最近こちらのYouTubeチャンネルをよくみています。



オーディオ界でよく聞く定説や伝説を、自ら実験した測定データと技術論文や仕様書、工業規格などを参照して論証し、視聴者を巻き込んだ徹底したブラインドテストで検証しています。そこから、多くの定説の正体を炙り出したり、あるいは通常人の可聴域では意味がなく「気のせい」であることを立証したりします。しかし一方でそれを凌ぐ聴感覚を持つ人が稀にいる事や、「気のせい」に試行錯誤するのも「オーディオの楽しさの一つ」として否定しない所に好感をもちます。

このチャンネルを知ったきっかけでもあるこの動画を参考に、私もスピーカーケーブルを見直してみました。

趣旨を要約すると、
・音質向上のためには、アンプからスピーカーまでの電気抵抗を下げることが大事。
・太いケーブルを選択することは抵抗が低減できるが、効果には限度があり、長さ2メートル程度までなら2スケアで充分。
・一方、ケーブルと端子間の接触抵抗の影響は意外と大きい。裸線のまま端子に挟むのは良い方法とはいえず、半田づけしたバナナプラグか、圧着したY字ラグでの接続を推奨。いずれの端子も、金メッキの有無ではなく、JIS規格品か否かで選ぶ。

つまり、3φ(4スケア相当)のケーブルを裸線のまま、端子に無理やりねじ込んでいた私のやり方は、全くの勘違い!
というわけで、サトーパーツのバナナプラグTJ-560

に、モンスターケーブルのME-S14

を半田付けしてDIYしてみました。
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いつも音質チェックに使うソースで、ビフォーアフターを比較してみたところ、歪みが少なくなり、音がスッキリしてディテールまで聞こえるようになりました。
まあ私の耳では気のせいかもしれませんが、このチャンネルの主の方の主張にのっかり「気のせい」に試行錯誤するのも「オーディオの楽しさの一つ」という事にしましょう。



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