スキーヤーは熱扉車の夢を見るか

「オープンカーで如何にしてスキーに行くか?」に挑戦してきたスキーヤーがたどりついた熱扉車=ホットハッチライフ。

カテゴリ:スキー > スキー全般

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ゴールデンウィークの中日、ちょっとだけGRヤリスでスキーに行ってきました。

GRヤリスはカーボンルーフであるためか純正のキャリアがありませんし、そもそも今時スキーを外積みするのも流行らないので中積みが前提です。
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画像のスキー板は169センチのツインチップスキーですが、後席を畳めば斜めに積めますし、私のシート位置ではさらに余裕があります。さすがに180センチを超えるGS用スキーは厳しそうなので、そこはシーズンに入ったら改めて検証したいと思います。

板を裸で積むと内装に傷がつくので、981ボクスター時代に自作したカバーを使いました。
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意気揚々でゲレンデに乗り込みましたが、ガスが濃くて視界ほぼゼロ。カッパは要らない程度ですが小雨も降っていたので早々に切り上げました。
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ハイシーズンになると、板の積載以外にも、スタッドレスの選定や、窓の雪を払うブラシなどの小物をどう積むか、ワイパーのウインターブレードをどうするかなどの課題があるので、シーズンが近づいたら考えたいと思います。


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今回マイカーに復帰する理由の一つがスキーです。スキーは大きな荷物をたくさん積んで、長い距離を高い頻度で走行す事も多く、スキーヤーはスキーをする時間と同じくらい、場合によってはそれ以上の時間をクルマの中で過ごします。
商用車やライトバンは一見スキーとは関係ないようで、クルマの使われ方は通じるものがあります。

トヨタのプロボックスは、運転席でお弁当を食べるためのトレーが出てきたり、ドリンクホルダーに照明がついていたりとドライバー中心の工夫が盛り沢山です。


かたやホンダのN-VANは、小さなな積載空間を有効に使うためのシートアレンジが多彩で、かつそれを使うためのハンドルが目立つ色になっていたりと、やはり使う人中心の工夫が盛り沢山です。


営業マンやデリバリードライバーに優しいクルマはきっとスキーヤーにも優しいはずで、最高の相棒になりそうですが、商用車の見た目のままだと業者になっちゃうので、外観のカスタムは必須ですね。実際色々なカスタム例がネット上に溢れていて、かなり楽しそうです。





しかしながら、私は作るあてのないプラモデルを積み上げるようなタイプなので、いろいろ妄想を巡らせて「いつかやろう」と思いつつ、結局商用車のまま10年!とかなりそうです。
実際今まで自分のクルマのホイールを変えたこともエアロを着けたこともないんですから。


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今年も軽井沢プリンスホテルスキー場で行われた岡部哲也スラロームカップに出場してきました。今季第一戦になる予定だった江戸川区民大会がまさかの中止、最終戦となる神奈川県連のチャレンジカップも開催のナウンスがない現在、ひょっとすると今季唯一の大会になる可能性もあります。そこで前週から苗場入りしトレーニングを積むとともに、疲れを溜めないよう積極的な休養も取り本番に備えました。苗場から軽井沢は路線バスと新幹線(高崎乗り換え)で移動。荷物が重かった…
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軽井沢の宿はいつもの「Hotel Rosso 軽井沢」。

部屋は綺麗だし、セルフの朝食は7時からなので受付に間に合うし、駅からもそんなに遠くないし、乾燥室は暖かいし、スキー場まで送迎もあるしで言うことなし。
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夕食は地元の人気店サンジェルマンへ。

デミグラス系のお肉料理が評判のお店ですがあえてスズキのバター焼きにしてみました。
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バターの風味とスズキの淡白な旨味が絶妙で美味しかったです。

さて肝心の大会、1本目はめずらしくスルーのないセット。41旗門は昨年までと比較してやや少ないですが、いつも練習している苗場SSのセットと比べると振り幅、インターバルともに短く感じたので、この大会はセットが細かい傾向があると思います。雪質は軽井沢基準では柔らかめでしたがそれを生かせず、また最後の緩斜面で振りのキツさにあわせて大きめに運動したのが上に抜けてしまい、スピードにも乗れませんでした。
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2本目は振りのきついヘアピンが多いトリッキーなセット。最後の緩斜面では1本目よりさらに減速し死ぬ思いで漕いでフィニッシュ。上位陣はここでの減速が少なく、勝負の分かれ目になりました。

結果は完走39人中22位。昨年より順位は下がったものの、今年は前日の菅平の大会から流れてきたのか参加者が多く、全体の中でのボジションは過去最高の上位56%となりました。ただ、自分の感覚的には今季は調子が良く、もっといい結果を期待していたのでモヤッとしています。

この大会はさすが岡部哲也の名を冠しているだけありレベルが高く、順位的な目標を設定するのが虚しい事も多かったのですが、上位50%が見えてきたのでそれを短期目標にしたいと思います。中長期的目標はリザルト1枚目(15位)ですね。

いままでクラブ単位や市区町村レベルの大会で入賞や表彰台を目標にすることが多かったのですが、積雪の不安定さや執行部の高齢化などで中止になることが多くなってきました。岡部杯のような安定して開催されている大会で目標設定できるのは草レーサーとしては嬉しく、やる気が湧いてきました。

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マフラーとかニット帽とかウールのコートとか、冬物衣料は毛玉と無縁ではいられず、毛玉が気になったら買い換えていたらお金がいくらあっても足りません。そこでさまざまなタイプの毛玉取りが売られているわけですが、その一つに電気シェーバーのようなタイプがあります。手のひらサイズのものがポピュラーで我が家でも長年使っていましたが、仕上がりと効率は満足いくものではありませんでした。そこで、ちょっと大きめかつ高いものを買ってみたのですが、これが大正解。
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テスコム KD901-W 毛玉クリーナー ホワイト
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長年使ってるニット帽、
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全体的に1〜2度かけただけでこのとおり!
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以前使っていた手のひらサイズのものは、何度も何度も繰り返しかけて、それでも満足のいく仕上がりではなかったのでこれは画期的です。もっと早く買えばよかった!



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あけましておめでとうございます。今年の年賀状です。
この年末年始も苗場で過ごしましたが、今年は降雪が遅く新しいスキーを卸す気にはなれないので田代に足を伸ばしてポールトレーニングとフリースキーをしてきました。
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まずはATOMIC S9 FIS SL W。フリーではそんなに男子用スキーとの差は感じなかったのですが、ゲートに入るとはっきりと軽快で、板の上で自由に動ける余裕があります。軽くてよく回るからと楽に滑ってしまうと「上手くまとめたけどタイムが出ない」ことになりそうです。楽さに甘えず、そのゆとりの中で自分から運動を仕掛けないとダメな気がします。男子用スキーではゲートの中でスキーを操るのが精一杯でそんな余裕はなかったので、成績向上のきっかけになれば良いなあ。

