IMG_9855
レンタカーやカーシェアで出会うことがなく、個人的にもあまり縁がなかったニッサン車を続けて借りました。第一弾は先代ノート。デビューは2012年、すでに10年前の車ということで、先日のヤリスハイブリッドのレポでも述べた「技術の進歩」を感じる結果となりました。

乗りこんだ第一印象としては、まず内装がチャチで安っぽい。
IMG_9854
ベーシックカーはコストをかけられないのは当然で、それをシンプルな良さに昇華したデザインというのがある思うのですが、それとは真逆の、安っぽさをわざわざ強調してしまってる印象です。質感とカタチの選び方が良くないのかな。

走り出すとその印象は変わります。ボディはとてもシッカリしていてキシミ音もしないし、捩れも感じません。遮音がいいのか元々ノイズ源を抑え込んでるのか静粛性も高いです。

しかし幹線道路にはいるとかなり残念です。
まず出足がトロく、アクセルを踏んでも思うように加速しません。その割にジッと我慢して踏んでるといつの間にかスピードにのってます。そこでブレーキを踏んでもペダルの踏み代が大きすぎて、かなり奥まで踏み込まないとスピードが落ちず怖い思いをします。その割に効き始めると急に制動力が立ち上がります。走行距離もいってたので、バッドが減ってるのかもしれませんが、とにかく加減速については、いちいち直感に背くクルマです。

ルームミラーはデジタル式を奢ってますが、やたら画面が分割されていて、何が映っているのかピンとこず、やはり直感的ではありません。バックモニターなら普通ににナビ画面に出せばいいのであって、お金のかけ所が間違ってると思います。だったらチャチな内装の質感を上げて欲しい。
IMG_9861

初めにも触れましたが、基本設計はすでに10年以上経過しているので、どうしても厳しい評価になってしまいます。言い換えれば、人の直感に沿って動くようにするという点でクルマの進歩の凄さを感じました。こういうのは「こう図面を引けばこうなる」という単純な方程式がないと思うので、作り手の努力と積み重ねの力を感じますね。

とはいえ、カーシェのユーザーとしては、所有するしがらみと無縁なのがメリットなので、運営には古いクルマは更新して欲しいし、ユーザーはわざわざ古いクルマを選ばないよう気をつけたいですね。


スポンサードリンク