おそらく今年最後になる作品は、再び井上昌己さんです。
昌己さんのステージコーディネイトといえば、「ショートパンツかミニスカートにロングブーツ」が鉄板です。
手足が長くステージ映えする彼女にピッタリで、いつかイラストにしてみたいと思っていました。
そこから「クリスマスライブに向けて、ミニスカサンタにアレンジしてはどうか?」と思いつきました。しかしそれだけではちょっと安直なので、ラゾーナ川崎プラザソルのライブでのブラックレザーのショートパンツからインスピレーションを得て、ライターズジャケットを組み合わせてみました。
大人の女性らしい甘辛ミックスコーデの「ロックなミニスカサンタ」になりました。ギターの代わりにCASIOのショルダーキーボードとシャンパングラスを持たせて、パーティーが終わった後のイメージにしたので、表情もちょっとアンニュイな感じに。
実はイメージが固まり、Macで作業を開始したのはライブの1週間前。いつもの作品は2週間くらかけているので、今回はスピーディに描くことが一つのテーマになりました。ショルダーキーボードはゼロから描き起こさず、画像を下敷きにしています。また、レザーならではのシワのよりかたや質感に凝りたかったところですが、全体がポップな感じなのでこれくらあっさりでもよかったかもしれません。
額装をどうするかを考える時間もなかったのですが、土壇場でパノラマ写真用のフレームを縦に使うことを思いつき、余る上下に明度差抑え気味で太いロゴを配置したのが、トップ画像の完成形です。
先日のクリスマスライブで昌己さんにお渡ししました。「うわー上手!もう盛り盛りで描いてくれちゃって〜」と喜んでいただけました。いえいえ何も盛っていません。美しいものは美しいままに描いております(笑)
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