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つぎはフリー用のK2 SIGHT。オールテレインロッカーというキャンバーとロッカーの中間的なプロファイルがどんな感じか不安だったのですが、不自然にクルクル回るとか、トップが喰わない等のネガティブな印象はありませんでした。フレックスは4FRNT SWITCHBLADEのようなパンとした張り感は無く柔らかく感じます。硬めで荒れたバーンではカービングさせようとしても踏み抜いてしまう感じがあり、ガッツリ踏んでスピードを出すより、うまくズレに乗れるくらいのスピードにコントロールした方が気持ちよく滑れますね。コブではSWITCHBLADEで感じた「余計なテールがついてる」ような感じはなくナチュラルに滑れますが、柔らかい分反応は鈍く感じました。
全体的にクセがなく、厳しい条件でなければオールラウンドに使えるスキーで、私の歴代フリー用板の中ではReISM LA-F に近いと思います。今回はチャンスがありませんでしたがパウダーが楽しみです。

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SWIX SONIC R3はスクリュー式の伸縮ロックが心配だったのですが、緩むなどのトラブルはありませんでした。たしかにレバー式より面倒ですが致命的な欠点とは言えないですね。スイングバランスは同じアルミ+カーボンのBlackDiamondよりもはるかに良く、大きめのパウダーリングも邪魔にならないのでコブでも十分使えます。こちらもオールラウンドに使えるストックと言えそうです。

もう少し雪が増えて、新しい道具を活かせると良いのですが、こればかりはどうにもなりません。




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昨年は最終日にフリー用の板とストックを同時に折ったり曲げたりというハプニングがあり、このオフは想定外の出費となりました。
まずは計画通り更新のSL用スキーから。
昨今の為替事情や世界情勢の影響からか、スキーの価格、特にレース用スキーは大幅に値上がりしており、ニューモデルなんて買ったらスキーに行くお金が無くなってしまいます。

そんな折、手頃な価格でみつけたのがATOMIC S9 FIS SL Wの157センチ。つまり昨年の女子選手用。
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以前から男子選手用スキーは自分の体格や体力には過剰では(同じ身長のポポフ選手(プルガリア)の体重は私より10Kg以上重い)と考えていたこともあり、新しい相棒に迎えることにしました。
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まあ女子でも私より全然身長がある選手はザラなので(シフリンが170cm、プルホバは180cm)実はジュニア用で良いのかも知れません。

フリー用はK2 SIGHT 169cm。170cm前後のハーフパイプ用スキーにビンディングを後ろにオフセットしてマルチパーパスに使う、という発想は昨年まで履いていた4FRNTのSWITCH BLADEと同じですが、並べてみると172cm表記のSWITCH BLADEより長いです。
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こちらも昨年モデルです。フリー用スキーはレース用のほどは暴騰してませんが、安いに越した事はありません。どうせそんなに変わらないし(笑)。
プロファイルはオールテレインロッカーとのことですが、見た目はキャンバー寄りですね。雪上でどんな感じか楽しみです。  
ビンディングはセット売りだったATTACK 11 GW。チロリアって初めて買ったかも。やっぱりヒールピースは引き上げて外すんだろうか(違う)。

最後はストック。フリー用は整地、コブ、パウダーと潰しの効く伸縮式一択でSWIX SONIC R3にしました。
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こちらは旧モデルの在庫が見当たらず今季モデル。グリップがSWIXらしいツートーンでなくなったのが残念。
バスケットはパウダー向きながら程よい大きさ。コレならコブで空振りはしなさそう。
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ロック機構がレバー式でなくスクリュー式なのがちょっとめんどくさそうだし、緩んだりしないかと不安がありますが、どうなんだろう?
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にもかかわらずSWIXにしたのは、ブランド的になんとなく好きだからです。
GS、SL、フリーと3つのストックが全てSWIXで揃いました。
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ストックは気がつくと10年20年使ってたりするので、もうこれが人生最期かも知れない(笑)。


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遅くなりましたが、23年シーズンのまとめです。
ここ数年、コロナの影響を受けてきた草レース界も徐々に通常通りに戻りつつありますが、もともと運営が厳しそうだったローカル大会には影響が大きかったようです。数少ない表彰台争いの場だった石打スラロームは「今年も厳しいだろうな」と予想していたのですが、やはり中止となりました。事務局から丁寧な開催見送りのお手紙を頂いた際には、残念を通り越して申し訳ない気持ちになりました。たぶんもう開催されないだろうなあ。
おなじ時期に開催される代わりの大会を探していたところ、苗場の練習仲間からお誘いを受けたのが江戸川区民大会。
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会場は舞子スノーリゾート。近い割にはいったことのなかいスキー場でした。越後湯沢駅から無料シャトルバスたくさん出ていて、新しいスキーセンターでは初心者でもレンタルやリフト券購入の手続きがスムーズに進むよう係の人が案内していたりして、広さの割に標高差のないゲレンデレイアウトやリフトの古さといったハンデをサービス面で克服しようという姿勢が見て取れます。
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大会のコースは距離も斜度変化も十分でかなり楽しめました。参加人数の割に年齢ごとのクラス分けが細かく、完走すればクラス入賞なのは盛り上がりませんが、レベルが低いわけではないです。
来年以降も参加したい大会です。

恒例の軽井沢の岡部哲也杯にも参加しました。この大会は本番もさることながら、前日のトレーニングでバーンが非常に硬く、中身の濃い練習できるのが楽しいです。
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大会の結果は昨年よりは良かったですが、それでもやっと例年並みといったところ。もっとこういう難しい環境で練習する機会を増やした方がいいんだろうなあ。

恒例の一人合宿を組んで迎えるはずだった神奈川県連のチャレンジカップは雪不足のため中止。今年は春の融雪が早かったものの、野沢のやまびこゲレンデは大丈夫だろう、と思っていたのですが当てが外れました。今年で四年目のREDSTER SLのラストレースにするつもりだったのですが有終の美を飾れず残念です。
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融雪の速さは田代も例外ではなく、ゴールデンウイーク恒例のポールトレーニングは中止。コブを滑りたくても第6ロマンス横はこの有り様。
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仕方なくかぐらメインでラインコブを滑っていたら、不意にバランスを崩して転倒。起き上がったらストックが折れてました。
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さらに板も曲がってました。パウダーやコブを責めまくった4FRNT SWITCH BLADE も気づけば7シーズン経過。さすがにこれは買い替えですね。
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これで2023年シーズンは強制終了。

このオフはスラ板を更新予定でしたが、予定外にフリー用の板とストックも買わなければいけなくなりました。



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スキーブーツの底に、ギザギザの滑り止め?保護具?みたいな物をはめて歩いてる人を見かけます。個人的には「そんな物着けないと歩けないのかw」とか「そこまでブーツのソールを保護するのは神経質すぎないか?」とか正直ダサいな、と思っていたのですが…
昨年買ったブーツの底がほとんどツルツルで、滑ること滑ること!
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苗場の雪でも油断するとヤバイので、軽井沢では間違いなく頭打って死ぬなー、と思ったので買いました。
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作っているのはシダス。意外とちゃんとしたメーカーが作ってる。ひょっとしたらAlpenとか行くと安い類似品があるかも。

確かにツルツルになった斜面でも滑らないしクッションも効いててラクですね。

要注意なのは、はめ方が甘いと、雪の中に取り残してしまう事がある事です。意外と高いので気をつけましょう。

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この時期にこんなこと書くとニューモデル予約したみたいですが、昨年の話です。

