パリでかなり大規模な同時多発テロがあったようです。事件の全貌はまだ明らかではありませんが、3年前に1週間滞在してウロウロした経験から思うところを書いてみようと思います。
パリの街の構造について

パリの市内は大きな直線路で街区を区切る構造で、街区は大きなビルで占められていて、とても見通しがいいです。

狭い道でも、歩道と車1車線+路上駐車1列分の幅があり、いわゆる狭い路地と言うものはほとんどありません。

この構造は景観上はもちろんですが、二月革命の反省からデモやゲリラをやりにくくする、という狙いもあるそうです。
建物の「中庭」について
このような構造なので、パリの建物には、裏側とか生活空間が無いようにみえます。しかしそれでは生活できないので、建物の中庭の部分がそれを担っているようです。
また、飲食店や商店街として「開かれて」使用されている中庭もあり、この場合は他の都市における路地にあたる機能を果たしています。

一方で、入居者のプライベートな空間として、「閉ざされている」ケースも多いです(ここなど参照)。この場合は外側からは中の様子が見えないので(あくまで想像ですが)ひょっとしたらテロの準備などに便利だったのかもしれません。
テロリストが逃げるのは難しいかも
以上のような街の構造から、(あくまで私の想像ですが)テロの準備はし易いものの、犯行後に逃走するのは難しいでしょう。大通りは封鎖され、身を潜める路地がなく、中庭に戻れば袋のネズミになります。犯人たちが初めから死ぬつもりならこれは何の抑止力になりませんが。
パリにはいろんな人がいる
言うまでもありませんが、パリは世界有数の大都会でありながら、観光地でもあります。なので、昔ながらの住民だけでなく、移民も住んでるし、世界中からの観光客も訪れます。




なので、どんな人がいてもそんなに違和感とか悪目立ちはしないかも知れません。
パリの治安について
パリ市内の治安は「良くは無いが、身の危険は少ない」というのが私の印象です。ひったくりやスリ、詐欺、置き引きは要注意ですが、強盗や殺人の危険は感じない….見通しが良く、おしなべて何処にも人がいるので、粗暴犯はやりにくそうです。
滞在中、パトカー、白バイは見ましたが、生身の警官は一度も見ませんでした。街中に警官の詰所はありますが、扉は閉じられて歩哨も立っておらず、日本の交番とは違いますね。
ちなみに、ウィキペディアによると、パリ警視庁の警察官は約18000人。東京の警視庁は約43000人です。管轄地域の広さも人口も違うので単純に比較は出来ませんけれど。
最後になりますが、犠牲になった方の冥福を願ってやみません。家族や友人と連絡が取れない方に少しでも早く無事の知らせが届きますように。そしてパリの街に再び平穏が訪れますように。
パリの街の構造について

パリの市内は大きな直線路で街区を区切る構造で、街区は大きなビルで占められていて、とても見通しがいいです。

狭い道でも、歩道と車1車線+路上駐車1列分の幅があり、いわゆる狭い路地と言うものはほとんどありません。

この構造は景観上はもちろんですが、二月革命の反省からデモやゲリラをやりにくくする、という狙いもあるそうです。
建物の「中庭」について
このような構造なので、パリの建物には、裏側とか生活空間が無いようにみえます。しかしそれでは生活できないので、建物の中庭の部分がそれを担っているようです。
また、飲食店や商店街として「開かれて」使用されている中庭もあり、この場合は他の都市における路地にあたる機能を果たしています。

一方で、入居者のプライベートな空間として、「閉ざされている」ケースも多いです(ここなど参照)。この場合は外側からは中の様子が見えないので(あくまで想像ですが)ひょっとしたらテロの準備などに便利だったのかもしれません。
テロリストが逃げるのは難しいかも
以上のような街の構造から、(あくまで私の想像ですが)テロの準備はし易いものの、犯行後に逃走するのは難しいでしょう。大通りは封鎖され、身を潜める路地がなく、中庭に戻れば袋のネズミになります。犯人たちが初めから死ぬつもりならこれは何の抑止力になりませんが。
パリにはいろんな人がいる
言うまでもありませんが、パリは世界有数の大都会でありながら、観光地でもあります。なので、昔ながらの住民だけでなく、移民も住んでるし、世界中からの観光客も訪れます。




なので、どんな人がいてもそんなに違和感とか悪目立ちはしないかも知れません。
パリの治安について
パリ市内の治安は「良くは無いが、身の危険は少ない」というのが私の印象です。ひったくりやスリ、詐欺、置き引きは要注意ですが、強盗や殺人の危険は感じない….見通しが良く、おしなべて何処にも人がいるので、粗暴犯はやりにくそうです。
滞在中、パトカー、白バイは見ましたが、生身の警官は一度も見ませんでした。街中に警官の詰所はありますが、扉は閉じられて歩哨も立っておらず、日本の交番とは違いますね。
ちなみに、ウィキペディアによると、パリ警視庁の警察官は約18000人。東京の警視庁は約43000人です。管轄地域の広さも人口も違うので単純に比較は出来ませんけれど。
最後になりますが、犠牲になった方の冥福を願ってやみません。家族や友人と連絡が取れない方に少しでも早く無事の知らせが届きますように。そしてパリの街に再び平穏が訪れますように。
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