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新型4気筒ターボの718ボクスターのインプレッションがチラホラ自動車雑誌に掲載され始めました。だいたいの論調は「6気筒の繊細さやフィーリングを求めなければ、最高に良いスポーツカー」といったところのようです。
そうなると気になるのがその評価を受けての中古車相場。私が986を買った頃と比べて、やはり高騰しているのでしょうか?
まずは、2005年当時の、私の986の購入価格と、同仕様の新車価格との比較です。
表1
中古車価格と新車の車両本体価格を比較すると3年7ヶ月で31%の値落ち。オプション価格込みの比較だと実に43%の値落ち。当時、装着済みオプションの少ない同程度の中古車も同じような値段で売られていた記憶があるので、「中古車価格にオプションの寡多は関係なかった。」のが当時の状況ですね。

それでは昨今はどうか?比較しやすいように、私の986の購入時と同じような条件(3〜4年落ち、走行距離20,000卍度)で981型の中古車をピックアップし、同じオプションの新車の価格と比較してみます。ただし、オプション価格は現行781の同等のオプション価格からの推定なので正確ではありません。まずは正規ディーラーの認定中古車で比較します。
表2
3年落ちにもかかわらず、新車の車両本体価格との比較ではほとんど値落ちしていないことがわかります。オプション価格込みでもやっと12%しか値落ちしていません。

正規ディーラでなく、一般販売店の中古車で比較してみましょう。
表3
オプション有無にかかわらず、値落ち幅は私が購入した頃の半分以下。1割ちょっとの値落ち、というのは以前なら1年落ち程度の「ほとんど新車」の相場だったと思います。それが3年落ちでも同じなら、何のための中古車なのか?と言いたくもなります。

先日ノベルティ(トップ画像の傘)欲しさにポルシェセンターに立ち寄った際、担当セールスに「高くなってますよね?」と聞いてみましたが、「いえ、最高価格は変わっていません。ただ、3年落ちくらいでも値落ちしていません」とのこと。たしかに数字がこの話を裏付けてますね。聞けば、最後の6気筒ボクスター、というだけでなく、最後の6気筒自然吸気エンジンということで、911カレラのオーナーがボクスターに食指を伸ばしているそうです。

市場原理なんで仕方ないですが、911カレラに乗れるお金持ちがエントリーモデルであるボクスターの価格をつり上げているなら迷惑な話!です。ポルシェの新世代「ライトサイジング」ターボエンジンに対する「新車を買う人たち」の評価が良くなるまでは、この高値水準が続くのでしょうか。注意深く見守っていきたいと思います。
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