私のブーツ選びは、基本的にオオイワスポーツにおまかせです。プロに頼むと間違いが無くラクですし、「硬いブーツは嫌い」という私の好みも理解してもらっています。

今回はじめてダルベロを買いました。DRS 110、久しぶりのレーシングモデルです。

フレックスはその名の通り110。私はこれくらいが好きなのですが、レーシングモデルとしては低めなので、サイズやラインナップが限られます。そのせいか足型に合うものがなく、130で踵のビスを抜いて調整することが多かったですね。昨シーズンまで履いていたK2のSPINE 110はフリースタイル向きでそもそもビスがありませんでした。
フレックス110で足が入るレーシングモデルにやっと出会えたわけです。

足型としては、甲がかなり低い一方、幅方向には適度にゆとりを感じます。足を下方向に押さえてホールドするタイプで、履き心地は昔履いていたREXXAMに近いです。

滑ってみると、エッジの立てやすさが印象的で横剛性が高いのか、タイムラグなく素早くエッジが立ってくれます。元々の設計に加えて、ビスを抜いてない事も良い影響が出てるのかもしれません。

フレックスが柔らかく、甲がしっかり押さえられているので、スキーを前後に動かしやすく、エッジも立てやすいので、どこのエッジを使って滑るかをコントロールしやすいです。

これは成績に繋がるかも!と淡い期待をしていたのですが、残念ながらそんな事はありませんでした。来シーズンに期待です。

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メルカリで買ったきりだったGSスキー、ATOMIC REDSTER RSのレポをしたいと思います。まずは軽くフリーで足慣らし。昨年の清澤キャンプで乗ってすんなり乗れたG9 RSと基本同じなはずなのですが、SLスキーに慣れきったせいもあるのかやや難しい印象でした。1本目「曲がらない」2本目「曲がるけど、そのまま谷に落ちていく」を経て3本めくらいに「なんとなく意図通りには滑れそう」に感じたのでゲートトレーニングへ。
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バーンが荒れてくるとサンドイッチ構造に戻った最近のATOMICならではのウルトラスムースさが発揮されます。とにかく速いスキー、という印象です。何本かゲートをくぐると、この板を乗りこなすポイントが見えてきました。まず重心はやや前寄りにキープすること。ターン前半よりもスキーが真下に向くあたりまで荷重を待つこと。ターン後半はつま先でトップを押さえること。ここいらを意識すると、スキーのたわみと走りがでてきて、活き活きと動きます。これはなかなかいい板だ!

昨年板がバタついて仕方なかった苗場のファーストトラックにも行ってきました。天気予報ではさほどの降雪ではなく、いい条件で飛ばせるかな、と思っていたのですが、予想よりも積雪がありました。
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少なくとも怖さはなかったものの、スキーの安定性とかが問われるような状況でなかったので、ファーストトラックはまた近いうちに挑戦したいです。

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あけましておめでとうございます。例年通り、苗場で新年を迎えました。
毎年ちょっとづつアップデートされる苗場界隈ですが、今シーズン最大のトピックは、昨年クローズした浅貝交差点前の酒屋さん「フクダヤ」が八海山酒造の手で「SAKE BASE NAEBA」として復活したことでしょう!
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それもただ再開しただけではありません。旧店舗の左半分が焼き鳥などのちょっとしたデリとイートインになっていて、立ち飲みできるんです。苗場にはこういった「ふらっと寄れる止まり木」のような場所が無かったので、ここが核になってコミュニティが盛り上がれば面白い事になりそうですね。
八海山酒造は昨年苗場に「筍 TAKE」をオープンした際にも、ニセコを念頭に「苗場は魅力的な土地。外国人スキーヤーをさらに呼び込み情報発信すれば世界的なスキーリゾート地となる可能性がある」と述べるなど「その地域の可能性に賭ける」という志や広い視野、中長期的視点を感じさせます。

さて一方のプリンスホテルと苗場スキー場エリア内ですが、こちらはかなり残念な状況。
昨年第1ゴンドラ下にオープンした「ECLAS CAFE」がエヌプラトーの無料休憩所とエントランスに引っ越して、第1ゴンドラ下は空き家に。
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カフェと軽食だった「Prince24」も飲み物はドリンクバー(それもコカコーラ系)になってしまったので、これで「カフェ」と呼べるのは「エーデルワイス」と「ウィスラーカフェ」など全て南ゲート付近のみ。メインの第3ゲレンデや北寄りのエリアで滑っている人には「ちょっと一休みして、落ち着いてコーヒーを飲める」場所は無くなってしまいました。
その一方で 目立つのがラーメン。「Prince24」にもラーメン。
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「錦」からリニューアルした「広東銘菜ShaTin」もラーメン。
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ワールドカップロッジ2Fも数年前から「拉麺酒房 鶏の陣」、フードコートには以前から「UMEIYA」が入ってますね。別にラーメンが悪いわけではないのですが、なぜここまでラーメン一辺倒なのか?昨今急増しているインバウンドをねらって収益を上げたいのでしょうが、手っ取り早くどの店舗もラーメンに走るのはあまりに場当たり的に感じます。
インバウンドで先行するニセコが様々な文化的バックボーンに合わせて多様化しているのに、西武(正確には株式会社プリンスホテル)1社オペレーションでグランドデザインを描きやすいはずの苗場がこんな状況なのは皮肉としか言いようがありません。

今の西武には、地域の活性化や訪れる人の満足度を上げていくことが収益に繋がるという中長期視点が感じられません。ただ、株式公開企業である彼ら(正確には持ち株会社の西武ホールディングス)が短期的かつ確実な利益を追うのはやむを得ない事でもあり、だからこそいろいろな企業や個人が力を合わせる必要があるし、そういう時代なのでは、と思います(プリンスホテルと周辺の企業や宿が協議する場はあるらしいです)。

苗場を訪れる人が、越後湯沢の駅を降り、路線バスに乗り、ウエアや道具を借りて、滑って、食事をして、温泉に入って、また越後湯沢まで戻るまでのトータルな経験が豊かに、便利になるように「オール苗場」で取り組んで欲しいところです。

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苗場のファーストトラックに行ってきました。ちょっとした追加料金で運行開始前のゴンドラに乗ってサラの斜面を滑れるのに加えて、スタッフさんに滑走写真も撮ってもらえるという早起きのしがいのあるイベントです。
いつも混雑している大斜面ゲレンデを飛ばせるのもこんな時しかないので、滅多に履かないGSの板を担いで出かけたのですが、あいにくの視界不良。 
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私が一番苦手なシチュエーション、さらにゴーグルも曇らせてしまい恐々スタート。それでもこの板ならしっかり足元を作ってくれるだろう思ったらさにあらず。板がバタついて怖い、雪面も見えなくて怖い→山側に倒れる→抑えが効かない→さらにバタつく→もっと怖いの悪循環。そして待ち構えるカメラマン。ダッセー。 
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大斜面を抜けたあたりから視界も良くなり、状況が好転しても板は雪面を捕らえてくれず…この板は荒れたパーンでもポジションが狂っても鏡の上のように滑れる魔法のような板だったのに…2011年モデルなので流石に寿命? 「カメラマンはコース中盤にいます」と言われた2本目「撮られないんならイイや」と流していた大斜面の最後にカメラマンを発見。慌ててカッコつけた瞬間。 
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本当にもうこの板は寿命なのか、来週視界がよければリベンジしてみます。
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苗場スキー場のちかく、国道17号線沿い「雪ささの湯」の隣に八海山酒造が運営する「IZAKAYA × KAMAMESI 筍」と「BAR BAMBOO」がオープンしました。八海山酒造といえば、そば屋「長森」「魚沼の里」に発展させて様々な南魚沼の食のプロデュースを進めていますが、なぜか越後湯沢を通り越して苗場エリアに進出して来た格好です。

