英国の陶芸家、ルーシー・リー展が国立新美術館で開催されていたので観てきました。

昨年、21_21 DESIGN SITE で行われたルーシー・リー展も観たので「今回はパスでも良いかな?」と思ったのですが、行って正解でした。

 21_21とは展示の仕方が全く違って至近距離でじっくり観れたのが良かったです。手に取れるほどの距離(ガラス越しですが)だったので、手にしたときの重みや感触をイメージすることが出来ましたし、なんといっても微妙な色合いに感動しました。

「何でも鑑定団」の中島先生が「景色がいいですね」とおっしゃいますが、まさにそれですね。

どこまでも高い雪融けの空や、地平線まで続く草原が。またあるいは、分厚い雲の隙間から垣間見える青空や、果てしなく深い海が。そして原始の生命を宿した生まれたばかりの大地が、小さな器の中に閉じ込められているんです。 

それが筆で描かれた絵ではなく、釉薬と窯の営みと彼女の緻密な計算によってなかば偶然に産み出されているという奇跡!!

陶芸の秘めた奥深い美しさに胸をうたれました。

その一方で、プクプクと釉薬が泡立った緑色の肌からついつい抹茶のパウンドケーキを連想していまい、代官山のエニスモアガーデンで買って帰りました。
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下部の色の濃いところは抹茶味のお餅です。しっとりしたパウンドケーキと滑らかなお餅のコンビネーションはなかなかの美味!次ははゴマのパウンドケーキを食べてみよう。

お店の所在地が代官山と神泉の中間くらいなので、神泉までちょっと散策しながら家路につきました。毎朝みてる井の頭線の渋谷隧道も地上から見るとなかなか感慨深い。
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そして隧道脇の階段。東京のど真ん中とは思えない異次元感たっぷり(実はよく探すとこういう階段は東京にたくさんあるのですが)。
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この階段の先は国道246号を経て渋谷に出るわけですが、ちょっと信じられないですよね。なんだかタイムスリップしそうです。
 
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