なにやら十数年ぶりの強力なエルニーニョとか、予定されていた各スキー場のオープンが延期になったり、驚くことに立山室堂に雪がなかったり!と今シーズンの雪が心配されてますが…

私の30年近いスキー経験の中で、最悪に雪が遅かったシーズンでも…

例年なんとかしてくれるクリスマス寒波がスカで、苗場でも一部滑走可。
年が明けても越後湯沢近辺のスキー場に雪がなく、雪が積もったのは正月3日から。

というのが記憶にあります。逆に言えば、それを過ぎれば普通に滑れるわけで、その程度です。

また雪が少なければシーズン終了が早いのでは?という心配もありますが…

3月の春分の日あたりで八方のゴンドラコースに雪がない。
ゴールデンウイークでみつまたに雪がなく、かぐらまでバス移動。

とかそんなもんです。場所を選べば滑れます。

つまり6ヶ月あるシーズンが前後2週間づつ縮まって5ヶ月になる、というだけです。
私のペースで滑走日数にして4〜5日でしょうか。その分シーズン中滑れば良いだけの話。


逆に雪が多く、シーズンが長い年もありますが、それもたかが知れてます。

私の記憶では10月に天神平で滑れた年がありましたが(ニュースで見た)、それは例外で、
予想外に雪が降ってもオープンを予定より早めるスキー場は稀です。
なぜなら従業員がまだ集まらないから。
シーズン終わりも然り。みなさん次の仕事がありますし、ゲレンデの一部が農地だったりすると雪を融かして強制終了です。

シーズン中の降雪も少なくなりますが、逆に言えばそれは天気が良い日が多い、ということでもありますし、降雪する頻度が低ければ、バーンは締まり硬くなります。
いつも曇天の下、モサモサした雪を滑っている上中越のスキーヤーにしてみれば願っても無いことです。苦手な固いバーンを克服する良い機会です。

雪が少ないシーズンは、逆に「降るときはドバッと降る」ことになりがちです。日頃固いバーンを滑っている信越方面のスキーヤーにとっては、パウダースキーを楽しむチャンスかも知れません。

様々な雪質に対応した技術を身につけるのはスキーの難しさの一つで、私なぞまだまだ道半ばですが、その中で「どう楽しむか」「どんな練習をするか」なら十分な経験値があります。

ようは「物は考えよう」ってことですね。そもそも、天気のことを心配したって雪が降るわけじゃありませんしね。
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