3日目はいい天気!本来の目的はパウダーですが、ニセコは晴天も貴重なのでヨシとしましょう。視界のいいアンヌプリやヒラフは広くてフラットなバーンが魅力。特にアンヌプリは空いてる印象でしたが、今回はヒラフも結構空いていて、ホームの苗場ではなかなかできない他の人を(あまり)気にせず、ハイスピードの中で自分の運動に集中して練習ができました。
ランチは名前を聞いたことはあれど、どこにあるのかずっとわからなかった「望羊荘」。
なんとも昭和な外観ですが、もちろん内装も昭和感たっぷり。写真では伝わりにくいですが、色あせた山の写真とか、食堂にもかかわらず鎮座するジュースの自販機が昔ながらの山小屋っぽさを醸し出しています。そういえばスキーを始めた頃のゲレンデ食堂とかスキー民宿ってこういう感じだったよなあ。こういう雰囲気目当てなのかこのお店も外国人だらけです。
せっかく北海道に来たのにまだカニを食べていなかったので数量限定の「カニ丼」をいただきました。
このお店の場所がピンとこなかったのは、ヒラフのこの辺り(ゴンドラ周辺)はあまり滑らなかったから。ヒラフのゴンドラといえば、4人乗りで高速でもなく、降りてから歩いて登らないと次のリフトにも乗れないという「無用の長物」という思い込みがあったのですが、実は数年前にそれらが改善された新しいゴンドラに架け替えられたことを今回初めて知りました。おまけにすぐ近くにはニセコでは貴重なコブ斜面があることも発見し、何事も先入観にとらわれることは良くないと思った次第です。
コブ斜面をゴンドラで何度も回したので、三角窓に羊蹄山がピッタリはまり込む絶景のスキーセンターで一休み。
そこに見逃せない看板が!「世界一辛いジンジャーエール」だと!
ウイルキンソンの甘さを抑えて、その分1.5倍くらい辛くしたような味。飲み込むと辛さが鼻に抜ける感じがかなり私好み。ただし900円もします。しらべてみるとAmazonでも500円くらいなので、元々高いといえば高いようです。
東京で見つけたらまた飲もう。
ニセコ最後のディナーはアンヌプリの「Lucky Fingers」へ。
こちらは日本人シェフが経営する創作料理のお店です。(料理名は私の勝手な訳)
フォアグラの旨みと牛肉の肉汁がジュワーとくるコロッケ!
味噌ベースドレッシングのわさび菜のサラダ。
サクサクした食感がたまらないエビのフライにレッドチリクリームソース!
なんと米菓のおかきを衣にして揚げたアスパラガス。これは初めての美味しさ!
そしてこのハンガー(横隔膜)ステーキは、「肉=脂の旨み」という私の先入観をぶち壊す赤身の旨さ!ウイスキー(余市)ベースのソースが絶妙です。
ニセコではどちらかというと「素材の美味しさを生かした」お店が多いなか、こちらのお店は手の込んだ凝った料理がメイン。ニセコの食事のチョイスの幅が広がるのは嬉しいですね。
最終日は曇り+小雪。昨日の好天で緩んだ雪が硬く締まり、これまたいい練習になるバーン状況。午前中で上がらなければいけないので、アンヌプリとビレッジを中心に滑りました。
いつも苗場の柔らかい雪で滑っていると、むしろこういった好条件のフリースキーではスピードを抑えるのが難しかったりするのですが、板に助けられました。昨年からフリーで履いている4FRNTのSWITCH BLADEはハーフパイプ用だけあって硬く締まった雪にもエッジが良く入り、プレートなしにもかかわらずブレもなく安定していました。ロッカーの流行に流されずキャンバースキーを選んで良かった!
帰りの飛行機は遅れることもなく、月曜日だったので空港も空いていて、落ちついて夕食。以前にも利用した釜飯の「ふく亭」で、新メニュー「ミックス釜飯」をいただきました。
上にかかってるのはなんとチーズです。ご飯はケチャップライスで、釜飯というよりは魚介のリゾットというかパエリヤというかそういう感じ。一見ゲテモノ風ですが、私は好きです。
今回最後のお楽しみは、空港内の「スカイショップ小笠原」と「六花亭」のコラボスイーツ「新千歳発」
パイ生地に挟まれているのは、ひんやり冷えたハスカップ入りのクリームチーズ。それゆえ空港のこのお店でしか食べることができない限定品。サクサクとヒンヤリのコンビネーションはその場で作っているからこその美味しさ。ひとつ180円のお手軽価格なので、新千歳空港を利用する機会があれば是非オススメです。
期待した「腰まで埋まるようなパウダー」には当たりませんでしたが、そこそこパウダーも楽しめましたし、何より4日間すべて全リフトが動いたのはかなりラッキーでした。そしてお馴染みのお店はもちろん、新規開拓したお店も美味しかったので食事も大満足。雨に泣かされた昨年に比べれば大満足の今年のニセコでした。
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