この間、あることから「スキーで何かを成し遂げる」ってことを考える機会があった。

なぜそこまでスキーに夢中になれるのか?なぜそれがずっと続くのか?と人からよく聞かれる。
その理由として一つあるな、と思うのが、学生時代にスキーで大きな達成感を得られなかったこと。同好会で滑り出したのは3年からだし、山に篭ったのは4年の時だけ。
pano
資格が取れたわけでもないし、仲間と岩岳で汗と涙を流した経験もない。
sugadaira

レジャーで終わらないシリアスなスキーを「垣間見るだけ」で終わってしまったのが私の学生時代。
その「不完全燃焼感」が、その後もスキーを続ける大きな動機になったと思う。

その結果、スキーという生涯を通して打ち込める趣味を持てたことで、どれだけ救われたかわからない。それに、スキーを通じていろんな事を学べたし、たくさんの素敵な出会いもあった。

もちろん、本当に何かをやり遂げて(例えば大会で優勝するとか)達成感を得るのが良いのだろうけど、そうじゃなくてもハッピーはある。むしろそれで良かったんじゃないか?と思ってる。

以下、長いスキー人生の中で感じた「やった!」をつらつらと。

SAJ1級に受かったとき。場所は乗鞍大雪渓!
norikura

志賀高原プリンス東館に泊まりつつ、志賀高原の有名な難コース、丸池Aコースをノンストップで滑り切りった時。ゲレンデプリンスホテルの最高峰+スキーは上級レベルの証。「ああ、俺もついにここまで来たか!」と思った。まあ、気のせいでしたけど(笑)
dinnermaruikeA

今は亡き「上越国際3連戦」のスラロームで、初めて入賞した時。
45a3fbc9.jpg

最近だと、オフ会とかでゲレンデに集合した時にパウダーとかコブとかで「yasumoriさん上手い〜!」とか言われた時ですかね。「ああ、スキーやってって本当に良かった」って思います。

だから、スキーで成し遂げたい事を逃したとしても、まだまだ次がある。お楽しみは次にとっておくのもいいじゃん。成し遂げたらそこで終わっちゃうもん。
スポンサードリンク