブウーファーを追加して3.1chにした方が、費用対効果が高いのではと考え、ヤマハのNS-C210とYST-FSW050を購入しました。

機種選択の決め手はコンパクトさですね。センタースピーカーはオーディオボードに棚板を追加して、HDDレコーダーの上に、
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サブウーファーはレコードを入れていた棚にぴったり入りました!
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残念ながらレコードを一部手放すことになりましたが、売ったお金でスピーカーケーブルをΦ3.0にグレードアップできました。
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今いろいろなソースとジャンルを聴いてますが、ポピュラー系の音楽と映画については期待通りです。控えめの音量でもボーカルやセリフが聞き取りやすく、低音がしっかりして臨場感も増しました。センタースピーカーが増えた分、左右のスピーカーが自分の仕事に専念できているのか、音場に広がりが出たのは意外な効果。
もう一つ意外だったのは、ジャズやラテン系で音質向上が期待以上だったこと。なんとなくシンプルでピュアな機器構成で楽しむジャンルのイメージですが、AVアンプ+3.1chとの相性も良いみたいです。

夏休み残り数日、いろいろ観たり聴いたりして過ごします。


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「新曲」ー何となくウキウキするような言葉ですね。

このブログでもよく触れている私のフェイバリットアーティスト井上昌己さんと、箱推しのアイドルNegiccoのニューアルバムのリリースがたまたま相次ぎました。まさに「新曲」。

受け手としては新しい曲が聴けるのはもちろん嬉しいことですが、彼女たち自身や運営など送り手側はそれだけでは済まされない大変さがあるんじゃないかと思います。

Negiccoはアイドルとして異例の15周年、レパートリーはこのアルバムで100曲越え。井上昌己さんはなんと30年目に突入、200曲以上の歌が世に出ています。両者とも順風満帆にリリースを続けられた時期ばかりではありません。それでもこれだけの分厚い歴史と蓄積があり、それをファンも共有してるわけです。この歴史に新しい1ページを加えるのが新曲のリリースなら、それは真っ白なノートにペンを走らせるのとは訳が違います。

ファンと一緒に積み重ねてきた想いがあればこそ「本当にこれでいいのか?」と自らに問いかけ、その上で「この唄を届けよう!」と決断するのは相当な「覚悟」が必要でしょう。
私はそんな送り手側の気持ちに寄り添えるような聴き手でありたいと思います。

井上昌己さんの「MELODIES III」、Negiccoの「MY COLOR」いずれも「らしさ」や「原点」を大切にしながら、「おぉ!」と身を乗り出すような新しいチャレンジ溢れる期待通りの仕上がりです。ジャンル問わず音楽好きの方は是非ご一聴を。

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さて後編はついに本番の15周年記念ライブ「love my 15years at 朱鷺メッセ」ですが、せっかくの新潟を昨日に引き続き楽しみます。

鉄道が好きな人なら、新潟といえば新津ですね。新津は古くから信越本線、磐越西線、羽越本線の3路線の結節点であり、工場(現在は総合車両製作所新津事業所としてJR東日本ばかりでなく各私鉄の新型車両も生産)や鉄道員の教育機関、新潟鉄道学園が置かれていました。国鉄の分割民営化後、この新潟鉄道学園を資料館としてリニューアルしたのが「新津鉄道資料館」です。

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入場券は切符がモチーフ。入場時に係の方が入鋏してくれます。シビレる!

展示内容はかなりマニアックです。これは鉄道学園時代に車輌のブレーキの仕組みを教えた教材。ひょっとして各部が連動したんだろうか?
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なんと通信教育も行われていたそうで、こちらはそのテキストです。
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これはちょっと受講してみたい!

懐かしい国鉄時代の券売機もありました。
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子供料金のボタンを隠すフラップ!開いて押したなあ。1000円札使えなかったなあ!

屋外には車輌の展示もあります。いつもスキーで乗ってるE4系Max。
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いつものプラットホームではなく、路盤の高さから見上げるとデカイ!!同じ車輪のついた乗り物でも自動車とは全く別物だとヒシヒシと感じます。

お昼は会場近くの万代島多目的広場で開催されていた「水と土の芸術祭」で肉厚のブリの歯ごたえがたまらない「ブリカツバーガー」をいただいた後…
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JR以外の鉄道がない市内交通を支える新潟交通の「みなと循環線」に乗車。
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Negiccoをあしらった専用デザインの車両、通称「ネギバス」は車内アナウンスもNegiccoメンバーが担当しています。
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満員のファンと共に市内を一周して会場の朱鷺メッセへ向かいます。

会場限定販売のグッズを求めて物販列へ。苗場でもすごかったけど、ここもすごい!
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1時間40分並んで「へぎそばストラップ」をゲットし、持参したネギライトに装着。
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すべての準備を整え、会場へ。デカイ!天井高い!セットも凝ってる!
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ライブは新旧とりまぜたセットリストで、ちょっとしたサプライズもあり、いつも通りのゆるいMCも交えつつ、15年という歴史に新しいページを書き込んでいくんだ、という彼女たちの覚悟が感じられるいいライブでした。

ライブの具体的な内容はウレぴあ総研の ↓ のレポートに詳しいです。
【Negicco】ここから新たなステージへ! 15年の歴史と愛が刻まれた朱鷺メッセワンマンライブ完全レポート【濃密】
画像はやっぱりナタリーのレポートがいいですねえ。
Negicco、地産地消の朱鷺メッセ公演で16年目の第一歩

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先日紹介したドラ割「新潟観光ドライブパス」を利用して、結成15周年を迎えたNegiccoのライブに参加しつつ新潟観光してきました。
到着したのは金曜の昼過ぎ。平日の午後とはいえ、人影がない!万代シティの周囲なんて「今日は営業してないのか?」と心配になるほど。と思ったらみなさん暑さを避け建物の中で街歩きを楽しんでる様子。
ヒートアイランドでここ2、30年で暑くなった東京に比べ、昔からフェーン現象に見舞われてきた新潟の皆さんは暑さとの付き合い方に一日の長がありそう。都民も見習わなくては。

まずは腹ごしらえ。新潟市民の皆さんに40年以上親しまれているステーキのお店「ブロンコ」へ。いただいたのは「ステーキランチ」。
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お肉が香り高いしっかりとしたお味で、これは旨い!ランチでついてくるメキシカンサラダ(画像右上)もちょっと他にはない味わい。美味しいものが多い新潟で長く愛されているのもわかります。
デザートは近くのコンビニでやはり新潟名物のアイス「もも太郎」。
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名前は「もも」ですが、味は昔のイチゴアイスです(笑)。