苗場エリアにはいろいろ美味しいお店があるのですが、何と言ってもプリンスホテルがあり、なかなか「泊食分離」が進まないイメージがあります。ニセコのひらふのように、スキーの後は街を徘徊して飲んだり食べたりするスタイルがもっと日本になじんで欲しいと思う私としてはチェックするしかありません。

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店内は天井が高く、席の間もゆったりしていて、明るい感じがいいです。
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シーザーサラダと八海山塩麹のモツ煮。シーザーサラダは揚げたゴボウやサーモンも入っていてなかなかのボリューム。モツ煮は塩麹の利かせ方が絶妙でモツ嫌いの妻も「その点は美味しい」と言っておりました。
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きのこ鶏五目胴釜炊きごはん(1合)はモチモチしつつもつるんとした食感の独特の炊き加減が印象的。
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そして「安納芋の天ぷらの塔」いやいや安納芋は焼き芋でしょう、と思っていたのですが、天ぷらもありですね。

以上+飲み物で2人で5000円ちょっとというのはボリュームと味からみればなかなかリーズナブル。あとはもう少し「南魚沼ならでは」「この店ならでは」というところが欲しいですね。

苗場スキー場内に目を移すと、SNOW CAFEが閉店し、売店になってしまいました。
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その代替?なのか、かつて「ジャクソンホール」のあった第1ゴンドラ山麓駅の1Fがふたたびカフェになりました。
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やはりここはアクセスがいいので、カフェになったのは嬉しいです。あとはお店のカラーやコンセプトみたいなものがメニューや内装の雰囲気に滲み出てくるともっといいかなあと思います。

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今のウエアは今シーズンいっぱい使うつもりだったのですが…下北沢のBLACKDIAMONDでファミリーセールがあり、ちょと覗いてみたら、丈は短め、シンプルなデザインだけど質感にひと工夫とイメージ通りのジャケットが安かったので買っちゃいました。
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ググったら良い感じのパンツが楽天にでてたのでそれもゲット。
こうなると来シーズンまでガマンするのはムリな話で。さいわいゴーグルとグローブはそのまま使えそうだったので、今度は苗場のBLACKDIAMONDでビーニーを買ってコーデ完成。
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大人っぽくもチャラい感じでまとまりましたー。
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チューンナップ道具を入れる工具箱を買いました。いままでは使わなくなったタイヤチェーンの箱を流用していました。2017-09-16-10-14-49
対応サイズに「185/60-14」と買いてあるので、初めての愛車セリカGT-FOUR用だ!ということは25年くらい使ってるのか?
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タイヤチェーンの箱なので、底が浅く、かさばるモノは入りません。ワックス類は別の紙袋に放り込んでいて使い勝手は悪いし、袋の中で容器が傾くと液体ワックスが漏れ出したり。
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一念発起して!スキー歴30年?にして初のチューンナップ道具箱としてこれを買いました。

って1000円もしないですけど(笑)

内部は2段に分かれていて、かさばるモノ、使用頻度が低いモノは下段に、
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かさばらないモノや使用頻度が高いモノは上段のトレーに。
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トレーの手前に穴が空いていて、背の高いものはここから頭を出して収納できるのが優れもの。

この箱を収納する場所の都合であまり大きなものは選べなかったので、アイロンは入りませんでした。しかしよく考えると、アイロンは冷めるまで道具箱には入れられないので、別にしておいた方が片付けがスムースに進みますし、チューナップ道具全て持って遠征することもないので、別に問題ないかな。

スッキリ収納できて気持ちいいし、こういう工具箱に入れてあると「スキーが上手い人」っぽくていいですね。
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そしてステッカーチューン。自己満足(笑)。
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ハーフパンツの腿の脇の部分がボロボロになってしまいました。
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おそらく板を抱えて歩いている時にエッジと擦れてしまったのだと思います。買ってからまだ日が浅いので、補修することにしました。とはいえただ当て布をするとかではつまらないので、アップリケを付けてみました。左はシロクマ。
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右はワニ。
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両方合わせると向かい合わせになってます。風神雷神的な?
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板を運ぶ時に注意しないとシロクマとワニがボロボロになってしまうので、来シーズンは気をつけたいと思います。
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来シーズンに備えての買い物第2弾です。

まずはワックスアイロン。チューナップ台から落とすこと数回。その度にバラバラになったのを接着剤でくっつけてごまかしてきましたが、そろそろ限界。あまり根拠もなくGALLIUM製にしたのですが、今までのVITRAと比べると作りがしっかりしている印象です。
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とは言えチューナップ台から落としたら元の木阿弥なので、床に置けるよう、トレイを用意しました。
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これで余ったワックスが垂れても床を汚すことも無いので、安心してチューナップ台から下ろせます。

もう1つはSWIXのキャスター付きのオールインワンスキーケース。
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これは軽井沢遠征の時に、オールインワンケースを背負ってスキー場から宿まで歩くのが死ぬほどキツイので購入に踏み切りました。軽井沢だけでなく、ニセコへの長期遠征も考えると、今までのものよりひとまわり大いのも重要なポイント。旧モデルのカラーだったので、ちょっと安く購入できました。

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夏はスキーヤーにとってお買い物の季節。ただこの夏はあまり大きな買い物の予定がないので、「ちょっとした不満」や「ちょっとした不便」を解消する細々とした買い物をしています。

第1弾はレインパンツ。雨に降られたらゲートトレーニングをするに限りますが、面倒なのが雨具の脱ぎ着。ゴールデンウィークあたりの天気は変化が激しく、朝のうち雨でもトレーニング途中で止んだり、その逆もまたしかり。特に面倒なのがブーツを履いた下半身。SLならレガースをしているので尚更です。

そこで、オーバーパンツのように両サイドがジッパーで全開して(フルサイドジップ)、ブーツにひっかからず脱ぎ履きができるレインパンツを探していました。

パッと思いつくのはやはり山用品ですが、フルサイドジップのレインパンツはたいていゴアテックスなどの高級な防水透湿素材を使っていて高価です。競技スキーの運動量は負荷的にも時間的にも登山ほどではないので、オーバースペックですし、ポールへのアタックによって生地が傷むことを考えるともったいないとも言えます。
実際いままでそういった材料を使わない安価なレインウエアでも不都合はありませんでした。

登山ほどの運動量がなく、スキーのようにブーツを履いて、雨の中高速で移動する…それはバイク!バイク用品ならちょうと良いモノがあるのでは?と思い探し当てたのがこれ。
バイクにまたがり脚を曲げた状態をデフォルトにデザインされているので、レーシングスーツ+ハーフパンツにあわせてサイズを選ぶと丈が長すぎますが、まあやむを得ないでしょう。
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その一方、バイクのフレームやステップに触れる脚の内側には丈夫な生地が使われており、エッジが当たるスキーには好都合です。

