
納車とほぼ同時にヘッドライトをハロゲンからLEDに換装して1年あまり。ここ最近、慣れなのか劣化なのか「なんか暗くないか?」と思うことが増えてきたので、一念発起してHIDに換装しました。購入したのはfclのキャンセラー内蔵6000Kです。
バルブをポン付けで済むLEDとは違いHIDは色々めんどくさそうですが、自分で取り付けに挑戦してみました。
初代986以来、ボクスターは灯火類がユニットで取り外しできるようになってます。フロントトランク左右のパンク修理キットと車載工具の箱を取り外し、ゴムキャップを開いた穴から車載工具のレバーを差し込んで(左のヘッドライトなら)時計回りに回します。

ユニットが浮き上がるので手前に引き出し、コネクターを1つ外せばOK。

バラストやイグナイターを置く空間がどのあたりにあるか、なんとなく確認しておきます。(矢印が外したコネクターとケーブルです。)

今回はいろいろ加工がありそうなのでヘッドライトユニットを家に運び込んで作業しました。

ユニット裏側のビス四ヶ所を外し、裏ブタを外します。

固定用の針金をスライドし、既設のバルブを取り外します。

HIDバルブを取り付け、針金を元に戻します。

次に、電源コードをバルブに接続しますが、ここで問題発生。既存の電源コードが両方とも黒でコネクタの極性がわかりません。

極性を間違えるとキャンセラー付きのバラストが破損するという事で、一か八かテストするわけもいかず途方にくれましたが、いろいろ検索した結果、みんカラで黒1本がプラス(赤)、黒2本がマイナス(黒)という事が判明!2315さんありがとうございました。

端子をコネクターに差し込むと「カチッ」と感触はあるものの、なんとなく不安なので絶縁テープを巻いておきました。

LEDの時のバラストはユニット内に収めましたが、今回は純正に合わせて外に設置することにしたので、裏ブタにコードを出すための穴を開けます。なるべく不可逆な加工はしたくないですがやむを得ませんね。

穴にコードを通し、防水パッキンをハメます。上の画像の大きさだとやや穴が大きすぎでガバガバだったのでビニールテープで補強。

バラストは純正HIDと同じ場所に設置することにしました。まず、付属の取り付け金具をこんな感じで折り曲げます。

短めのセフルタップビスでユニットに固定。

イグナイタをユニット後端に両面テープで固定し、

コード類を付属のタイラップでまとめます。

これで右のユニットが完成。

ここまでで一旦点灯テストをして、車体への装着や接続に問題ないか確認します。
これがLEDのままの左。

こっちがHIDに交換した右。

全然違うー!そう言えば986はこれくらい明るかったような。
残りの左も交換して作業完了。ケーブルの長さの都合でイグナイターの貼り付け位置がちょっと右とは変わりますが、装着に問題はありません。

試行錯誤がなければ作業時間は正味3時間程度だと思います。
昔は10万円くらいした装備がこの程度の作業と出費で手に入るのですから驚きですが、LEDは半導体で量産効果高そうなので将来はLEDの方が明るくて安くなる可能性もありますね。
ちなみに1年前にLED化したウインカー周辺の状態も確認しましたが、特に問題ないようでした。

(今後どうなるかはわからないので、参考にされる方は自己責任でお願いします)
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