身体の一部(または全部)を機械に置き換える「義体(サイボーグ)化」や、脳に埋め込んだコンピューターチップを介して意識を直接ネットワークに接続出来る「電脳化」が一般化した近未来に起きるサイバー犯罪やサイバーテロに立ち向かう「公安9課」の活躍を描くサイバーパンクSF。劇場版第1作「GHOST IN THE SHELL」に他人の電脳に侵入し意のままに操る「人形使い」といわれるハッカーが登場する。
一方「攻殻機動隊」では「精神を乗っ取られる云々」はテロリストの手口(それもあたりまえの)として登場するだけです。作品の主題は「GHOST IN THE SHELL」では「脳も身体も機械になった時、人間を人間と定義する物は何か?私という自我の正体は何か?」というアイデンティティとか自己同一性への問いかけです。