オフロードブーツ対応なので、レガースをしたままでもOK。
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今の時期に購入したのは梅雨時で品揃えが良さそうだからです。実際使うのは来年の春なので、実使用したレポートは10ヶ月ほどお待ちください。

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昨年はヒザのケガでお預けだったGWのスキーに行ってきました。今年は
初日は田代でフリースキー
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2日目は苗場でゲートトレーニング
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板をたくさん持っていく必要があるので久しぶりにスキーキャリアを装着。となりのイエローの986後期型は知り合いではありません(笑)。
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3日目はまた田代でフリースキー
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最終日は苗場でゲートトレーニング
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というサイクルで4日間。
最終日こそガスと一時強く降った雨に見舞われましたが、概ね天気は良好。
清澤恵美子キャンプで習ったことを再確認でき、なかなか有意義な形でレーシングシーズンを締めくくりました。
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長かったシーズンも残るはかぐらでのtwitterスノー部オフ会を残すのみ。こちらは私だけでなく主催者の方も膝を負傷したため2年ぶりの開催になります。毎回楽しみにしているお気楽スキーイベントですが、油断することなく怪我なく乗り切りたいと思います。

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先週末は「清澤恵美子キャンプ」に参加してきました。

清澤恵美子選手は苗場スキースクールで競技スキーに出会い、神奈川県出身ながらも高校からは北海道の競技スキー強豪校に進み、ユニバーシアード銅メダル、冬季アジア大会金メダル、先日は世界選手権にも出場。今季のファーイーストカップ種目別総合優勝に輝く現役選手。

今回参加を決めた動機は、苗場スキースクールのOGとも言うべき選手であることはもちろん、キャリアの中で幾多の怪我に苦しみそれを乗り越えてきた彼女の生の声に触れたい、と思ったことです。

2日間、午前はGS、午後はSL、本数を稼ぐよりも一本に集中して滑り、かつ世界レベルの滑りを目の当たりにすることで、より多くの物を持ち帰る、という進め方だったのも、怪我明けの私にはピッタリでした。


スキーは何かと「出来ないこと」に注目し、欠点を潰していく、と言うプロセスを取るのが一般的で、またそれが好きな人が集まってくる傾向があります。特に競技スキーはタイムという絶対的な基準があるので「結果が全て、言い訳無用」「タイムに繋がらないことは全て無意味」などネガテイブ思考に陥りがちです。
しかし彼女の基本はそれとは真反対の「自己肯定」。できたことを自分でキチンと認識し、それを積み重ねることで、技術とモチベーションを高める、と言う考え方です。

私がアドバイスを受けたことの一つを例をあげれば「苦手な側のターンは遅れても構わない。しっかりターンを仕上げることが大事。」これは私的にはけっこう目から鱗で、彼女の考え方もよく表れていると思います。
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怪我との付き合いも同じなんだな、と言うことは彼女に問わずとも理解できました。
怪我でどこかが動かない、再受傷が怖い、と言うことを受け入れた上で、出来たことを一つ一つ積み上げていくしかないんでしょうね。

次回はオフトレの企画があるらしいですが、どうしようかなあ。「無理せず嫌にならなず、続けられる範囲で」が私のオフトレ論なのでついていけるか心配です。
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今週は滑る予定はなかったのですが、苗場の積雪が豊富で、なんかもったいなく。
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ゲートトレーニング無しで、アプレスキーは温泉につかるのんびりスキーにしよう、と苗場へいってきました。

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金曜の夜、異変は忍び寄って来ました。東京駅の階段を一段抜かしで昇ろうとしたその時。踏み出した左脚に力が入らず転倒しそうに。その時はなんとか踏ん張り「あれ?」くらいにしか思わなかったのですが。

翌日、おそらく今シーズン最後の「スプラッシュボウル」オープンの予告を受け、そそくさとゲレンデへ。「なんとなく左脚に力が入りにくいなぁ」とおもいつつ、重雪のスプラッシュボウルを滑り切り、そのまま女子リーゼンバーンの深雪を蹴散らし、結構汗をかいたところで、山頂ゲレンデへ。

山頂リフトはオープンが遅れており、4〜5人目のポジションをゲット。運転開始と共に、今シーズン最初で最後のノートラックを頂き!のはずだったのですが、左脚の踏ん張りが利かず、転びまくり。さらには外れた板を履こうにも、ビンディングを踏み降ろす力すら出ません。
「パウダーで外した板を履けずにもがく」と言う初心者のような恥態を自分が晒している信じられない事態に恥ずかしいやら悲しいやら。

片足スキーで整地に脱出したものの、いくら踏ん張ってもビンディングをはめられません。まるで脚力も体重も足りない女性の初心者のような状態。どうやら太ももの前側に力が入らないようです。結局ヒールピースを手で引き上げて板を履き、そろそろとスキーを続けましたが、早めに上がりました。

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翌日も雪模様。風も強くまるでハイシーズン。

左脚の方は、残された筋肉を使っていたのか物凄い筋肉痛。そしてやはりビンディングを踏み降ろすことはできず。

そんな状態でも、外力とバランスをとったり、はたまたターン方向にいなしたり、という事は出来るものの、無理は良くないので早めに上がって終了。

ただの「のんびりスキー」のはずがとんでもないことになりました。

越後湯沢の「タイランドキッチン」で食べるべきものは食べましたが(笑)
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ごちそうさまでした。

脚の方は、病院に行ってきます。
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昨年の3月20日、左膝の内側側副靱帯を損傷してからちょうど一年が過ぎました。

怪我した直後は「手術かなー」との不安。

幸い手術は回避したものの、膝の拘縮で可動範囲が狭くなると「来シーズンには間に合うね」と主治医に言われても「本当か?この膝が本当にまた動くようになるか?」という不安。

膝が動くようになれば、ゲッソリ筋肉が落ちた左脚をみて「この筋肉戻せるのか?」という不安。

筋力が戻り、例年のオフと同様にトレーニングが出来るようになっても「板を履いた途端、残った靭帯が切れたりしないのかな?」という不安。

11月に狭山で雪上に立ち、12月に苗場で本物のゲレンデで滑るまで「本当に元どおりに滑れるのか」と言う不安。

主治医や担当理学療法士はもちろん、リハビリやトレーニングを続けた事を信じつつも、コブ斜面で嫌な感じで転んでも平気な事を確認するまで、常に心のどこかに不安がありました。

いや、今でも「今度片反したらアウトかも」と言う不安はあるかも知れません。ある選手も「手術した脚で片反してやっと安心した」と言ってましたし。

まあ元々片反は滅多にしない(怪我をした時の前はいつしたか思い出せないくらい)タイプなのですが。

一方、滑りの質については不安や焦りはさほど感じませんでした。

怪我の直前に今までにないほと絶好調だったこともあり「簡単に戻るはずがない」と思っていましたし、リハビリの中で「元の滑りや体の使い方ではまた怪我をする」と気付かされ、シーズン当初から「元に戻す」とは考えていませんでしたから。

にもかかわらず、先日は人生初の表彰台が転がり込んできて、最高のご褒美になりました。また、怪我を通じて、量より質を重視して練習するようになり、多くの気づきを得ることができたのはまさに「怪我の功名」でした。

もちろん、タイムを見ても受傷直前のレベルには到達できてないのは明らかですし、怪我をしない体の使い方や滑りへの転換は道半ば。

オフになったら、膝の怪我を防ぐためのトレーニングにも取り組みたいと思っています。怪我との付き合いはまだまだ続きそうです。
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金曜の夜、いつも通りに路線バスを出す降りたら何やら明るい!バス停の目の前にネオン煌びやかなお店が開店してるではありませんか。その名も「光州苑」焼肉感たっぷりのネーミングですが「韓国、中華料理」って一緒でいいのか?

