さて、前回の下調べに準じて、いよいとフロントとサイドのウインカーのLED化をしました。これが想像以上に大変でした!

まずフロント側ですが、純正の白熱球が「HY21W」というヘンテコなものを使っているので、そのまま使えるLEDバルブはありません。981EDさんの記事を参考に追加工で対応することにしました。
購入したのはこちら。


純正バルブと並べてみると、通電部の直径や長さは同じですが、2つのピンの位置が違います。
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ソケット側をみると、通電部とのロックに使われているのは根元側のピンだけのようです。
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ので、LEDバルブの不要と思われるピンをヤスリで削り落とします。
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これでまずソケットへの装着ができるようになりました。
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ヘッドライトユニットに戻してフロント側の作業は完了。
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つづいてサイド側。純正バルブの「WY5W」に相当するLEDバルブはこれ。


こちらはすんなり純正バルブと交換。
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心配していた挿入口も楽々クリア。
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各ユニットを車体に戻して点滅テストします。LEDに交換した側の動画。

心配していたハイフラ現象も起きていません。
ちなみにこちらが純正バルブのままでの点滅。

LEDよりも若干「モヤっ」とした点滅具合です。

反対側も同様に作業し、これで作業完了!と運転席に座ると…

残念ながら、インパネのインジケーターにハイフラ現象が発生。もう一度車外からウインカーの点滅を確認しましたが問題なし。インパネの点滅速度と実際のウインカーの点滅速度は関係ない(ウインカーリレーではなくシステム的に点滅させている)ようです。
インフォメーションディスプレイに警告表示も出ていますが、これはその度に消すことは出来るので、とりあえずの走行に問題はありません。

とはいえ、インジケーターがハイフラするのは気持ち悪いですし、警告表示はエンジンをかけるたびに消すのはえらい面倒。ここで撤退して白熱球に戻す選択肢もありましたが、ここまでの投資が無駄になるので対策を考えました。

結局のところ、LEDは消費電力が低く、それをシステムが「電球切れ」と誤認識しているので、白熱球と同じだけ電力を無駄に消費するように抵抗を追加すれば良いのです。
警告表示は「左側」「左前」「右側」「右前」それぞれ出るので、フロントとサイドの回路は繋がっておらず、それぞれ個別にシステムにつながっているようなので、4箇所それぞれに抵抗が必要と思われます。

30数年ぶりにオームの法則とか思い出して、LEDと抵抗器の合成抵抗が白熱球と同じになる抵抗値を計算しました。なんか電装沼にはまり込んでいる気もしつつ、追加で購入した抵抗器のフロント側はこれ。


サイド側はこれ。



まずはフロント側から作業。エレクトロタップで既存のケーブルに抵抗器を割り込ませます。
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いわば並列つなぎですね。
抵抗器の説明書には「高温になるので、金属部分にとりつけ、配線が触れないように」とあるのですが、ヘッドライトユニットはすべて樹脂製なのでそれは不可能。「耐熱性のあるもので包めばいいんじゃね?」ということで、3ミリ厚のシリコンゴムシートで包み、タイラップで束ねました。
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ヘッドライトユニットにちょうど良い隙間があるので、そこに設置。
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ほとんどガタつかないので、両面テープなどでの固定は無し。
防水キャップを戻して、ユニットを車体に再セットしてこちらの作業は完了。

大変だったのはサイド側です。
既存のケーブルに余裕がなく、ヘッドライトユニット側からみてもケーブルの出所も分からないため引き出すこともできないため、エレクトロタップを挟むゆとりがほとんどありません。
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そしてエレクトロタップを収納するスペースもギリギリ。そもそもここは防水されていないので、このままではやばそうです。今回は抵抗器の選択が正しいかを確認するための暫定対応ということで、なんとか押し込んでユニットを元に戻しました。
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抵抗器本体は付属のアルミテープでボディ内側に固定。


晴れてハイフラと警告表示が解消!

しかしサイド側のエレクトロタップの無理加減と防水性はあのままではダメなので、早急に対策というか追加投資が必要。いよいよ電装沼の深みにハマることになりそうです。
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