クルマを手放して1年が経過しました。金銭的負担はどれくらいだったのか、それに対する私の気分はどうかも含めてまとめてみたいと思います。

昨年4月から、今年の4月まで、レンタカー、カーシェアに支払った金額は¥89,689でした。内訳は以下の通りです。

レンタカー        ¥57,312
レンタカーのガソリン代  ¥4,965
カーシェア         ¥27,412
合計        ¥89,689

カーシェアはだいたい月1回ほどの利用。
レンタカーの内訳は、昨年のGWで借りたフィットが96時間で¥25,220、秋に借りたGRヤリスが45時間で¥33,550でした。



昨年は夏休みにオリンピックを観ていてどこにも出かけなかったのはイレギュラーですね。その分GRヤリスで贅沢した感じです。

もしボクスターを所有していた場合、この9万円弱という金額では、自動車税と任意保険を払うのにちょっと足りないくらいです。車の維持には車検や駐車場代、ガソリン代もあるので、とうてい賄えません。いずれも一般的な国産車に比べれば高額ですが、法外に高いわけでもないと思います。
車両代はローンが払い終わればゼロですが、私の場合はほぼ同額を次の車の頭金として貯金していたので、ずっと払っていたことになります。

ポルシェを所有して乗ることは最高のドライビング体験であるばかりでなく、一流を我が物として味わうという、人生経験として代え難いものではありますが、コスト差がそれに見合うか?といわれると疑問です。

ポルシェを持たない代わりにレンタカーやエクスペリエンスセンターを利用するという選択肢もあるのですが、結局は利用しませんでした。



レンタカーで借り出しても、高額な割に公道でその真価を味うチャンスが少ないのは同じです。かといってエクスペリエンスセンターのようなクローズドコースでお金を払うならいっそのことフォーミュラカーを運転する方が貴重な体験ができそうです。


これは「普段使いできる乗用車として洗練されているのに、レーシングカーのように速くて楽しい」というポルシェの凄さこそのジレンマと言えます。

ポルシェに関していえば、峠道が近くにあるなど、真価を味わえる環境が整っているか、週末ごとに箱根に通うほど運転が好きか「所有する」だけで満足できるか、いずれかの場合でないと「もったいない」かもしれないです。
かといって一般的なクルマでも維持費や車両代はそれなりに必要なので、公共交通機関が無いなど、クルマがないと暮らせない環境でなければ、やっぱり「もったいない」。これがこの1年での私の結論ですね。

一方、カーシェアやレンタカーでいろんなクルマを運転したことは、面白かったですし、視野やがひろがる経験にもなり興味深いものでした。

特に今年のゴールデンウィークに借りた「普通のヤリス」は私の価値観を揺さぶるすごいクルマでした。次回更新で詳しくレポしますのでお楽しみに。
 
 
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