これは行ってみるしかない!と翌日の晩、突撃しました。
入店すると「焼肉食べますか?」といきなりの質問。「今決めるの?」と面食らいながら「いいえ」と答えると「ではこちらの席に」あぁ、焼肉の機器がある席かどうか割り振られるのか…

頂いたのは
豆腐のチゲ
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四川風鶏の炒め
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そして店長オススメのエビ入り焼き餃子※ホントは5個です
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と店の看板どおりに中韓取り混ぜで。
結果からいうと、美味いです!チゲのスープのコクと旨味、餃子の海老のプリプリ感、四川らしいピリ辛感、どれも外れなし!

気になったのは、新しいお店なのに有名人(特にプロゴルファー)のサイン色紙がたくさん展示されてること。どうやら、軽井沢のお店が冬だけ苗場に移転するという業態らしいです。

お値段は少し張りますが、浅貝寄にかたよりがちな苗場の夕食スポットの中、アクセス良い所にあるのでたまに行くのは良いかな。
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スキーの板をスマートに担いで、スキーブーツでいかにスムースに歩けるか?は、私をはじめ形から入るタイプの人はけっこう大事にしてるポイントですが、実際その姿を見ればどれ位のスキー技術を持っているか概ねわかってしまうものです。ちなみに正しい(カッコいいだけでなく楽で、周囲に迷惑をかけにくい)担ぎかたは例えばココで紹介されてます(たいていの一般スキーヤーは逆に担いでることが多いですね)。

それはそれとして、もっと楽チンな方法を思いついたので紹介します。

旅行バッグやビジネスバッグを買うと肩にかけるストラップが付属してることがよくありますが、タンスやクローゼットの中で使わないまま1本や2本お持ちではないでしょうか。
そしてスキーの板を買うとやはり付いてくるスキーを束ねるマジックテープのベルト。あれも使われないままたくさん溜まったりしてませんか?
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この不用品2つをこんなふうに組み合わせます。
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これでビンディングの上下のところでスキーを束ねれば、
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スキーにストラップが付いて肩に担げるように!(トップ画像)
ストラップの長さを調整すればたすき掛けも可能です。
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これの何が楽チンか、と言うと
両手が空く(ストックは持たなきゃなりませんが)!
ので例えば、
手動の「引く」のドアを開けるのがラク。
小銭や携帯を取り出すのに板を降ろす必要がない

自分からの板の前後の飛び出しが少ないので、
屋外から狭い屋内に担いだまま移動しても危険性が少ない
建物の出入りで担ぎ直す必要がない
エレベーターにもそのまま乗れる

またストラップを2つ用意すれば板を2本運ぶのも簡単なので、
彼女や家族の板を運んだり
レーサーならGSとSLの2本の板を運んだりするのが超楽チンです。

使わないときは丸めてウエアのポケットに入れておけばOK。

思いついたときには正直ちょっとダサいかな?と思ったのですが、いざやってみると背に腹はかえられぬ楽チンさ。
これが0円でできるのですから、やらない手はありません。「そういえば使わないストラップがあったなあ」と心当たりのある方は是非やってみてください!
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今年3月に左膝の内側側副靱帯を損傷してから8ヶ月。ついに雪上復帰の日を迎えました。
とは言ってもいきなりホンモノのゲレンデではなく、狭山スキー場でまずは試運転。

通院終了後、理学療法士に言われた通りリハビリと運動を続けてきたものの、「本当に滑れるのか?」「板を履いたら痛みが出るのでは?」という不安はありましたが…
結果から言うと問題なし。休憩をはさみながら約5時間半滑りましたが、イヤな痛みが残ることも、膝が腫れることもありませんでした。
そして、久しぶりに、本当に久しぶりに腹の底からスキーが楽しかった!
たった数百メートルの狭山のゲレンデが楽しくて楽しくて何本も何本も滑りました。
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これからホンモノのゲレンデで、急斜面やコブ、そしてポールを滑ったらどうなるのか、まだまだ不安はありますが、とりあえずスキーができることがわかって良かった!

今回の足はいつものボクスターが車検のため代車の先代レガシィ。
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以前2代目に乗っていたので楽しみにしていたのですが、当時とはだいぶ変わっていてやや期待はずれ。当時はステアリングもエンジンもクルマの反応がつかみやすく、軽くて楽チンとは違った意味の運転しやすさがあったのですが、何もかも薄味になってしまい、20年以上の年月の流れを感じざるを得ませんでした。しかし薄くはなれど変な味にしないのところはさすがスバルですね。
あと、これはレガシィに限りませんが、国産車特有のちょっとペダルを踏むだけでパッドが食い付くようなブレーキフィールはどうも好きになれません。たしかに踏力は軽くて済みますが、ペダルの踏み始めから微妙な加減の調整を強いられるのはむしろ疲れました。

実は車検で代車を出してもらったのはこれが初めて。どうしてこんな異例なことになったのか?はまた今度に。

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以前、ResimのLAFを痛板にしたエントリーを書きました。これがけっこうな人気記事なのですが。
実は昨年購入したATOMIC REDSTER FIS SL、ご存知のとおりサンドイッチ構造なので痛板にはうってつけ。ニューモデルであることを隠せば盗難予防にもなるだろう、と痛板化しました。
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こんなグラーデーション+非対称ロゴのレーシングスキーらしくないデザインに(よく考えると痛くない)していたのですが…
3月に練習中に大転倒、剥離してしまい新品交換になりました。
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これを機にデザインを変えてまた痛板化しました。
今回はこの2度にわたる作業を通じて、痛板化のノウハウをご紹介したいと思います。

デザイン検討
今年のデザイン、実は昨年悩んでボツにしたデザインです。どちらにするか悩んだ時は、Macの画面や頭の中だけで考えず、実寸で試作することをおすすめします。雰囲気を掴むだけなので、安いプリンタ用紙に印刷して切り抜いたものをセロテープで仮止めした物で十分です。左右を作る必要もありません。
こちらが昨年採用したデザインの方。
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グラーデーションと非対称(片方だけだとわかりませんが)の大きなロゴはフリーライド系のスキーではよくあるデザイン。なぜかレーシングスキーになると原色+ハイコントラストの「強そう」とか「速そう」なデザインばかりなので、そういう固定観念を打ち破ってみるのが狙いでした。
履いていると知らない人から声を掛けらたり、中には「来季モデルですか?」といってくる人もいて、ウケはよかったのですが、盗難防止にはなってなかったかも(笑)。
そして今年のデザイン。
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いわゆるレトロ復刻デザインですね。ロシニョールが4Sの、ディナスターがクープドモンドの、オガサカがユニティの復刻をやっていますが、それをアトミックもやったなら…というコンセプトです。昔の画像などを検索して、作りやすそうな幾つかデザインを組み合わせました。この系統のデザインの時代、実際にはSL用はブルーだったようですが、元の板の色がどうしても見えるところがあるので、止むを得ず色は赤(テストプリントなので薄くなってます)。

