さて現在に続くオープンカー暮らし。以前のエントリーで述べた通りそれはフィアット・バルケッタから始まったわけですが、その時も検討したクルマが他にありました。それはセリカ・コンバーチブル。
205C
スキーに行くことが大前提だったので、雪道の強さと荷物の積載性を考えると駆動方式はFF必須(と当時は思っていた)。その頃はユーノス・ロードスターから始まった世界的なブームで各メーカーから色々とオープンカーが発売されていましたが、スポーツカーらしいデザインでFFなのは他にあまり選択肢はありませんでした。結局はイタリア風味満点のデザインが決定打になりバルケッタを選びました。

バルケッタに乗っていた約8年の間にも、色々と後継車を考えましたが、その一つがセリカの最終型。
CELICA
歴代のセリカはトヨタのデザインの方向性を予告する使命があったそうで、常に一歩進んだスタイルを纏っていました。このモデルも例外でなく今でもまったく古びないイカし具合に当時かなりぶっ飛びました。ディーラーで試乗までしましたが、ボディはガッチリ、スポーティなハンドリングは素直かつ正確で国産らしい精密さにあふれたいいクルマで価格も手頃、正直かなり心が動きましたが…
  • 屋根が開かない
  • 後ほどコンバーチブルが設定されても、このデザインがスポイルされそう
で踏ん切りがつきませんでした。しかし、ショルダーのエッジやリアフェンダー周りの造形は現行プリウスやC-HRに引き継がれていて今見てもカッコいいと思います。

次に検討したのはプジョー206CC
206CC
今では当たり前になった開閉式ハードトップの走りですね。純正でトランクキャリアもありこれもディーラーに見に行きましたが、妻の「今(バルケッタ)と同じようなクルマに買い替えてどうするの?」の一言に深く納得して終わりました。

最後がスマート・ロードスタークーペ
SMART
屋根はいわゆるタルガトップ。もう一つのボディタイプの「ロードスター」と違い、後ろのグラスハッチにあるていど荷物が積めそうなので検討対象に。駆動方式はRRですが、エンジンの下に駆動輪があれば雪道は行けるだろう(たぶん)。ルーフにつけられそうな吸盤タイプのスキーキャリアの選定や、スタッドレスに組み替える時にどうやってタイヤを積むか?までかなり本気で検討しました。しかしなかなか販売体制が固まらず、ボクスターの中古価格が射程内に入ってきたので、結局買いませんでした。今乗ってたらかなりレアでしょうね〜

もしもこれらどれかのクルマを選んでいたら、いまボクスターに乗っていないかもしれません。クルマ選びもなにかの縁。「縁とは異なもの味なもの」昔の人はいいこと言うもんだ。

(ここまで画像はセリカの最終型がサーセンサー、スマートがグーネット。それ以外は全てウイキメディアより引用)
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