本日の観光スポットは「新潟市マンガ・アニメ情報館」。200円の常設展は正直値段なりなのですが…エントランスにある昔のアニメや特撮のグッズ展示が凄い!
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ソフビやソノシート、超合金など「これ持ってたー!懐かしい!」の連続です。中でも思い出深いこの2つに再会できたのは感慨深かったです。
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ポピーの「ジャンボマシンダー」の第1弾、マジンガーZ!男の子の所有欲をくすぐる全高60センチのビッグサイズ。これは欲しくて欲しくて、向かいの青果店の息子が持ってる事を知った瞬間、涙がでて大泣きしたことが忘れられません。他人が羨ましくて泣いたのなんてこれが最初で最後かもしれないですね。
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お次は「ミクロマン」の「ロボットマン」。私の実家は自営業で問屋さんとの付き合いがあり、高額なオモチャは店頭では買ってもらえなかったのですが、なぜかこれはデパートでゲット。帰宅するなり靴下も脱がずパッケージを抱えて自室に続く階段を駆け上がり…踏み外して脛を強打!早く遊びたい!でも痛い!どうしようもない気持ちが忘れられません。
こういったオモチャたちを見ているといろんな思い出が蘇ってきて、何時間でも楽しめます。ここはオススメです。

ちょっと小腹が空いたので、新潟市内のスイーツ事情をチェックすべく郊外の「中条たまご直売店」へ。
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こちらは専用農場であさイチにとれた卵をつかったスイーツのお店。一番シンプルなロールケーキと水出しコーヒーのセットをいただきました。
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ロールケーキはクリームとスポンジのバランスがキモ、というのが持論ですが、こちらのロールケーキはそこは抑えつつ、クリームよりもスポンジに美味しさのポイントが置かれている印象でいままで経験のない美味しさでした。さすが卵にこだわっているお店です。

そして本日のメインイベント、Negiccoの原点、古町目指して再度中心部へ移動。新潟市内は車移動がとても便利ですね。高速道路と信号のないバイパスが整備されて、ストレスなく車が流れますし、何と言っても駐車場がたくさんあり、料金も安い。東京のように駐車場を探してウロウロすることもありません。実は新潟市はJR以外の私鉄や地下鉄、路面電車が存在しない唯一の政令指定都市。「地方は車が無いと暮らせない」なんて言われますが、むしろ「快適なカーライフがすごせる街」と前向きに捉えたいところです。

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15年前のこの日、古町7番町でデビューした彼女たちを祝うフリーライブとしてはこれ以上ないロケーション。アーケード街をすべて埋め尽くす大観衆…大感動のライブでしたが、私の駄文を連ねるよりも、ナタリーさんのレポートが素晴らしいので ↓ こちらでどうぞ。
「Negicco、地元新潟で15周年!古町7番商店街がNegiライトで埋まる」(音楽ナタリー)

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例年この時期にかぐらのオフ会で終えるシーズンですが、今年は場所が千畳敷に変更。それはあまりに遠いのでGWで終わり、という選択肢もあったのですが、新潟市で開催されるイベント「古町どんどん」に今年もNegiccoが出演すると聞きつけ、「Negiccoで始まったスキーシーズンをNegiccoで締めるのも一興」と思い立ち、滑り納めとセットにして出かけてきました。

みつまたゲレンデの雪が少なくなると、かつてはシャトルバスでかぐらゴンドラまでスキー客を輸送していましたが、みつまたがピスラボ(プラスチックマット)でサマーゲレンデ化されてからは廃止に。雪と似て異なる滑走感覚やウエアの汚れ、板へのダメージから評判の芳しくないピスラボを受容しないとシーズン終了間際のかぐらは滑れない、という状況になりました。

実は以前からプラスチックマットを使ったサマーゲレンデは存在し(野沢温泉のやまびこゲレンデや高萩の大心苑など)、私も何度か滑った事があります。近年ピスラボによるサマーゲレンデが話題になるにつれ「昔よりそんなに良くなったのか?」と気になっていました。
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今回、下山時にみつまたゲレンデ1本分ピスラボを滑ったわけですが…とくに昔のプラスチックマットからさほど進歩は感じられませんでした。滑りが悪い割にエッジが効かない「滑らないアイスバーン」なのは相変わらずですね。

泥が跳ねてウエアが汚れる、という話もよく聞くので、念のため重ねばきしたカッパのパンツの汚れ具合はこんな感じ。
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繰り返し滑る場合はお気に入りのパンツを使うのはやめた方がいいですね。

一方の板へのダメージですが、滑走面の穴埋め補修が全部剥がれちゃいました。
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これは結構手間のかかる作業なので、いちいちやってられないかも。

トータルに考えて、これを滑るために夏も来るか、と聞かれれば答えは「ノー」ですね。夏は夏の楽しみをしたり陸トレした方がいいな。

肝心のかぐらゲレンデは意外と雪もあり、そこそこ楽しめましたが、もはやシーズンも最後なので、あまり追い込まず気持ちよく滑れたところで終了にしました。
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滑走日数は34日。技術的には収穫が多く、有意義なシーズンでしたね。

翌日は久し振りに湯沢から関越道を北上、長岡JCT経由で北陸道へ。
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新潟の高速道路は見通しがよく空いていて「捕まりそうな雰囲気」がプンプン。そういう形で新潟に貢献するのは本意ではないので(笑)気をつけつつ新潟市内に入ります。

この夏に取り壊される新潟のシンボル「レインボータワー」をみたり、
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兼ねてから食べてみたかった新潟名物「万代バスセンターのカレー」もやっと食べる事ができました。
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いわゆる昭和のカレー、なんですが、それの凄い美味いやつです。後引く辛さに深いコク。お土産にレトルト買いました。

そして路線バスで古町に向かいます。新潟市内はバスの便がいいですね。
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色々な出店が埋め尽くすながーいアーケード街をブラブラして、ライブ会場の7番町ステージ付近で待機。
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その流れで、Negiccoの前にプログラムされた古町出身のアイドルユニットRYUTistのライブを観覧。フレッシュさと一所懸命さ溢れるなかなか良いパフォーマンスです。最近は本当にレベル高い。彼女たちにも気持ちよく歌って欲しいのでNegiccoグッズはカバンに収めて手拍子で応援します。初見のグループでもなんなく手拍子を合わせられるのは経験の賜物(何の?)。

「次はNegiccoさんたちのステージです!」と彼女たちがはけてしばらく経つと、周囲がモゾモゾとネギタオルやネギライトを取り出しはじめました。ああやっぱりNegiccoファンは大人の対応だなあ。お互いに気持ちよく…当然の事かも知れませんが、大昔(80年代とか)には無かったと思いますね。