作り方
色を元の板にきちんと合わせる。
今回素材になる元の板はSL用で真ん中にプレートがあり、それを外すことができません。そうすると、どうしてもその周囲は元の板の色が見えてしまいます。その継ぎ目で違和感が出ないように、正確に色合わせをする必要があります。
デザイン業務に携わっていれば常識なのですが、画面の色はプリントアウトされる色に正確ではありませんから、あくまでプリントアウトした色を実際の板と合わせて確認する必要があります。
そこで、何種類か色をつくり、チップ状にならべて本番の紙に印刷したサンプルを作りって比較します。
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これなら紙と作業時間を無駄にすることなく、正確に色を決めることができるわけです。

ラベル用紙の耐水性テスト
以前の痛板では、板の周囲に対して余白を残してラベル用紙を貼り、ラベル用紙が雪の水分に触れないよう、その余白部分を保護テープでカバーしていました。今回は余白を残さず完全にラベル用紙で板の表面を覆うので、どうしてもラベル用紙の切り口が雪の水分に触れます。今回使ったラベル用紙の取説では「そういう使い方をすると色が滲む」とありますが、それが実際どの程度なのか?を実験しました。
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一昼夜水に浸けておきましたが、問題になるような色の滲みはありませんでした。

トップ形状の型紙をつくる。
普通の板ならいらない作業です。SLスキーの場合はトップフィンがついていて、板の表面と段差があります。そこは「貼り付けてから切り抜く」わけにはいかないので、事前にぴったりの形状に切り抜けるように、あらかじめ厚紙で型紙を作っておきます。
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ぴったり段差にあうまでなんどもやり直します。また、左右で若干形が違うのでそれぞれ作ります。

印刷用データの準備
本番のラベル用紙に印刷するためのデータでは3つの注意点があります。
1つ目は、幅方向に「切り落とししろ」をつけることです
デザイン検討の時は、板にぴったりのサイズでデータを作っていると思いますが、そのままでは「誤差ゼロで切り抜き、誤差ゼロで板に貼り付ける」ことが必要になります。そんなことはできるわけないので、幅方向にやや太くデータを修正し(私の場合は左右で5ミリづつ)、貼り付けた後に余った部分を切り落とすようにします。
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2つめは、接ぎ目を合わせるためのマークいれておくことです。
A3のラベル用紙を使っても、トップ側は2枚のラベル用紙に分割する必要があります。その接ぎ目をぴったり合わせてカットするための目印をいれてプリントするとズレを抑えてキレイに仕上がります。下の画像のように私は斜めのラインをいれてます。そして接ぎ目の前後のラベルは、接ぎ目でぴったりではなく、重なり合う部分が出るようにデータを作ります。(作業方法は後述)。
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3つめは、左右がわかるよう余白に目印を入れておくことです。
(このスキーのように形状に非対称がある場合)もちろん、余白を切り落とすと目印は消えてしまうので、裏面の剥離紙に手書きで転記する必要がありますが…
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2種類のヘラを用意する。
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プリントしたラベル用紙には保護用のシートが同梱されており、それを貼り付ける作業があります。さらにそうして完成したラベルを板に貼り付ける作業、さらにその上に保護シートを貼り付ける作業がありますが、どの作業もヘラを使うと気泡が入らずキレイに仕上がります。
まずゴム製の広いヘラで広い範囲をムラなく圧着します。
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プラスチック製の硬いヘラはしっかり圧着し気泡を出すのに使います。
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下の画像を拡大すると、しっかり圧着できてる所と、気泡が残っている所の差がわかると思います。
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また、トップフィンのキワなどの細かい所をきっちり圧着するのに使えますし、板のエッジ部分でラベルをしごいて折り目をつけておくと、余分な所を切り落とす作業の目安になります。
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接ぎ目をぴったり合わせるためには
プロ用の大判プリンターでも使わない限り、どうしてもできてしまうラベルとラベルの接ぎ目。ここをキレイに合わせるためには、ラベルを板に貼り付けるときではなく、その前の段階にあります。
切り抜く前の接ぎ目の前後のラベルを、接ぎ目を合わせるマーク(斜めの黒線)を目安にぴったり合わせます。マークを黒の斜め線にするのは、前後左右のズレがよくわかるからです。
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そうすると、ラベル同士が重なり合う所ができるはずです。ここを真ん中あたり(でかつデザイン的に接ぎ目が出ても目立たない所)で2枚まとめてカットします。
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そうすると、接ぎ目がぴったりの2枚のラベルが出来上がります。
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この後、印刷の外形で切り抜きます。この外形は板の外形より大きくなってますから、ラフで大丈夫です。
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このラベルを板に貼り付け、板に合わせて余分な所を切り落とし、さらに保護テープを貼り付けます。

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最後に保護テープの余分な所を切り落とします。このとき、カッターの刃を斜めに当てると保護テープがめくれにくくなります。
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以上で完成です。元のデザインと、オリジナルデザインのビフォーアフターはこんな感じ。
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以上、痛くない痛板の作り方でした(痛いかどうかはあまり関係ないかも)「俺もやってみよう」というみなさんの参考になれば幸いです(ただし、自己責任でお願いします)。

※「ATOMIC」や「ARC」、「REDSTER」などの商標はアメアスポーツが権利を所有すると思われますので、私がこの板全体や一部、あるいはプリント用データを販売したり配布する事は絶対にありません。また製作の代行等もやりません。あしからずご了承ください。
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怪我をするというのは大変なことです。自分も辛いですが、いろんな人に迷惑をかけます。幸い手術はせずに済みましたが、そうでなかったらもっと大変な迷惑をかけていました。こんなことを繰り返さないためには、この怪我を糧にしなければなりません。振り返ってみると、ここ数年の私とスキーの関係はちょっとおかしくなっていていて、それが怪我の遠因になっている気がします。それを年単位→シーズン単位→1日単位→1本単位→1ターン単位で区切って考えてみました。

なぜここ数シーズンはこれほど滑ったのか?
・自分のスキー人生の残りを考えると、時間が残されていないと思ったから。

今シーズン、なぜこれほど根をつめて(怪我まで5週連続!)滑ったのか?
・雪が少なくて、充分に滑れずに終わるのが嫌だったから。
・スクール会員の元がとれないのが嫌だったから。
・練習仲間に、追いつきたい人がいたから。追いつかれたくない人がいたから。

なぜあの日、身体や気分が乗らなかったのに不得手なGSを滑ったのか?
・いつもの練習バーンで、最後の練習になりそうだったから。
・スクール会員の会費がもったいなかったから。
・他の練習仲間が滑っていたから。
・SLの板が故障で使えなかったから。

なぜ集中できないのに、あの一本を滑ったのか?
・一本前が不満足な滑りで、それで終わるのが嫌だったから。
・朝から集中できてなかったが、転倒せず滑れてたから。
・視線を遠くにやるコツに気づきがあり、その新しい感覚を練習したかったから。

