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ボクスターを手放した時の心境は過去ブログにも書きましたが、
・ポルシェならではの動的パフォーマンスを味わう機会が少ない
・その割に金銭的、精神的な負担が大きい
と言ったところだったと思います。今振り返ってみると、バルケッタ以来3台のオープンスポーツカーを乗り継ぎ、その都度クルマの性能も向上し「行ける所まで行った」結果、満足したというか「気が済んだ」のだと思います。
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そうなればクルマに乗る目的は利便性のみ。必要な時に車を借りれば事足りるわけで、レンタカー、カーシェアと公共交通機関を使う生活に切り替えました。
この3年間は、さまざまなシーンで色々なクルマに乗る事で、主に国産車の技術動向を知ることができましたし、自分がクルマに何を求めているかを見つめ直す良い機会でした。

思えば私は、クルマに「乗る楽しさ」と「利便性」の両極端だけを求めていて、その先にある大事な事を見失っていたのかもしれません。
それはハッピーになることです。
峠道を走るのも、自分や家族、荷物を運ぶのも、究極的にはハッピーになりたいからです。しかし、それだけでは十分でないことを3年間の「持たないカーライフ」で学びました。
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そう、この3年間(ひょっとしたらもっと昔から)満足していたし、不便でもありませんでしたが、ハッピーでもありませんでした。
スキーやレジャーは、新幹線や路線バスのダイヤ、レンタカーの返却時間を考慮すれば計画できますが、もしスケジュールが遅れれば、行きたいところや食べたいものを諦めたり、余分な交通費が発生します。かと言って余裕をもった計画を立てて何のトラブルのなければ、無駄な空き時間を過ごすことになります。

そのクルマでどれだけ楽しく過ごしてハッピーになれるか、言わば「ハッピーパフォーマンス」が大事だったんです。

パワーはなくとも軽快に走る、
好みのスタイルのクルマに乗って、
維持費や将来のお金の心配をせず、
いつでも見たいもの見に、食べたいものを食べに行ける。
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それにピッタリなGRヤリス RSが、この春のモデルチェンジでカタログから消えた時、
「買うなら今しかない!今乗らないときっと後悔する」
と思ったのです。

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