上越国際3連戦も終わり、次の1年が始まりました。当面の課題は「板」。今の主力戦闘機「ATOMIC RACE SL M」はちょうど4年が過ぎ、ややヘタレを感じてきました(ちょうど良く乗れている気もするがw)。この板にしてからずっと思っていたのが「本当にこの板=選手用で正解か?」ということでした。コーチから度々指摘される「方向付けの遅さ」「エッジングの長さ」はこの板の難しさ故なのでは?とずっと思って来たのです。

そこで今回の次期戦闘機には、一般モデル「ATOMIC Doubledeck SL 3.0」も候補に入れています。今回コーチに試乗スキーを用意していただき、ゲートの中で試すことができました。
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安定感は問題なく、溝の中での細かい凸凹を通過するスムースさは「ATOMIC RACE SL M」と大差ありません。これは4年間のさすがの進化だなと思いした。ただ、板の反応が鈍くてターンのきっかけが掴みにくい感じ。一般モデルに下げる目的の一つは「方向付けのしやすさ」ですからちょっと期待はずれですね。
ビデオで滑りを比較すると、まあ、大差ありません。

大差無いならわざわざ買う必要も無いのかも。

そしてもう一つの候補は選手用の「ATOMIC FIS SL M」。こちらは同じ日に開催されていた試乗会で履くことができました。
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なんとD2が無いばかりか、キャップ構造でもない。完全なサンドイッチ構造です。まさか試乗会の板を履いてゲートトレーニングに入るわけにも行かず、フリースキーだけでしたが、かなりの好感触。
今履いている「ATOMIC RACE SL M」はトップの一点で雪を捕らえてスキーが谷側に切り込んで行き、ターン中盤になってから板のたわみをトップからテールに感じますが、この板はターンの導入部でスキー前半分がたわんで雪を捕らえていくので、たわみを感じるタイミングが早いです。それでいて、後半の抜けが油断すると置いて行かれるほどなのは「ATOMIC RACE SL M」と同じなので、これは「欲しい板」のイメージに近い。一般モデルと違って「ビンディング無し」が選べるのも支払額が抑えられるので嬉しい。
しかしながら、肝心なのはレースでタイムがでるかです。GWのトレーニングには試乗スキーを用意してもらえるとのことなので、そこでビデオ撮影してしっかり客観評価して決めたいと思います。


そしてフリー用スキーも探しています。シーズン前半に反ってしまったReism LA-Fは修理したもののヘタリは限界に近くなってきました。私がフリー用スキーに求めるもは
・パウダーでの浮力
・コブでの操作性
・ロングターンでの安定性。とくに不整地。
・トップのしっかり感。ショートターンで身体を預けられるか、その結果スキーが谷を向くか。
とまあ、かなり欲張りです。特にトップのしっかり感は最近重視してます。トップをきっかけにしてターン始動ができないと、テールを振り出して帳尻を合わせることになり、これは「本業」の競技スキーに悪い影響を与えるからです。

そんなリクエストに応えてコーチが用意してくれた試乗スキーが「ATOMIC VANTAGE THEORY」の177cm。
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フィーリング的には、Resimよりも昔履いていたSALOMONの1080に近い、フレックスよりもサイドカーブが前面にでてくる板です。センター幅が95mmと今まで履いていたフリー用スキーよりも15mm広いですが、違和感は無く、コブでの操作性もまあ合格点。不整地ロングターンでの安定性は素晴らしいけど、もうすこし「しなやかさ」が欲しい感じ。トップもしっかりしていますが、Rが18.9mなので、さすがに切り込んでくる感じではないですが、トップからのターン始動はできます。
トータルで言うと、性能のバランスはいいけれど、もう少ししなやかさが欲しいって感じです。

そしてもう1本、試乗会でこの欲張りな要望を伝えて出て来たのが「4FRNT GAUCHO」。
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これは昨年のスキー雑誌の試乗レポートなどで「トータルバランスが良く、アルペンの板のように乗れる」と絶賛されていたので、やはりこれか、と思いました。はじめに借りたのは172cmで、コブでの取り回しは良いものの、整地での安定感が足りなかったので、179cmにチェンジ。大回り、小回りともに基本的なフィーリングはATOMICに近いけれど、こちらの方がしなやかさがあり私好みでした。ただ、この長さでセンター幅が100mmになると、コブでの操作性はやや劣りますね。もちろん滑ることはできるけれど、あえてこの板で滑る妥当性を感じないかな。

フィーリング的にはしなやかさがある「4FRNT GAUCHO」、トータルバランスは「ATOMIC VANTAGE THEORY」と行った感じで甲乙つけ難いですが、おそらく価格を考慮するとATOMICなんでしょう。

どちらの機種でも気になったのはどちらのスキーもセンターが前よりなこと。今回パウダーは試せませんでしたが、センター幅95~100でこのスキーセンターだと、かなり縦に落ちそうです。苗場の非圧雪エリアの規模を考えると、縦に落とすとターン数が稼げずちょっと「もったいない」かも。次にどちらのスキーでも良かったのは内スキーの外エッジが使いやすかったこと。これが出来ないとどうしてもスタンスが狭くなり「本業」に悪影響がでるからです。

SLスキーとフリー用スキー、両方買えるかは不透明ですが、仮に買えなかったとしても、情報収集はしておいて損はありません。試乗板を用意してくれたコーチの皆さん、ショップや代理店の皆さん、貴重な機会を用意してもらって本当にありがとうございました。

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