勤続30年のお休みを利用して、学生時代以来の佐渡を楽しんできましまた。おいしい食事、興味深い文化遺産、美しい景色、そして走りやすいワインディングロードいっぱいの最高の旅でした。
今回初めてジェットフォイルに乗れました。前回はバイクでしたのでカーフェリーにせざるを得ず、洋上でタービン音を響かせて追い抜いていくジェットフォイルの姿を見送って以来の夢が実現しました。海が穏やかだったので、揺れの少なさを通常の船と比較することはできませんでしたが、一点間違いなく快適だったのは匂いですね。フェリーの船内は油の匂いがあり、それだけでも酔いそうですが、ジェットフォイルはほぼ無臭。燃料の違いかもしれません。
新潟県はどこも道路が整備されていて、快適に運転できますが、佐渡も例外ではありません。海岸線も山の中も、見通しがいい程よく深いコーナーが続き、適度にアップダウンもあるので、非常に運転が楽しいです。そして最大の美点は、交通量の少なさ。日中でも前走車に煩わされず、マイペースで走れる事が多いです。
スポーツカーやオープンカーのオーナーは是非訪れてほしいですし、島内のレンタカーはもっと楽しいクルマを用意してほしいですね。
この道の良さと風光明媚さから私が妄想するのはWRCの開催です。
真っ二つに割れた金山の脇を、
巨大な産業遺構の前を、
昔ながらの漁師町を、
そして北部の絶海の岬を
ラリーカーが駆け抜ける姿は、是非見てみたいし、中継映像を世界の人届けたいですね。きっとサルディニアやスペインに匹敵する絶景ラリーになると思います。
そして世界から訪れたラリーファンやチーム関係者の舌と胃袋を満足させることは間違いありません。
北沢浮遊選鉱場近くの「古民家空間 京町亭」のカニづくしカレー。甲羅の下にはカニクリームコロッケが隠れています。
絶景のカフェ「しまふうみ」。東京近郊だと江ノ島や鎌倉にも同様のカフェがありますが、視界の広さ、余計な人工物の少なさは桁違いです。
佐渡といえば、新潟市内のピアBandaiでいつも混んでる超絶美味しい回転寿司「弁慶」の本店があります。今回はこの南蛮エビが絶品でした。普通の甘エビでは味わえない旨味の濃さ!
両津港の佐渡汽船ターミナル内にある「maSanicoffe」の佐渡小判バーガー。肉肉しい美味しさたっぷりの今時のハンバーガーです。カレーもおいしく、乗船の待ち時間をつぶすだけのフェリー乗り場の喫茶店と思ったら大間違いです。
今回の宿泊は「いとしげな宿こいちゃ」。いとしげとは新潟弁で「可愛い」という意味。NegiccoのMeguさんがモデルをつとめる佐渡の案内誌「いとしげな佐渡」が監修したお宿です。クラウドファンディングで募った費用で改装されています(私も購入しました)。ウィリアムモリスの壁紙をあしらったお部屋は趣味よく「いとしげ」です。
朝食は要予約で、通常はたい焼きの朝ごはんです。朝かあらたい焼き?と思いますが、ゴマ風味の甘さを抑えた餡とモチっとした皮は、オヤツ感がなく、ワッフルとかパンケーキのイメージなので朝食としても違和感はなく美味しくいただけます。あと腹持ちもいいです。
不定期でフレンチシェフによるガレットの朝食もあります。
今回の旅行では、食事や宿泊もキャパに余裕があり、クオリティ高いサービスをじっくり味わうことができました。首尾よく世界遺産に登録されたらこの状況も終わってしまうかもしれません。まさに「今訪れておくべきドライビング世界遺産」だと思います。
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