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壊れて困るもの大本命、ついに来ました。MacBook Air2017の内蔵SSDです。パーティションを切ってWin10もインストールしていましたが、OSXが認識されなくなり、電源を入れると当然のようにWin10が起動する、薄くておしゃれなWindowsマシンになってしまいました。


このSSDは純正ではなく、2年ほど前に512GBから1TBに換装したものです。コロナ禍での在宅勤務でWindowsが必要になったためBoot Campの容量を確保するのが目的でしたが、Mac互換の12ピン+16ピンではなく、一般的なMキーSSDをプラグ変換して装着していました。

換装前からカーネルパニックが多くてハズレ気味のマシンでしたが、ここ1年ほどは頻度が上がっており、やはり来たか、という感じです。
安定稼働するためにはやはり純正SSDのほうがいいのかもしれません。在宅勤務も状況が変わり、個人PCの使用がNGとなったのでBoot Campも不要ですし、次に買い替えることになるApple Siliconを1TBにBTOすると非常に高額になることも考慮して、データは512GB以内に削減することにしました。

純正SSDをMacに戻したらフォーマットし、インターネットリカバリからMontereyをインストールします。真っさらにセットアップしなおすいい機会なので、アプリは後ほどすべて再インストールすることにして、Time Machineから復元はユーザーデータのみとしました。
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復元後は、日々の使用頻度が高くない割にデータを食っていた古い写真データを外付けHDDに移動したり、旧iPhotoのライブラリを削除したりして、約170GBの空きを確保。まあこれで当分はいけるでしょう。
165gb
Time Machineに残っていたのが6月のバックアップだったので、ここ3ヶ月分のデータは絶望、とおもいきや、写真はiPhoneにも保存されてましたし、イラストの制作データなど重要なものはGoogleドライブにも保管していたので、データ損失は最小限に抑えることができました。

一方、ラジオ番組で私の投稿が読まれた時の録音データや、妻がレシートを日々入力した家計簿のエクセルデータなど、いくつかの再作成が困難なファイルはクラウドに保管していませんでした。なんとか復元できないかと、ターミナルからdiskutilとか色々やってみましたが成果なし。ただ、パーティションは物理障害でなく論理障害らしいことはわかったので、藁をも掴む思いで「Ontrack EasyRecovery」という、制限付きながらフリーで使えるソフトにかけてみることにしました。


まずは認識されなくなったSSDをケースに入れます。汎用的なMキーなのでケースも安いです。



Ontrack EasyRecoveryを起動すると復元対象とするデータを聞いてきます。全部を選んでスキャン実行したら途中で止まってしまったので、ここは欲張らず、どうしても復元したい」ファイルタイプに絞った方がいいでしょう。
feile

復元したいドライブとボリュームを選んで、
volume1
volume
スキャン開始。もちろん容量によりますが、意外と早く終わります。
scan
スキャンが完了すると、元のフォルダ階層やファイル名のままブラウスできるようになります。
ファイルをダブルクリックするとプレビューウインドウが開き、さらに右上のボタンでアプリケーションで開くと、別名で保存ができます。(ただし10MB未満のファイルのみ)
preview
無料版でできるのはここまでのようで、複数選択ファイルやフォルダ、ボリューム単位の復元は有料版が必要なようです。つまり復元したいファイルの数だけ「プレビュー」「アプリで開く」「別名で保存」を繰り返す必要がありますが、今回は限られた数ファイルが復元できれば良かったで、これで十分。助かった!

今回の教訓。
Macは無理なカスタマイズはしない。
やはり時代はクラウド。
でもバックアップ大事。

もう何かが壊れるのはこれで最後になりますように。


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