Little Glee Monster の新曲「今この瞬間を」を162名で歌うオフィシャルMVが公開されています。これに参加するファンクラブ会員対象の抽選に「当たればラッキー」くらいの軽い気持ちで応募したら当選しました。
参加者には合唱するパートを事前に練習する事が求められており、撮影の1週間ほど前にパートごとのデモ音源と譜面が送られてきました。音程は6度だし、他のパートに引っ張られるようなむずかしいところもないし、譜面も学校で習ったハ長調で書かれていて誰にでも歌えるように配慮してあると思うのですが、まあこれが難しい!プロの歌手ってすごいなあと思います。
ロケ地は「八王子付近のホールと屋外」とだけ知らされており「そんな都合のいい場所あるか?」と思いつつ当日の朝、集合場所に到着。
ロケバスに分乗し連れて行かれたのは某大学。なるほど大学なら広場もホールも控室になる教室もありますね。
まずは教室に集められ、配布された揃いのTシャツに歌詞の好きな一節をマーカーで書くように指示があり「これがなんか映像の演出の鍵になるのかな?」と思ったのですが、完成した映像をみると、冒頭でチラッと出てくるだけでした。謎だ。
そのままヴォーカルの先生からレッスン。さすがに個人ごとでなくパートごとでしたが、譜面やデモ通りに歌うことより、歌詞から感じる自分の思いを表現する事を求められたのは意外でした。
場所を教室から講堂に移してまず練習シーンの撮影と音源録音。ここからリトグリメンバーも参加です。「ではメンバー入ります」とのアナウンスが終わるか否かで、遠くからMAYUの笑い声だけが聞こえきたのはなんとも彼女らしく、参加者一同から笑いが漏れていました。
パートごとの練習ではかれんからのアドバイスもあり、なごやかに練習と撮影は終了。
ここで感じたのは、音響のいいホールで聴く合唱の美しさと迫力。素人だけでこんなに?と思ったのですが、参加者の中には新メンバーオーディションの参加者やハモネプの参加者など素養のある人もいて、とんでもないクオリティにならないよう考えられているようです。なるほど。
ロケ弁を慌ただしく食べて、いよいよ本番の撮影へ。青のグラデーションでシートが敷かれており、空か海のように綺麗です。
参加者にはマイクはもちろん、足元には「コロガシ」モニタースピーカーが。アイテム的にはライブ会場では見慣れてますが、こっちに向いているのは初めて見た!
ここからオケとメンバーの歌唱が流れてきます。右の穴はバスレフポートなのかツイーターなのか不明ですが、音質的には意外とこんなもんなんだ、という感じ。まあ観賞用じゃないからな。
炎天下だけに基本3テイクごとに脇に設営されたテントで休憩がありましたし、光線の都合でテントに移動する時間がなければスタッフが大きなパラソルをさしてくれるし、大型クーラーボックスには(リトグリだけに)コカコーラ製品が飲み放題だしと、熱中症にはかなり気を遣っているようでした。それでもアイスクリームが配られた時は歓声があがりました。
休憩中にはかれんとmiyouが挨拶にきてくれる一幕もありましたが、その時以上にみんあ色めき立ってたかも。
そういった対策が功を奏してか、リタイアした参加者は女性1名のみ。彼女が申し出た際にはMAYUが付き添ってくれ、それを見ていた若い男性グループが「俺たちも具合悪いって言ってみる?」とか言ってました(笑)。
撮影が完了したのは日も傾き出した午後五時。手持ち、クレーン、レンズ違いでフルコーラス通しを15テイク以上、サビからアウトロを10テイクくらい撮影+録音したとおもいます。参加者はもちろん、メンバーもこの間フル歌唱。休憩も我々と同様のテントの下でしたから、アーティストってすごい仕事だなと思います。
仕上がった映像には私はほとんど映ってませんが、50代にして面白い体験ができました。
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