新潟県警の薬物乱用防止キャンペーンの告知からNegiccoのライブへ。私は渋谷タワーレコードでのリリースイベント以来の参加でしたがやはり楽しめましたねー。彼女たちの原点とも言える地元新潟でのそれもフリーのイベントは一度体感しておきたかったので、逆向きに寄り道した甲斐がありました。

復路は約320km、4時間半ほどのドライブでしたが、お尻が痛くなることもなく疲れ知らず。本当にこのクルマのシートは素晴らしい。ポルシェの新車購入を考えている方には「標準シートで充分です!」と声を大にして伝えたいです。

981ボクスターに乗り換えてもうすぐ1年。次はオイル交換など節目のメンテナンスについてレポする事になると思います。
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ゴールデンウィーク後半戦は、天気予報が悪かったこともあり、家で衣替えとかしていましたが、兼ねてから応援している井上昌己さんのライブが私の誕生日に開催される!となれば行くしかありません。 
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今回のライブは、音楽ライターの長井英治さんがパーソナリティを務めるFMおだわらの「ファムラジオ」とのコラボライブ。前半は発売に先立ってニューアルバム「Melodies 3」を聴きながらの公開録音、後半はアコースティックバンド編成でのライブという贅沢な企画です。 
井上昌己さん本人が自曲について語ることはあまりない(少なくとも収録曲全てを生で語るのは初めて聞いた)ので、なかなか興味深いお話がきけました。 
会場の「Space emo」はちょっと天井の低さは気になりますが、音響がかなり良かったので、後半のライブもより楽しむ事ができました。 最後は恒例のお見送り。新譜の告知ポスターが全員にプレゼントされたのですが、誕生日という事で特別にサインを頂きました! 
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丸めてしまっておくのはもったいないので額装しました!これは最高のバースデープレゼントです。これは家宝ですね。取り計らってくれた事務局代表どの、快くサインしてくれた昌己さんに感謝!
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例年ですと、12月の後半、雪がたっぷり積もってから初滑りをするのですが(寒暖差で硬くて狭いコースで混み合うのが嫌)、今年はちょっと早めに行ってきました。というのも、Little Gree Monsterと並んで私がここ数年注目している新潟のローカルアイドルユニットNegicco(ネギっこ)のライブイベント「私をネギーに連れてって」が苗場で開催されたから。

このイベントは昨年から始まったのですが「まだ滑れないのに新幹線代払って苗場まで行くのはどうも」と参加に踏ん切りがつきませんでした。
しかし今年はカメムシも多く雪が早い気がしたので、初滑りを兼ねてチケットをゲット。

越後湯沢は前日からの雪が残り、なかなか寒い朝。否が応でも盛り上がります。
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ゲレンデは例年より早くみつまたに雪があり、広い中間斜面で基本的な動きやポジションの確認、昨シーズンからの宿題のおさらいができました。例年この時期だと、急で混んでて硬いかぐらのメインゲレンデしか滑れないので、これはラッキー。幸先のいいシーズンインになりました。
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Negiccoの方は、単純に苗場プリンスのブリザーディウム(ユーミンのコンサートをやる会場)で2日間ライブをやるだけかと思ったらさにあらず、歴代のポスターや衣装の展示、プロデューサーと一緒にミニ四駆を楽しめるサーキット!スタッフが店主をつとめる居酒屋(ファンとスタッフが語り合うイベントもあり)、メンバーの描いた絵の個展、ファンから募集した似顔絵コーナー、と「年に一度のお祭り」という様相で、翌日もライブだけでなく、朝からメンバーによるラジオ体操、エアロビ、ヨガのレッスン(?)があったり、食事もネギや彼女たちがCMに出演している地元企業の食材を使った特別メニューだったりと、二日間に渡り苗場プリンスという空間を使い切るかなり濃いイベントでした。
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私は物販コーナーの予想以上の大行列に時間をとられ、それらのイベントを見る時間がなかったのが惜しまれます。
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ライブ自体はかなり満足度の高いものでした。バラエティ豊かでありながらかなり聴かせる楽曲のクオリティの高さは兼ねてから認識していましたが、ステージで躍動する彼女たちの唄とダンスのパフォーマンスレベルは、事前にネットで見ていた映像よりも格段に高かったです。また映像では伝わらない、メインで歌っていない時の表情や仕草など、三人三様の個性とステージに対する真摯さが垣間見えて、やはり現場は大切だな、と思いました。
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印象的だったのはファンとの信頼関係。意外にもコアなドルオタ世代の男子は6〜7割で、それ以外は彼女たちと同年代や女性や、壮年から老年のご夫婦、子供連れ、とローカルアイドルらしい幅広いファン層が印象的で、コアなファンたちも、誰もが一緒に楽しめるように配慮してか、過剰に統率的でない熱くもユルイ抑えの効いた応援スタイルだったのが好印象でした。
それに応えるように、彼女たちも間奏では幾度も客席に降り、メンバー全員取りこぼしのないように通路を巡ってハイタッチ。そればかりか、通路から離れたお客のために客席の中に入り込む熱の入りよう。
この距離感はファンがオトナで、アーティストやスタッフとの信頼関係がないと不可能です。

Negiccoの結成は14年前、1か月限定の企画だったのを自らの意思で延長し、孤立無援の中でメンバー自身や家族、ファンの手弁当で活動を続けここまで来た、というストーリーをステージのこちらと向こうで「自分の事」として共有している証だと思います。私のイチ推し井上昌己さんとファンの間にもそのような空気がありますが、こういうアーティストは強いです。おそらくこれから10年20年、彼女たち自身が望む限り活動していけると確信しました。

翌日はやはりみつまたで。やや気温は高くなりましたが、いい天気の下、シーズンオフのブランクは感覚的には解消したので、昨日練習したポイントを抑えつつ滑り込みました。
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スキーとアイドルという私の二大趣味を満喫した有意義な初滑りでした。
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来年も行くかも…
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このブログでも何度か触れていますが、私の一推しアーティストは井上昌己さんです。例年クリスマスライブで一年のファン活動を締めるのですが、今年はチケットが早々にSOLD OUTしてしまい、昨日の東京タワー展望台のCLUB333でのフリーライブが今年最後の応援になりました。
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来年から東京タワーは大規模な改装工事に入るそうで、いままで幾度となく開催してきたCLUB333でのフリーライブも当分お預け(ひょっとしたら最後?)とのことでした。アコースティック編成での生演奏で2ステージ、フリーライブとは思えない内容。
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タダでは申し訳ないので、物販コーナーで来年の卓上カレンダーを買おうと思っていたのですが、生産が間に合わなかったようで、本日メールで注文しました。

