昨年の「私をネギーに連れてって」で時間不足で参加を見送った似顔絵コンテスト、今年は参加することができました。今回はその制作過程を紹介したいと思います。
そもそもメンバーの似顔絵を描いたことがなかったですし、3人もいるので、それぞれの特徴を捉えるべく、はやめに習作をスタートしました。
まずはリーダーNao☆。
彼女はタレ目気味、黒目がちで可愛らしイメージですね。バランス的には目の高さが頭部全体のセンターより下になるように。眉尻を長めにするのがポイントかなあ。口元はいわゆるアヒル口っぽいかも。
Meguは目尻は短めで下まぶたを持ち上げ気味に。私的チャームポイントのほお骨と、丸顔のイメージ(実はそれほででもないのですが)の折り合いをつけるのが難しい。
トレードマークのフーディとぽんちゃスマイル。制作時期は髪型がいつもより短めでした。首筋から後頭部の綺麗な丸みも特徴かも。
簡単に描けると思っていたのに難航したのがKaede。
髪型をふくめた頭部全体のシルエットを丸っこくしないほうが似ますね。問題は目元。彼女の目元には個性も魅力もギュッと詰まっていて、なかなか難しい。涙袋は絵にしにくいし、目の離れ具合もあまり誇張してもかえって似ない。
ちょっとこれは時間がかかりそうなので並行して全体の構成も考えます。他の応募者のレベルは相当高く、私の画力では勝負になりませんし、ハガキサイズで100枚近く展示されるので、パッと見で目を引く全体のカラーやデザイン性で勝負することにしました。
メンバーカラーで画面を分割するとインパクトはありそうですが、ハガキサイズでは一つ一つの絵が小さくなるので却下。
バストアップの3人を重なるように並べ、Kaedeのピンク、Nao☆のイエロー、Meguのブルーへと移ろうグラデーションの綺麗さで見せることにしました。
衣装はメンバーカラーがメインになっている「世田谷衣装」をチョイス。
全体の構成に沿って一人一人きちんと描きます。
Meguはラジオで「口角が下がっているのがコンプレックス」だと話しており、だから口角をしっかりあげて笑うのかな?と思ったので絵に盛り込みました。
Nao☆のこのヘアアレンジ(フィッシュボーン)とこのとの組み合わせ、実際にはないと思うのですが、本人が気にっているので、あえて採用しました。女性の似顔絵、特に本人の目に触れる場合は、こういった「本人が気にしてることや意識していること」をきちんと描くことは大事かなと思っています。
3人をMac上で合成し、ざっと彩色してみます。
うーんなんか弱い。色のインパクトを打ち消さないよう、ドライに描きたいものの、もう少し3人の関係性が欲しいし、大きな絵を縮小してるので線も細い。
と言うわけで構成を再検討。顔の角度を向き合うように変えて、手を取り合うように。表情ももっと活き活きとさせたい。
あんまり笑わせてしまうとせっかく捉えた特徴が描けないのでもう少し抑え気味に。ポーズは逆に動きをつけて彼女たちらしさを。
手の表情が大事になってきたので、すこしスケッチ。
バラバラで描いて合成するのはやめて、始めから一枚で描くことにしました。
もう少し活き活きとした表情にしたかったのですが、それを丁寧に描くとどうしても不気味になってしまったので、今回は諦めて表情はさらに抑え気味にしました。でもKaedeはまとまってきたと思います。口に開き方なんかもらしさが出ますね。
いつもどおりGIMPで彩色と仕上げ。3人の髪色が実はメンバーカラーとマッチしているので、塗りつぶすのは避けて黒の網点でトーンを落としました。ロゴもやはり3つの色が掛け合わさっていることをブラーで表現。
しかしいざ会場に出かけみると!
完全に埋没!
自分でも自分の絵を見つけるのに苦労したほどです。
敗因はまず、グラデーションを際立たせるために選んだ背景の黒が額の台紙の黒に溶け込んでむしろ逆効果。
また、髪のトーンや衣装のレース模様を表現した網点もノイジーだし、繋いだ手を入れたために絵も小さくなってしまいました。
インパクトを狙っていろいろ策を弄したのが、考えすぎ、欲張りすぎ、詰め込みすぎで完全に裏目にでて「策士策に溺れる」という私らしい結末。
上手く滑ろうと思うあまりにタイムが出ない、スキーと全く同じですね。
自分の画力の無さをまず受け入れて、それでも真っ直ぐ描くことが大事だったのだと悔やんでも後の祭り。来年に向けて精進します。でもそれってほんとうに難しいんだよなあ。
あんまり笑わせてしまうとせっかく捉えた特徴が描けないのでもう少し抑え気味に。ポーズは逆に動きをつけて彼女たちらしさを。
手の表情が大事になってきたので、すこしスケッチ。
バラバラで描いて合成するのはやめて、始めから一枚で描くことにしました。
もう少し活き活きとした表情にしたかったのですが、それを丁寧に描くとどうしても不気味になってしまったので、今回は諦めて表情はさらに抑え気味にしました。でもKaedeはまとまってきたと思います。口に開き方なんかもらしさが出ますね。
いつもどおりGIMPで彩色と仕上げ。3人の髪色が実はメンバーカラーとマッチしているので、塗りつぶすのは避けて黒の網点でトーンを落としました。ロゴもやはり3つの色が掛け合わさっていることをブラーで表現。
しかしいざ会場に出かけみると!
完全に埋没!
自分でも自分の絵を見つけるのに苦労したほどです。
敗因はまず、グラデーションを際立たせるために選んだ背景の黒が額の台紙の黒に溶け込んでむしろ逆効果。
また、髪のトーンや衣装のレース模様を表現した網点もノイジーだし、繋いだ手を入れたために絵も小さくなってしまいました。
インパクトを狙っていろいろ策を弄したのが、考えすぎ、欲張りすぎ、詰め込みすぎで完全に裏目にでて「策士策に溺れる」という私らしい結末。
上手く滑ろうと思うあまりにタイムが出ない、スキーと全く同じですね。
自分の画力の無さをまず受け入れて、それでも真っ直ぐ描くことが大事だったのだと悔やんでも後の祭り。来年に向けて精進します。でもそれってほんとうに難しいんだよなあ。
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