GSで板を振ればポールに引っ掛けるのは自明なのに、なぜあのターンで板を振ってしまったのか?
・横向きの溝だったからそれに合わせようとした。
・そもそも掘れたGSは嫌いで、抑えて滑っていた。
・その次の次の旗門で土が出ていて、あらかじめスピードを抑えておきたかったから。

このままでは「無理しない」「あと一本それがスキーのやめどころ」という上辺だけの標語しかでてきません。それでは怪我は防げなかったわけで…
そこで、これを動機ごとに分類しなおしてみます。

●もったいない、元をとりたい
・スクール会員の元がとれないのが嫌だったから。
・スクール会員の会費がもったいなかったから。

●焦り
・自分のスキー人生の残りを考えると、時間が残されていないと思ったから。
・雪が少なくて、充分に滑れずに終わるのが嫌だったから。

●負けたくない、恥をかきたくない
・練習仲間に、追いつきたい人がいたから。追いつかれたくない人がいたから。
・その練習仲間が滑っていたから。

●もう少し!と欲が出た
・いつもの練習バーンで、最後の練習になりそうだったから。
・一本前が不満足な滑りで、それで終わるのが嫌だったから。
・視線を遠くにやるコツに気づきがあり、その新しい感覚を練習したかったから。

●恐怖やごまかし
・横向きの溝だったからそれに合わせようとした。
・そもそも掘れたGSは嫌いで、抑えて滑っていた。
・その次の旗門で土が出ていて、あらかじめスピードを抑えておきたかったから。

●奢り
・朝から集中できてなかったが、転倒せず滑れてたから。

●不可抗力、その他
・SLの板が故障で使えなかったから。

すべては己の心の弱さ故だということがわかりました。
(SL板の故障は不可抗力ですが、フリーで滑ることを選ばなかったのは弱さ故です)

ではこれからどうすれば良いのか?は、怪我を治しならしばらく考えてみたいと思います。
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第2回目の一人合宿の最終日、GSトレーニングの最後の一本で左スキーをポールにひっかけ転倒、左膝内側副側靭帯を損傷していまいました。幸い十字靭帯や半月板は問題なく、手術は回避できましたが、今シーズンはこれで終了となりました。左膝は以前にもコブ斜面で受傷しており、今回はついにダメかもと思いましたが、神様がラストチャンスを与えてくれたようです。

そしてその2日前には、SLのトレーニング中に板が交差して大転倒。昨年買ったばかりのATOMIC REDSTER FIS SLを剥離してしまいました。
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昨年買ったもう1本の板、4FRNTのSWITCH BLADEもシーズン初めに石を踏んでエッジ剥離しており、新しい板を2本とも破損したことになります。
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細かい事では上越国際3連戦の賞品でゲットしたロック付きカラビナも壊れました。
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極端な雪不足、それによる度重なる大会の中止、雨に祟られたニセコ…そして怪我という不本意な理由で苗場を去る事になりました。
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本当についてないシーズンでしたが、それも強制終了。

そもそも子供の頃から慎重で、「怪我するくらいなら(試合を)途中棄権したほうがマシ」「集中できなければ滑らない」「あと1本そこがスキーのやめどころ」を旨としてきた私がこのような間違った判断の末怪我をしてしまった原因と、このチャンスが何のために与えられたのか、怪我を治しながらよく考えたいと思います。まずは人生初の松葉杖の練習からですね。
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ニセコは天候リスクの高いスキー場です。強風で山頂付近のリフトやゴンドラが止まる。濃霧で視界がゼロになる…それはパウダーが滑れることと裏返しなので仕方がないことで、あとは運次第になります。

そうすると悩ましいことの一つがリフト券の購入です。全山リフト3日券は、1日券を3回買うよりお得ですが、それもリフトが動いての話。そこで数年前からリフトはJALリゾートクーポンで買ってリスクヘッジしています。全山1日券が6枚=3000円相当とお得なばかりでなく、3日券でも18枚なので、「無駄になるかも知れないけど、お得な3日券にするか?1日券を3回買うか?」を悩まずにすみます。

そしてもっと根本的な悩み「天候が悪くて、ろくに滑れなかったらどうする?」。この点でもこのクーポンはよく出来ていて、いままでのエントリーでご紹介したように、札幌市内や空港で金券として使えるので無駄がありません。また、北海道、ニセコならではの食事の美味しさ、豊富さが最大のリスクヘッジなのはいうまでもありません。ヒラフや倶知安の夜を楽しむためには、宿には夕食をつけないのが正解でしょう。

しかし「滑れなくても美味しいモノがたくさん食べれれば」満足できるのでしょうか?そうではない、ということが今回よくわかりましたね。旅行としての満足感では、滑れない不満をヘッジすることは出来ないんです。

にもかかわらず、お金の面では、マイルで充当しているとはいえ足りない分は自腹を切っています。また時間の面でも、スキー宅配便の配送日数を含むとかなりの滑走機会を費やしています。

そう考えると「マイルで足りない分は自腹を切っても毎年ニセコに行く」ではなく「マイルが満額貯まったら行く」くらいにしておくのが妥当なのかもしれないな、と思っています。
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この間、あることから「スキーで何かを成し遂げる」ってことを考える機会があった。

なぜそこまでスキーに夢中になれるのか?なぜそれがずっと続くのか?と人からよく聞かれる。
その理由として一つあるな、と思うのが、学生時代にスキーで大きな達成感を得られなかったこと。同好会で滑り出したのは3年からだし、山に篭ったのは4年の時だけ。
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資格が取れたわけでもないし、仲間と岩岳で汗と涙を流した経験もない。
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レジャーで終わらないシリアスなスキーを「垣間見るだけ」で終わってしまったのが私の学生時代。
その「不完全燃焼感」が、その後もスキーを続ける大きな動機になったと思う。

その結果、スキーという生涯を通して打ち込める趣味を持てたことで、どれだけ救われたかわからない。それに、スキーを通じていろんな事を学べたし、たくさんの素敵な出会いもあった。

もちろん、本当に何かをやり遂げて(例えば大会で優勝するとか)達成感を得るのが良いのだろうけど、そうじゃなくてもハッピーはある。むしろそれで良かったんじゃないか?と思ってる。

以下、長いスキー人生の中で感じた「やった!」をつらつらと。

SAJ1級に受かったとき。場所は乗鞍大雪渓!
norikura

志賀高原プリンス東館に泊まりつつ、志賀高原の有名な難コース、丸池Aコースをノンストップで滑り切りった時。ゲレンデプリンスホテルの最高峰+スキーは上級レベルの証。「ああ、俺もついにここまで来たか!」と思った。まあ、気のせいでしたけど(笑)
dinnermaruikeA

今は亡き「上越国際3連戦」のスラロームで、初めて入賞した時。
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最近だと、オフ会とかでゲレンデに集合した時にパウダーとかコブとかで「yasumoriさん上手い〜!」とか言われた時ですかね。「ああ、スキーやってって本当に良かった」って思います。

だから、スキーで成し遂げたい事を逃したとしても、まだまだ次がある。お楽しみは次にとっておくのもいいじゃん。成し遂げたらそこで終わっちゃうもん。
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