東京タワーを舞台にした1曲「星空からのエレベーター」作詞の松井五郎さんを迎えての熱唱、年の瀬恒例の「Merry X'masをあげたい」でサイリウムを振り、大満足で今年の応援を締めることができました。来年もいい曲、いい音楽に巡り会えるといいなあ。
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私がここ数年注目しているアーティストの一組がリトグリことLittle Gree Monsterです。ちょっと懐かしい感じのモータウンやディスコっぽい曲を心地よく綺麗なコーラスアレンジで聴かせてくれるところが気に入ってます。わかりやすくいうと現代女子高生版フィンガー5みたいな感じで、R&B好きのおっさんにも刺さるサウンドだと思うのですが、先日はフリーライブにでかけてみたら、ファンは同年代の女の子が多いみたいですね。
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そんな彼女たちがついに紅白歌合戦に出場することになりました。

メンバーに関西出身が多いこともあり、人気は西高東低な気がします。リトグリと聞いてもピンとこない人もこのCMをみれば「あー」と思ってもらえると思います。(メインの女の子はモデルの唐田えりかさんで、メンバーではありません)

今年は一つの目標だった武道館でのライブを実現させるも、メンバーの脱退(上の動画で赤いヘッドフォンをしている)などもあったりと山あり谷ありで、ウオッチしてきた私としては紅白出場は嬉しいニュース。いまから大晦日が楽しみです。

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iTunesに2枚組のCDを読み込むと、[Disc1]と[Disc2]に分かれてしまいますよね。
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まあこれでも問題ないんですが…iPhoneやiTunesで一気に聴けないんですよね。クルマで聴いてる時とか面倒です。アルバムアートワークも同じものが2つになってなんか見苦しいです。

これを1つ(1枚のアルバム)にまとめる方法をたまたま発見しました。
まずは、1枚目を選択し、「情報を見る」を開きます。
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ディスク番号が「1/2」になっているのを確認します(赤丸のところ)。そしてアルバム名から「[Disc1]」を削除して「OK」します。

2枚目についても同じことをします。
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そうすると、2枚に分かれていたアルバムが1枚にまとまります。
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開いてみると、中では2枚のディスクに分かれているのがわかります(赤丸のところ)。

ドリカムの「私のドリカム」のようにディスクごとにテーマがある場合以外はこの方法でまとめちゃいました。見た目もスッキリするので、これはオススメです。
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私は昔からあまり自分の年齢は意識せず生きているのですが、そうするとついついやりたい事を先送りにしてしまいます。

建築や都市は余程の事がないと消滅しないでしょうし、映画はDVDや配信があればいつでも観れますが、生の音楽はそうも言ってられません。好きなアーティストが死んでしまったり、バンドが解散してしまうかもしれません。いや自分だっていつ病に倒れてもおかしくない年齢に差し掛かっています。

そういうわけで、ここ数年は
・高齢とか体調に不安のある大物アーティスト
・自分の人生を彩った大好きなアーティスト
のライブは先送りせず出かけるようにしているのです。

1968年生まれの私にとって、Dreams Come Trueはまさにど真ん中ストライク。人生のいろんな場面をリアルタイムで彩ったアーティストです。同世代なら
新しい恋が始まるときに「うれしい!楽しい!大好き!」が
好きな人とのドライブで「星空が映る海」が
脳内で鳴り響くという人も多いのではないでしょうか。

そして今年は四年に一度の「ドリカムワンダーランド」の年!これは行くしかない!
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ネタバレになるので、感想だけ書きますが
「想像を超える驚愕のエンターテイメント」
でした。

「史上最強の移動遊園地」と銘打つだけにかなり期待してたのですが、質的にも量的にもそのはるか斜め上!

東京ドームの空間の広さだけでなく、高さもフルに使い切る演出も、曲ごとに転換するリング状のステージも、もはやライブの枠を超えた「2人オリンピック開会式」というべきレベル。

そしてもちろん6万人を酔わせる吉田美和の歌唱!あの時のあの唄を思い出よりも鮮やかに蘇らせる的確かつ圧倒的な演奏とステージパフォーマンス!そして絶妙な間合いで入る中村正人のMC(笑)。

ドリカムワンダーランド初体験の私は完全に打ちのめされましたが、ドリカムとなればどの公演にも駆けつけるコアなファンでさえ、あまりの内容の濃さに呆然とするやら感涙するやらで、近年稀に見るベストライブだったようです。

私が思っていたよりはもはるかに幅広い年齢層のファンが共に歌い、同じリズムに音楽に身を委ね一体となってドームの空間をみっしりと満たす様は、まさに日本を代表するアーティストと呼ぶにふさわしく、来る東京五輪の開会式はドリカムがやるしかないな、との思いと共に、良い音楽に浸りきった心地よい疲労感を感じながら帰路につきました。
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初めて行ってきましたフジロック!
実は昨年、YMOが出ると聞いて「行こうかなあ」と思ったのですが…
フジロックと言えば、今や苗場のスキーバブル絶頂期の3連休に並ぶ動員数(言い換えれば現在のスキーシーズンを大きく凌ぐ人が集まる)を誇る大イベント。
夏の大イベントと言えば鈴鹿8時間耐久を思い出す40代男子としてはどうしても思い出すのです。
(1)飲み物、食べ物が高い。
(2)もちろん不味くて選択肢も無い。ホットドックと焼きそばが良い所。
(3)そのくせ大行列に並ばないと買えない。なのにすぐ売り切れ。
(5)ついでにトイレも大行列。
(6)だから腹が減っても喉が渇いても我慢。
(7)運良く買えても食う場所無し。
(8)もちろん往きも帰りも大混雑。
このような嫌な思い出が拭いきれず、どうしても踏み切れませんでした。

しかし、実際会場に足を運んでみると、これらはほとんど杞憂でした。トイレは大行列になることもありますが、演奏とのタイミングや大きなステージから遠いトイレを選べばさほどでもありませんでした。

