江口正祥(まさよし)さんと聞いてもピンとこない人も多いかも…でも彼の演奏を耳にしていない人はいないはず!と言えるほど、多種多様なアーティストのライブ、レコーディングに参加しているギタリストであり、アレンジや作曲からプロデュースまで手がけている人です。
私が彼の演奏を耳にしたきっかけは、このブログも何度が取り上げた井上昌己さんのライブ。彼女のデビュー以来、レコーディングやライブでギターを担当してきたのが江口さんなのです。
もちろん、彼以外のギタリストが演奏することもあるのですが、それゆえに、彼の演奏が他の人とは一味も二味も違うことに気づいたのです。
その違いを言葉にするのは難しいのですが、技術の上手さだけでなく人を惹きつける魅力がある…一言でいえば「色気がある」でしょうか。
それに気づいてからは、江口さんが弾く井上昌己さんのライブは特に重点的に足を運んでいます。
今回は30年に及ぶキャリアでなんと初のソロライブ。彼の演奏をじっくり楽しむまたとない機会ということで、高田馬場のライブハウス「音楽室DX」に馳せ参じました。
先に感想を書いてしまうと、「とても面白くてためになる」ライブでした。
オリジナル曲の演奏では、どんなテクニックが使われているか、それはどんな時代に誰が流行らせたのか?またそのテクニックを身に付けたきっかけの仕事は…などプロギタリストならでは解説付き。演奏経験のない私にとって作り手の意図を知った上で聴くのは一粒で二度美味しい体験でした。
そしてエレキギターをアコースティックギターに持ち替えて、サポートしたアーティストの曲を集めた「お世話になりましたメドレー」。ここでもアコギを始めたきっかけやエレキとの違いなどの解説付き。
そして、現在「阿漕なハードロック」というユニットを組んでいる青山浩之さんをゲストに迎えての、アコースティックギターデュオによるレッドツェッペリンとディープパープルのメドレー。
アコギ二本で演奏しているとは思えない音の厚みとグルーヴ感は、ジミー・ペイジやリッチー・ブラックモアもびっくりでしょう。
当日の映像ではありませんが、Youtubeにありました。(奥が江口さん、手前が青山さん)
HR/HMの元祖的な曲もアコギの音色にすると、ブルースの要素が感じられたのも興味深かったです。つぎは阿漕なプログレを聴いてみたいですね。
そして再びソロでオリジナル曲。様々なアーティストのサポートを通じて身に付けたテクニックやエッセンスに裏打ちされたバラエティ豊かさは凄いです。アルバムにしたらかなり楽しめると思うし、何度でも聴きたいので是非CDにして欲しいです。
MCの中で江口さんがギタリストというお仕事について、「アーティストからのオファーが無ければ始まらない。オファーを受けたら、自分の好き嫌いに関わらず要求されたテクニックや新しいテクニックを練習する。練習していく中でそれが自分のものになり、演奏の幅が広がる。それがまた次のオファーにつながる。」とおっしゃっていました。これってギターに限らず、自分の腕で稼ぐ仕事に共通した大切なことだと思います。一方で「ここまで音楽を続けられたのは95%運の良さ。」と謙遜されていますが、このような姿勢が多くのアーティストに頼りにされている秘密なのではないでしょうか。
音楽の楽しさと奥深さばかりでなく、腕一本で稼ぐ男の生き様まで、いろいろ勉強になったライブでした。
江口正祥オフィシャルブログ
私が彼の演奏を耳にしたきっかけは、このブログも何度が取り上げた井上昌己さんのライブ。彼女のデビュー以来、レコーディングやライブでギターを担当してきたのが江口さんなのです。
もちろん、彼以外のギタリストが演奏することもあるのですが、それゆえに、彼の演奏が他の人とは一味も二味も違うことに気づいたのです。
その違いを言葉にするのは難しいのですが、技術の上手さだけでなく人を惹きつける魅力がある…一言でいえば「色気がある」でしょうか。
それに気づいてからは、江口さんが弾く井上昌己さんのライブは特に重点的に足を運んでいます。
今回は30年に及ぶキャリアでなんと初のソロライブ。彼の演奏をじっくり楽しむまたとない機会ということで、高田馬場のライブハウス「音楽室DX」に馳せ参じました。
先に感想を書いてしまうと、「とても面白くてためになる」ライブでした。
オリジナル曲の演奏では、どんなテクニックが使われているか、それはどんな時代に誰が流行らせたのか?またそのテクニックを身に付けたきっかけの仕事は…などプロギタリストならでは解説付き。演奏経験のない私にとって作り手の意図を知った上で聴くのは一粒で二度美味しい体験でした。
そしてエレキギターをアコースティックギターに持ち替えて、サポートしたアーティストの曲を集めた「お世話になりましたメドレー」。ここでもアコギを始めたきっかけやエレキとの違いなどの解説付き。
そして、現在「阿漕なハードロック」というユニットを組んでいる青山浩之さんをゲストに迎えての、アコースティックギターデュオによるレッドツェッペリンとディープパープルのメドレー。
アコギ二本で演奏しているとは思えない音の厚みとグルーヴ感は、ジミー・ペイジやリッチー・ブラックモアもびっくりでしょう。
当日の映像ではありませんが、Youtubeにありました。(奥が江口さん、手前が青山さん)
HR/HMの元祖的な曲もアコギの音色にすると、ブルースの要素が感じられたのも興味深かったです。つぎは阿漕なプログレを聴いてみたいですね。
そして再びソロでオリジナル曲。様々なアーティストのサポートを通じて身に付けたテクニックやエッセンスに裏打ちされたバラエティ豊かさは凄いです。アルバムにしたらかなり楽しめると思うし、何度でも聴きたいので是非CDにして欲しいです。
MCの中で江口さんがギタリストというお仕事について、「アーティストからのオファーが無ければ始まらない。オファーを受けたら、自分の好き嫌いに関わらず要求されたテクニックや新しいテクニックを練習する。練習していく中でそれが自分のものになり、演奏の幅が広がる。それがまた次のオファーにつながる。」とおっしゃっていました。これってギターに限らず、自分の腕で稼ぐ仕事に共通した大切なことだと思います。一方で「ここまで音楽を続けられたのは95%運の良さ。」と謙遜されていますが、このような姿勢が多くのアーティストに頼りにされている秘密なのではないでしょうか。
音楽の楽しさと奥深さばかりでなく、腕一本で稼ぐ男の生き様まで、いろいろ勉強になったライブでした。
江口正祥オフィシャルブログ
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コメント
コメント一覧 (1)
ブログ拝見いたしました。
当会場は明日が本番
読ませていただいて
ますます期待が高まります。