
のっびきならない事情でWindowsが必要になり、自前のMacbook Air 2017でWindows 10を動かすことにしました。
MacでWinsowsといえばBootCampですが、起動ディスクにパーティションを切り、そこにWindowsをインストールするのがマストになります。内蔵SSDにゆとりがないためそれは避けたい。
そこで
外付けUSBメモリにWindows 10をインストールすることにしました。
具体的にはこちらのブログの方法に沿って作業しました。
一言で言えば、通常ならBootCampを使って内蔵SSDにWindows 10をインストールする代わりに、Windowsのコマンドプロンプトから手打ちで外付けUSBメモリにインストールする、ということになります。
(そのあとのMac用ドライバの入手や適用はBootCampを使用)
WindowsをインストールするためにWindowsを起動しなければいけないので、そのための「仮宿」となるUSBメモリが別途必要です。
用意したものは以下の通り。
(1)手持ちのUSBメモリ。これが「仮宿」になります。ここからWindowsを起動しコマンドプロンプトを実行します。容量は8GBもあれば大丈夫。

(2)本番用USBメモリ。これにWindows 10をインストールし、ここから起動できるようにするのがゴールです。

差しっぱなしで使うことになるので、破損を防ぐため、突出が少ないタイプにしました。
(3)Windows 10

Windows自体はMSのサイトからダウンロードできるので、本当に必要なのはライセンス=プロダクトキーですが、たまたま安かったのでパッケージ版にしました。
基本的な手順は前述のブログの通りですが、私が引っかかった事を補足すると…
- MSのサイトからダウンロードするISOファイル(=Windowsがはいったディスクイメージ)は2種類ありますが、64bit版が正解。私のネット環境ではダウンロードに一晩かかりました。
- 「仮宿」のUSBメモリをMacのディスクユーティリティでフォーマットする際に、「ボリュームのみ表示」でなく「全てのデバイスを表示」に切り替え、ボリュームでなくメディア(つまり一番上の階層)を指定しないと、「マスターブートレコード」のオプションを選択できません。
- 展開されたISOファイルの中にふくまれるWindowsのイメージファイルは「install.wim」。拡張子は「wim」です。「win」だと思い込んで、1晩無駄にしました(笑)
- あと、最後に行うブートパーティション領域の初期化の手順だけMacでは打てない「\」がでてきますが、これは「¥」で大丈夫です。

晴れて本番用USBからWindwsを起動し、初期設定をしますが、ここでキーボードの種類を「日本語106/109キー」を選ぶことが大事です。ここで「英語101/102キー」を選んでしまうと、「@」「*」などの入力に苦労します。
また、トラックパッドの右クリックやキーボードの照明などの設定をするためにはWinsowsの「Bootcampコントロールパネル」を使いますが、私はこれがエラーで使えませんでした。解決にはここに書かれている対策が必要です。
様々な困難を乗り越え、MacでもWindowsを使えるようになりました。あらためて振り返ってみると、Appleは「BootCamp」なんて偉そうに言ってますが、何か特別な仕組みがあるわけでもなく、単なるApple製ハード用ドライバーソフトのセットでしかないんですね。Windowsが起動してしまうとMac OSXは何もしてないので。ここいらへんはなんとなく誤解していました。
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コメント
コメント一覧 (2)
こちらのブログを参考にさせていただき自分もUSBへのWindows10インストールに成功しました。非常に助かりました!
一点だけ、最後の「解決にはここに書かれている対策が必要です。」のリンクが誤っていると思います。
(「https://discussionsjapan.apple.com/thread/110212107」へのリンクがキャプションになってしまっております…)
この点については自分も同じ不具合が生じたため、元記事への補足情報として非常に助かりました。重ねてありがとうございました!
コメントありがとうございます。お役に立ててとても嬉しいです。
リンク、修正しました。ご指摘ありがとうございました。