特筆すべきは食べ物のバラエティ。ステーキ丼、鮎の塩焼き、トルコケパブ、本格的なピッツァ、インド料理まで多種多様な屋台が出ています。人気のお店には行列もありますが、行列を避けて買っても美味しいし、安い。
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画像手前に映っている「ナンステーキサンド」と「ナンフィッシュサンド」は1つ600円。並ばず買えるし味も本格的。夕飯に食べた同じお店のインド風ピラフもやはり600円で、ちゃんとインディカ米だし、タンドリーチキンだったし。最終日の夜になっても売り切れのお店ははごく僅かでした。
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ホワイトステージ前で買ったチャイティーもスパイシーで美味しかった。
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画像でも分かる通り、自分でイスや敷物をもっていけば食べる所には事欠きません。選択肢の豊かさ、価格、味、サービス…どれをとっても、スキーシーズン中の苗場は見習うべきですね。フジロックをきっかけに冬の苗場に来た人はきっとガッカリしますよ。

もちろん演奏も楽しみました。お目当ては井上陽水とエルビス・コステロです。両者ともフジロックの客層からするとどうなんだろう?と思っていたのですが、これもまた杞憂でした。
早い時間にグリーンステージで演奏していた若めのバンド(これがまたカッコいい演奏をしてるのですが)がステージ近く客席前方1/3での盛り上がりだったのに対し、客席全体を盛り上げたのはさすがでした。私は後方1/3くらいの所に座っていたのですが、私より後方のオーディエンスから拍手や手拍子が沸き上がっていましたし、ステージ正面は前方から2/3くらいまでがスタンディングだったほどです。
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グリーンステージ以外でもホワイトステージでたまたま聴いた「Dumpstaphunk」というアメリカのファンクバンドも良かったですね。ボーカルの人が曲によってはギターではなくベースを弾く、つまりツインベースになるのですが、これがまたカッコイイ!ファンクって別に新しいスタイル、ジャンルじゃないのに、新しいグループや曲が産まれていて、それが海をこえて受け入れられているって凄いことじゃないですか?

そして陽水やコステロのステージのように、その曲が産まれた時代を知らないはずの世代(私だって半分はそうです)が、それを越えて盛り上がれるっていうのも凄い事です。

新しいスタイルが産まれるのが進歩なら、その中で新しく良い物が産まれるのが成熟。
新しいか古いかではなく、良いか悪いか、好きか嫌いかで判断されるのが成熟。

私たちは、戦後を出発点とした変化に富んだ時代を見てきたから、時代が進むこと=新しいことに価値がある、と思ってきたけど、これからはそうじゃないのかも。

日本なら平安、室町、江戸時代、欧州なら古代ギリシャ、ローマや中世のように、一見すると変化が無いようにみえて、その中で文化が爛熟、成熟する、そういう時代の入り口に立っているのかもしれません。

フジロックに集まる人々のファッションを観察しても、70年代のヒッピーのような女の子もいれば、80年代リバイバルの刈り上げ君もあり、はたまたショーツの下にワコールの高機能タイツなんていう今風もあって、新しい物も古い物もフラットなんですね。

配信が主流になって持ち直していた音楽のセールスが、また落ち込んできているそうです。でも新曲だけが音楽じゃないわけで、新曲がチャートの上位を占めていた今までが異常だったんじゃないでしょうか。
今売れている曲のランキングでなく、今聴かれている曲のランキングが発表され、それによってアーティストが評価される時代が来ると感じました(iTunesの再生履歴を集めているAppleなら出来るはず)。

21世紀以降が持続可能な時代なら、現代は長く続く成熟した時代の始まりであって、戦後の変化と進化に富んだ時代は、カンブリア紀に起きた種の爆発のような、その偉大なるプロローグであったと言えるでしょう。その最後に立ち会えた私たちは幸運な世代なのかもしれません。
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大塚にあるライブハウス 「Red-Zone」で行われた、「Go!Go!エレキ合戦2011冬の陣」というライブイベントに行ってきました。友人夫妻がボーカルとリードギターを担当するバンド「Noisy Babyz」が出演するためです。

井上昌己の応援でライブハウスにはよく足を運ぶ私ですが、よく考えてみると、アマチュアの演奏で行くのは初めてかも?

ライブ終了後の感想としては、率直に「上手いもんだなあ」と感嘆しました。何人か「この人…上手くない?ほんとにアマチュア?」というプレイヤーもいましたし、観客も満員でみな満足度も高そうです。日本の音楽シーンの底辺の広さとレベルの高さを感じるとともに、日本って先進国なんだなあと思いました。(例えば中国でもこういうイベントはあるかも知れないが、これだけの演奏力があるとはとても思えない。)

しかし、あまりの演奏の良さに、プロとアマの境界についてついつい考えてしまいました。

例えば絵画。市民会館などで「市民絵画展」的なものをよく見かけますが、「画材は使えているが絵になっていない」作品はざらですし、せいぜい「上手に描けているが心は打たれない」のが関の山です。

スポーツなら、プロとアマチュア(実業団とか大学体育会という意味でなく、野球で言えば草野球)の差は歴然です。

何事にも例外はありますし、出演されていたバンドのみなさんがアマチュアとしてどれくらいのレベルにあるのかわからないので、上記のような比較はふさわしくないのかもしれません。プロで通用するレベルでもあえてアマチュアの道を選ぶ人もいるでしょうし。

たぶん、想像ですが(私は演奏経験は無いので)、音楽でのプロとアマチュアの境界って、「薄くて固い」のです。技術は同等でも「この人の演奏を聴きたい」と思わせる個性があるか?とか、どんな要望にも応える懐の深さや技術の幅があるか?とか。差は小さいけれど、その差を越えるのはとても大変(あるいは努力では越えられない)のではないでしょうか。

では自分はどうなんだろう?デザイン、特にプロダクトデザインにはアマチュアはいません。プロダクトデザインは産業の中で成果を生み出すものなので、産業に関われないアマチュアは存在しえません(強い得て言えばデザイン科で勉強している学生でしょうが、彼らはアマチュアというより予備軍です)。たぶんプロの中に「どうなってもプロとしてやっていけるプロ」と「アマチュアがいないからプロでいられるプロ」がいるんでしょう。なんだか自分は後者に含まれる激しい予感がしますが…
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江口正祥(まさよし)さんと聞いてもピンとこない人も多いかも…でも彼の演奏を耳にしていない人はいないはず!と言えるほど、多種多様なアーティストのライブ、レコーディングに参加しているギタリストであり、アレンジや作曲からプロデュースまで手がけている人です。

私が彼の演奏を耳にしたきっかけは、このブログも何度が取り上げた井上昌己さんのライブ。彼女のデビュー以来、レコーディングやライブでギターを担当してきたのが江口さんなのです。
もちろん、彼以外のギタリストが演奏することもあるのですが、それゆえに、彼の演奏が他の人とは一味も二味も違うことに気づいたのです。
その違いを言葉にするのは難しいのですが、技術の上手さだけでなく人を惹きつける魅力がある…一言でいえば「色気がある」でしょうか。
それに気づいてからは、江口さんが弾く井上昌己さんのライブは特に重点的に足を運んでいます。

