ボクスターの残価設定ローンの残債は24回払いで再ローンすることにしました。下取り額がいくらだかわかりませんが、残債を差し引かれるとその分次回の頭金が減るわけですし、2年後に残債分以上に下取り額が下がるとも思えない。つまり少々時間をかけても残債は返した方がトクと思ったので。まあ、まだ乗りたいんですよ(笑)

でそこいらの手続きのために再びポルシェセンターへ。そうしたら911GT2(2600万円)が商談中、911GT3RS(1600万円)が売約済みになってました。
このクラスのポルシェで在庫期間は5〜6ヶ月。911やボクスターはもっと短期間で捌けるそうです。

今年に入ってから売れ行きがよく、在庫車が足りない状態で、複数持っているお客さんから納車前に下取り車をもらったりしてつないでるそうです。

お金ってあるところにはあるんだなあ、と思いつつ帰り道に「BURUTUS」を買ったらTVウオッチャーの堀井憲一郎氏がトレンディドラマについて面白いことを書いていました。

「いまよりちょっといい素敵な生活がどこかにあり、いつか自分たちも近づけると信じられた時代だけトレンディドラマが輝いていた。」

そうなんだよね。

昔は「ひとクラス上」なんて言葉があって、自分の延長線上にそれがあると思ってた。でも今はそんなの要らないなあ。

私自身ボクスターが乗り続けられれば十分(つうか贅沢)。GT2はおろか素の911すら欲しくない。
今度の週末も美味しい物を探しに出かけると思うけど、アラン・デュカスの店には行かない。
一度くらいは911も乗ってみたい。アラン・デュカスも食べてみたい。

けど、

「911乗り回して、アラン・デュカスとか普通に食べちゃう生活」とか欲しくないし、そのために「頑張って仕事しよう!」とか死んでも思わない。絶対イヤだ。

不景気といいながら、現代はすごく豊かだよ。もう今の状態で「お腹いっぱい」とみんな思ってるんじゃないかなあ。

例えばイタめしなら、今は「アルデンテ」とか「ペペロンチーノ」とか街角のチェーン店でも安く食べられる。昔は探して食べに行ったんだよ。ケチャップで和えたぶよぶよのスパゲティしかない時代に「本場ではゆで加減はアルデンテ、ニンニクと唐辛子のシンプルな食べ方があるらしい」なんて聞いたら「ひとクラス上」に行きたくもなるでしょう(笑)今はバブルの頃のような飢餓感がないよね。

さらに。

「ひとクラス上」の存在は知ったけど、そこを目指すためには大変な努力と大きなリスクを負わなければいけないことも知ってしまった。それはちょっとムリ。

今は何でも良い物が安く簡単に手に入るのに、そんな苦労までして「ひとクラス上」を目指す必要なんかない。

今のままでいいとみんなが思って頑張るのをやめれば経済成長率はゼロ。景気は回復しない。

景気回復なんて誰も望んでいないことになる。
強いて言えば「先行きが読めること」を望んでいるのかな。
スポンサードリンク