今回は30年に及ぶキャリアでなんと初のソロライブ。彼の演奏をじっくり楽しむまたとない機会ということで、高田馬場のライブハウス「音楽室DX」に馳せ参じました。

先に感想を書いてしまうと、「とても面白くてためになる」ライブでした。

オリジナル曲の演奏では、どんなテクニックが使われているか、それはどんな時代に誰が流行らせたのか?またそのテクニックを身に付けたきっかけの仕事は…などプロギタリストならでは解説付き。演奏経験のない私にとって作り手の意図を知った上で聴くのは一粒で二度美味しい体験でした。

そしてエレキギターをアコースティックギターに持ち替えて、サポートしたアーティストの曲を集めた「お世話になりましたメドレー」。ここでもアコギを始めたきっかけやエレキとの違いなどの解説付き。

そして、現在「阿漕なハードロック」というユニットを組んでいる青山浩之さんをゲストに迎えての、アコースティックギターデュオによるレッドツェッペリンとディープパープルのメドレー。
アコギ二本で演奏しているとは思えない音の厚みとグルーヴ感は、ジミー・ペイジやリッチー・ブラックモアもびっくりでしょう。
当日の映像ではありませんが、Youtubeにありました。(奥が江口さん、手前が青山さん)

HR/HMの元祖的な曲もアコギの音色にすると、ブルースの要素が感じられたのも興味深かったです。つぎは阿漕なプログレを聴いてみたいですね。

そして再びソロでオリジナル曲。様々なアーティストのサポートを通じて身に付けたテクニックやエッセンスに裏打ちされたバラエティ豊かさは凄いです。アルバムにしたらかなり楽しめると思うし、何度でも聴きたいので是非CDにして欲しいです。

MCの中で江口さんがギタリストというお仕事について、「アーティストからのオファーが無ければ始まらない。オファーを受けたら、自分の好き嫌いに関わらず要求されたテクニックや新しいテクニックを練習する。練習していく中でそれが自分のものになり、演奏の幅が広がる。それがまた次のオファーにつながる。」とおっしゃっていました。これってギターに限らず、自分の腕で稼ぐ仕事に共通した大切なことだと思います。一方で「ここまで音楽を続けられたのは95%運の良さ。」と謙遜されていますが、このような姿勢が多くのアーティストに頼りにされている秘密なのではないでしょうか。

音楽の楽しさと奥深さばかりでなく、腕一本で稼ぐ男の生き様まで、いろいろ勉強になったライブでした。

江口正祥オフィシャルブログ
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イヤホンは長らくAppleのカナル型を愛用していたのですが、白い色がiPhone4にマッチしていないし、なんか「メーカーのお仕着せに疑問を感じない無頓着な人」みたいな感じがしたので、今回いろいろ探してみる事にしました。

ヨドバシカメラやらビックカメラやらで度々試聴をくりかえした末にAmazonで(笑)買ったのはUltimate EarsのMetoro.Fi220。

決め手は音質と価格のバランスですね。一つ一つの音の解像感と音同士のハーモニーのバランスが私好みで、価格も並行輸入品で約8000円なのでまあ妥当なレベルだと思います。

同じタイプでリモコンマイク付きもありますが、今まで無くても困らなかったし、そこから故障してもつまらないのでやめました。

不満点はコードのコシが強すぎることくらいで、とても満足してます。iPhone4になって容量も増えたし、この夏は音楽ライブラリ増強しようと思います。 
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yagai

3連休は新潟に野外ライブに行ってきました。え?フジロックは来週だろって?いえいえ、湯沢フィールド音楽祭ですよ。

湯沢フィールド音楽祭は今年7回目、加山雄三をホストに蒼々たるメンバーが集う野外ライブ。会場はもちろん加山キャプテンコーストスキー場。今年の出演者は加山雄三を筆頭に、ザ・ワイルドワンズ、中村あゆみ、坂本冬美、秋元順子、BEGIN、南こうせつ…と強力なラインナップ。 

野外ライブは古くは中津川フォークジャンボリーとかつま恋とか、最近はなんとってもフジロックとかですが、私が大学生くらいの時代はあまり盛んではなくせいぜいスタジアムライブ(渡辺美里の西武球場とか)だったので、じつは人生初野外ライブでした。
 
雨具にビニールシート、ゴム長靴に水筒もっていざ会場へ…その前に、上越国際近くの「牧之庵」でお蕎麦をいただきました。(Twitterで長岡在住の方から教えていただきました。サンキュー!)
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 こちらのお蕎麦は風味の強いタイプで私好み。でも長野のお蕎麦とはちょっと違う独特の香りがあります。とくに蕎麦湯ではその風味が強く出ていてちょっとしたスープみたいです。蕎麦湯ってちょっとおまけ的な感じが一般的かもしれませんが、このお店は違います。おススメです。
内装は古民家風ではなく、ほんとに古民家。ちょっと昔のスキー民宿のイメージでいい雰囲気があります。そういえばこういう民宿も減ってきたなあ。 

肝心のライブですが、残念な雨模様の中、それぞれの代表曲をしっかり押さえつつ、リスペクトするスタンダードナンバーを交えた選曲で、どんな年代の人でも楽しめる内容でした。

特に、加山雄三の「君といつまでも」とかワイルドワンズの「想い出の渚」、南こうせつの「神田川」あたりは10年後は聴けないかもしれない(!?)文化財級の演奏ですし、我々世代には中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」尾崎豊のカバー「僕が僕であるために」、BEGINの「恋しくて」はまさにジャストミート。 これでS席7000円は安いですね。

それにしても加山雄三、カッコいいですよ。声にもハリとツヤがあり、年齢を感じさせず全く浮世離れしてます。まさにスターですね。
さらに凄いのはワイルドワンズのドラマー植田芳暁61才。3時の開演から8時のエンディングまで5時間ほぼ叩きっぱなし。リハも含めるとどんだけ叩いてんだ?あと坂本冬美がやっぱりキレイでした。

かなりお腹いっぱいに音楽を楽しんで、苗場に帰ってきたらボクスターの走行距離がちょうど5万キロになりました。
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ライブと言えば、翌日は渋谷BOXXにて井上昌己のバースデーライブでした。直前にリリースされた初のカバーアルバム「the covers of my color」の曲を交えての選曲。ハコの大きさも程よくて、一体感のあるいいライブでした。しかしカバーというのは面白いですね。アレンジと歌い手が変わると「え?」と思うほど違う曲になります。音楽って演奏で完成する物なんだ、ということを実感した3連休でした。
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ミューザ川崎というのは、川崎駅前の再開発で出来た(たぶん)施設なんですけど、おとといはそこの会議室で一日仕事でした。となりのラゾーナ川崎のイベント会場に朝早くからたくさんの年配の女性が集まっていて、職場の仲間と「きっと韓流スターがくるんだよ〜」とか言ってたのですが、ホントにそうでした。聞いたことない名前でしたけど。

かくて今日の職場では、朝から集まるなんて暇だね〜とか、聞いたことない韓流スターのために集まる人達の気が知れない!とか盛り上がったんですが。

言えないよな〜「土曜日に俺もあのイベント広場行くんだよ。井上昌己のライブで」なんて。いっそカミングアウトして、道化を演じちゃおうかな〜とも思ったのですが、ちょっとイタすぎるので黙ってました。

あ、職場の人でコレを読んだ人がいたら笑って忘れてください(笑)。
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東京タワー

東京の人は東京タワーにはのぼったことがない、と良く言われますが、かくいう私ものぼったことがありませんでした。井上昌己のライブが東京タワー展望台で行われるのを機にのぼってみました。

東京タワーからの眺め
ちょっと低すぎないか〜昭和の香り漂うエレベーターでゆっくりのぼっていきますが、それほど時間もかかりません。できた当時は他の高層ビルもなく、絶景だったのでしょう。

足下がガラスになっているところがあって、そこから下をみると風でタワーが揺れてるのがわかる、って話聞いたことないですか?
足下の窓
それは嘘っぽいですね。

肝心のライブですが、彼女の声も絶好調だし、初期の代表曲「星空からのエレベーター」が東京タワーのエレベーターを題材にしていたことが明かされたりと、やっぱり良かったですね。会場はこんな感じ。
会場

東京タワーって、もっと寂れた昭和のイメージだったのですが、展望台の内装とかは意外と今風だしカップルとかも多いです。チラホラ昭和っぽさもかいまみえるますが、それも味と言えば味かも。でも展望台のカフェのメニューはなんとかして欲しい。みかけが今風なだけに。
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バックインタウン
またまた井上昌己のライブに行ってきました。今回は3月以来のwith POPBEAT、さらに選曲は懐かしめの曲が中心とのことで、ライブに足を運ぶようになったのが最近である私にとっては「生で聴いたことのない曲が聴けるかも。それもPOPBEATの演奏で!」と胸が躍ります。
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お題その1:ディナーショー
うちわ
井上昌己のディナーショーに行ってきました。ディナーショーって始めてだったのですが、私はファン仲間がいるわけじゃないので、初対面の人とテーブルを囲むことに。見知らぬ人とコミニュケーションをとるのは面倒くさいというか苦手なので、なんとも微妙な空気を味わいました(笑)。ライブそのものは良かったですよ。

お題その2:セカンドライフその後
セカンドライフ蛍
前述の通り、見知らぬ人とコミニュケーションをとるのが苦手なのは仮想世界でも同じなようで、誰かから話しかけられないように、ついつい人気の無い所や時間帯に集中しがちです。何のためにセカンドライフやっているのか?(笑)mixiや掲示板では問題ないのですが、アバターとはいえ相手の顔が見えて、リアルタイムにコミニュケーションしなくちゃならないのが面倒なのかも。

お題その3:ピザーラでビックリ
ピザーラ
今日のお昼はピザーラのデリバリーを頼んだのですが、ビックリしたのは、運んできたドライバーがいつも苗場で世話になってるスキーのコーチ(大学生)だったこと。この店でバイトしてるのは知ってたけど、まさか本当に当たるとは。登録していた住所が古くて右往左往させてしまったのが申し訳なかった。
生ハムとルッコラのピザを頼んだのですが、これが意外に美味しくてビックリ。まあ、生ハムもルッコラも味が強くて素材そのままなので、ここに良い物を使えばそりゃ美味しいわな。なるほどいい値段しますが、デリバリーでこれくらいの物が食べれるんだから、イタめし屋さんもうかうかしていられないですね。
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今週末は何の予定もないので、久しぶりにのんびりしてます。
録画しておいたHASの特番を見ました。HASはYMOのメンバーがチャリティーライブのために再結集したユニットです。このおじさん達、ユルくていいなあ。でもやることはちゃんとやる。カッコいい。

YMOが世に出た頃は私は小学生。「Solid State Survivor」のポスターを観ながら「なんか変な人たち」とか思ってました(笑)。背伸びしたがりの中学生になって聴くようになるんですが、正直「よくわかんないけど、これがスゴイらしい」っていう感じでした。当時はパソコンが世に出て、ニューメディアとか言われてた頃で、YMOの音楽も時代とリンクして「時代の気分」を象徴してたと思います。

その後ちょっとブランクがあって、またよく聴くようになるのは再生コンサート以後です。YMOってジャンル的にはテクノで、斬新なヴィジュアルとかが話題になりやすいんですけど、一番の魅力は聴きやすさだと思います。どの曲も親しみやすくてすぐおぼえられますよね。テクノである前に、上質なポピュラー音楽なんですね。コンピューターが特別な機械から生活必需品になった昨今、やっとこさ時代がYMOに追いついてきたかな、という気がします。

よく考えてみればメンバー3人は元々テクノな人ではなく、それぞれの音楽的なベースがあるわけで、一度「テクノ抜きのYMO」ってのも聴いてみたい気がします。(無理かな〜)
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3月3日、原宿ルイードで井上昌己のライブ。なんとサポートミュージシャンはベストメンバー「POPBEAT」が久しぶりに集結。絶対良いライブになる!これは見逃せない!
しかし3月3日から4日、苗場スキースクールで「不整地合宿」もあった。日頃コブ斜面をコーチに教わることがあまりないレーサーの私にとっては、どうしても外せない合宿。
3日は快晴、というか暑いほど。
苗場0303
合宿のトレーニングを午前中に切り上げて、ボクスターで越後湯沢駅へ。
越後湯沢駅
14:03分発のMAXとき326号で東京駅、中央線と山手線を乗り継いで原宿へ。少し時間があったので、東郷神社前の「アシストオン」で雑貨を物色。このお店は「お、なるほどぉ」というアイデアにあふれたデザインが一杯で、凄く刺激になる。妻のホワイトデーのプレゼントにちょうど良い物があったので購入する。
アシストオン
さていよいよライブ。会場の原宿ルイードは3月4日で閉店。井上昌己は最後のワンマンアーチストとして、ルイード側からオファーがあったそうだ。
原宿ルイード
ライブは1曲目から最高潮。新しい曲、懐かしい曲、ノリのイイ曲を中心の選曲ですごく楽しめた。懐かしい曲もあえて新しくはせず、オリジナルのアレンジを再現したのも良かった。私は彼女の曲は昔から愛聴していたが、ライブに出かけるようになったのは最近のこと。この時間の差を一気に縮められた気がした。
東京発21:40発のとき353号で越後湯沢へ。夕食は駅弁で。旅情だなあ。
とき353号
駅弁
明けて3月4日、苗場はまたも春の陽気。
苗場0304
コブの急斜面で一日中、コテンパンにコーチに鍛えられる。滑りの幅をひろげるきっかけになる、良い合宿だった。
深夜に東京の自宅に戻る。ちなみに妻へのプレゼントは一輪挿し。
一輪挿し
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汐留
松下電工汐留ミュージアムに、「富本憲吉のデザイン空間展」を見に行ってきました。「富本憲吉と言えば陶芸ですが、実はそれだけじゃなく、生活空間全体を美しくしようとした元祖デザイナーなんですよ」という趣旨の展覧会です。彼が当初建築を志していたこと、世田谷に欧風の生活スタイルを実践できる自宅を建てていたり、ということが数々の作品とともに紹介されていました。
しかしやはりメインの展示は陶作の数々。なかでも私の印象に残ったのは、彼の代表作の羊歯模様や更紗模様ではなく、模様のない白磁。シンプルなのですが、ミニマルだけではないダイナミズムがあり、まるでロクロを回している彼の手が見えてくるように感じました。
ただひとつ私の理解の範疇を越えていたのは、自宅の客間に飾り棚を設けて自作の陶器を並べていたこと。「生活の中に美意識を」というのが彼のスローガンですから、自ら実践する必要があったのでしょうが、私から観ると「自分が大好きなの?」という感じです。自分のデザインした物を家に置くのは私はイヤだなあ。なんか家中鏡だらけにされたような気分になりそうです。私が未熟なだけでしょうか?
汐留と言えば、「旧新橋停車場」など鉄道遺構でも面白そうなスポットです。また松下電工のショールームも面白そうでしたが、後に用事が控えていたので、それらは次の機会に。
汐留遺構
その用事というのが井上昌己のライブ。今回は新曲発売記念ライブでした。会場の南青山MANDARAはハコとしては大きめと思いますが、ステージと客席の高低差が少ないので、一体感のあるライブが楽しめました。
ジャズのスタンダードナンバーに挑戦したり、おなじみの曲もそれにあわせて渋めにアレンジし直したりと、彼女の新しい一面が感じられた一方で、前回のライブではおとなしめだったオーディエンスもノリの良い曲では声援、拍手、手拍子とも元気がよく、彼女も楽しそうに歌っていました。
新曲の「夕立」と買いそびれていた「想い出の続きはなくて…」を購入。「夕立」にはサイン入りポストカードが封入されてました。ラッキー。
井上昌己シングル井上昌己サイン
来月以降、インストアライブもあるそうなので、是非出かけてみようと思います。
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わたしが以前から応援しているシンガー、井上昌己さんのライブに行ってきました。以前から応援してるわりには彼女のライブに出かけるのは初めてだったりするのですが…(おまけにライブハウスも初体験)。
彼女の長いキャリアの中からバランスよく曲が選ばれていて(それも私の好きな曲が高い率で入っていたりする)、さらに10月発売の新曲「夕立」と「Lesson」のお披露目もあり、非常に満足して帰ってきました。新曲の「夕立」、プロデュースの深井康介氏のカラーでしょうか、大人っぽく仕上がってます。歌詞のテーマは「大人の恋」…ネタバレになるのであえて具体的な感想は書きませんが、リアリティがあって彼女らしくて良いですね。
プロデュースの深井康介氏のバンド「F-BAND」のライブも同時にあったのですが、「プロのミュージシャンが趣味で好きな曲をコピーするバンド」というユニークなバンドで、なにをコピーしているか、というと、AORとかウエストコーストサウンドの名曲たち!私は以前からこういうジャンルが好きだったので、生演奏(それもメンバーは演奏のプロ)で聴けて非常に興奮しました。ここ数年、ラテン系の曲が流行ってますが、次はズバリウエストコースト&AORですね。あ、そのまえに井上昌己を流行らせないと(笑)。
ところでAOR(アダルトオリエンテッドロックの略)って日本でしか通じない呼び方だそうです。(F-BANDのヴォーカルの織川ヒロタカさんが言ってました)ちょっと意外…
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「ジャクソンホール」つながりで…。さきほど、WOWWOWの無料キャンペーンで劇場板「NANA」を観ました。
メインキャストはなかなか原作の雰囲気を上手くとらえて、特に宮崎あおい演じるハチが「むかつく女」感が出てて秀逸です。
個人的には劇中に登場するバンド、ブラストとトラネスの音楽性の差異(パンクと売れ線ロック)をどう表現しているか、に大いに興味があったのですが、うまく解釈してるなあ、と感じました。トラネスの「売れ線ロック」はともかく、ブラストの「ピストルズばりのハードコアパンクで女性ヴォーカル」と言う設定は現実の音にするのは難しそうだし、それをどう中島美嘉に歌わせるの?と思っていたのですが、続きを読む
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私は色々なジャンルの曲を聴きます。たくさんのアーチストを聴いてみたいものの、お金と時間には限りがあるので、どうしても「つまみ食い」な聴き方になってしまうのが悩みの種です。
クルマでどんな曲をどんなシチュエーションで聴いているか自己分析(笑)してみたのが(ジャーン)下のチャートです。
音楽
一つ明らかなのは「邦楽は幌を閉じたときに聴く」という法則ですね。これはやはり、例えば槇原敬之の「もう恋なんてしない」とか聴いてシンミリしてる自分とか他人に見られたくないじゃないですか(笑)。屋根を閉じて音が漏れなければ何故シンミリしてるかは傍目にはわからないわけで。いわば電車の中で読む本にはやっぱカバーかけちゃう、みたいなもんでしょうか。あ、でもm-floとラブデコは別です。何言ってるか歌詞を聞き取れませんから(笑)。
あとは「幌を閉じる=スキーに行くために夜中に運転」ということが多いので、歌詞が理解できる方が気が紛れるし、自分も歌えば眠くならない、という効果はありますね。そういう点ではお気に入りのR&Bの名曲が日本語で楽しめるダンス☆マンはお気に入りアーチストの一人ですね。
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