今回の旅行では、ブリュッセルに1泊2日しました。その間にパリ以上の美食の街といわれるブリュッセルを満喫しました。あまり「ハズレ」は無かったので、★の数でなく、ジャンルごとにご紹介。

ベルギー料理は、地理的にも近いフランス料理の影響が大きく「ベルジアンフレンチ」と呼ばれるそうです。また日本名でフライドポテト、英語でフレンチフライ、も本家はベルギー。戦後にフランスに駐留していたアメリカ兵が持ち帰って広めたため、フランスの物と誤解されたのだそうです。

マネケン★★★(文句無く美味しい!)
ブリュッセルの中心、グランプラスの近くにあるパブ。日本にあるベルギーワッフルのマネケンとは関係ありません。日本人スタッフはいませんが、日本語メニューあり。店内はいかにも歴史のありそうな感じです。
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ここでいただいた「白ソーセージと黒ソーセージ、マッシュドポテトとアップルソースの付け合せ」が超おススメです!
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この黒ソーセージというのが、別名ブラッド(血)ソーセージといって、家畜の肉だけでなく血も使ったソーセージなのですが、これが美味い!ちょっと今まで食べた事の無い美味しさです。付け合わせのリンゴのコンポートみたいなもの(画像で言うとソーセージの右)との組み合わせも絶妙!日本ではあまり見かけませんが、ヨーロッパ各地ではその土地ごとの血のソーセージがあるようです。どう考えても鮮度が大事そうなので、ヨーロッパで出会ったら是非食べてみてください。

レ・ブリジッティヌ★★★(文句無く美味しい!)
グランプラスから少し離れたノートルダム・ド・ラ・シャペル教会のすぐ脇にあります。こちらもやはり重厚で歴史を感じさせる店内。日本人スタッフはいませんが、日本語メニューはあります。
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べルギーの伝統的な料理「牛肉のビール煮」がおススメです。お肉の美味しさの表現で「柔らかい」を使うのはバカなグルメレポーターみたいでイヤ(柔らかい=美味しいなら、スポンジでも食ってろ、と思う)なのですが、柔らかくふわっとほぐれるお肉から美味しさが溢れてきます。
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この2店はブリュッセルに行ったら是非行くべきお店です。予算的にも2品(ボリュームがあるので、2人ならこれで十分)+ビール2杯で、45~50ユーロなので、安くはないですが、バリューフォアマネーだと思います。

本場のフレンチフライもとい「フリッツ」★(普通に美味しい)
これは街じゅうのいろんなところにあるスタンドみたいなお店で売ってます。
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まあ、イモのフライなので、それ以上でもそれ以下でもないですが、タイプとしてはマックのポテトのような細くてカリッとしたタイプではなく、太くてホクホクしたタイプです。やはり地元の名物ですから、ブッリュッセルに来たなら食べておきましょう。


ベルギービール★★★(文句無く美味しい!)
ベルギーと言えば、ベルギービール。毎年行われる「ベルギービールウイークエンド」にはタッチの差で参加できなかったのですが、いろんなお店でいろんな銘柄を頂きました。大体一杯5ユーロ弱くらいが相場みたいです。
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いろんな材料やフレーバーのビールがあって、とても楽しいですね。日本も最近は各地の地ビールが増えてきてますが、まだまだですね。そんないろんなベルギービールが楽しめるのが、
ア ラ ベカスというビアカフェです。
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パリの「シャルティエ」と同じように、建物の中庭部分に路地があって、その奥にあるお店です。
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創業はなんと1877年だそうです。歴史を感じさせる店内。
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こちらでしか飲めないランビック ドウスLambic douxというビール。陶器のピッチャーで出てきます。フルーティですっきりした味わい。
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ユニークなグラスでいただくパウエルクワックPauwel Kwak。
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基本的にどれもアルコール度数は高め。ちょっとづつ色々飲みたいときはお試しセットもあります。
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ビールだけでなく、食事も美味しいらしいのですが、いろいろ食べ過ぎでお腹いっぱいだったので、レポートはありません(笑)
個性的で楽しいベルギービール、じつは日本でも「ベルギービールウイークエンドジャパン」が各地で開催されるので、足を運んでみてはいかがでしょうか。


ベルギーワッフル★(普通に美味しい)
ベルギーと言えばベルギーワッフル。日本でも一時流行しましたねえ。本物の「マネケン」はワッフル屋ではなく、パブですが、じゃあワッフル屋は?一番有名なのはダンドワだと思います。場所はグランプラスのすぐ近くです。ベルギーワッフルには、甘さ控えめでふんわりしたブリュッセル風と、カリッとしたお砂糖入りでモッチリしたリエージュ風があるそうですが、今回はブリュッセル風にしてみました。
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まあ、ワッフル自体そんなに凝った物ではないので、フリッツと同じくそれ以上でもそれ以下でもないですがブッリュッセルに来たなら食べておきましょう。


ベーカリーカフェ「シャルリ★(普通に美味しい)
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グランプラスとセントカトリーヌ教会の中間くらいにあるベーカリーカフェ。地元のみなさんがひっきりなしに訪れてパンを買っていく人気店です。季節にあわせていろいろなタルトがあるようです。頂いたのは日本ではちょっとみかけないプラムのタルト。
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味はまさにプラムをタルトにした感じなのでやや大味ですが、観光客むけでないリアルなブリュッセルを体感できるのでおススメです。


ベルギーチョコレート★★★(文句無く美味しい!)
ベルギーと言えばやはりチョコレート。プラリネは日本だと「高級!」って感じで1個づつ売っていますが、こちらでは量り売りです。1個あたりの値段に換算すると、日本の半額くらいでしょうか。せっかくなので、日本or東京未上陸のお店を中心にまわってみました。

フレデリック ブロンディール
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セントカトリーヌ教会の近く。カフェスペースもあるのですが、行った日はお休みだった。とにかくプラリネの種類が凄い。よりどり選んで120gで9.5ユーロ、250gで16ユーロですが、たくさん種類がありすぎて、選ぶのが大変なほど。包装もシンプルだけどカワイイ。日本ではバレンタインの時期のみ限定販売されます。
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この箱が120g入り。大体8個くらいだったので、当時(2012年9月)のレートで一つ100円ちょっとですね。

ジャンフィリップ ダルシー
グランプラスの近くのこじんまりとしたお店です。日本人スタッフもいます。チョコレートだけでなく、マカロンやケーキもあります。マカロンとオランジェットを購入。残念ながらマカロンは持ち帰れない(クリーム部分が機内持ち込みの規定に抵触するらしい)ので、オランジェットを職場のお土産にして好評でした。特にシトロンのオランジェットがおススメです。日本では京都の大丸にあるみたいです。(パリのデ レーヴといい、京都は恵まれてますなあ)

ローラン ジェルボー
王宮やブリュッセル公園から西に坂を下ったラヴァンステン通り、私好みの1920年代風の建物にお店があります。
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こちらはとっても個性的なお店です。柚子や生姜といった色々なスパイスを利かせたユニークなチョコレートが売りです。
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左からスイートチリ、柚子、生姜、黒胡椒です。一つ5.95ユーロ。特に柚子と生姜がおススメです。こちらのお店は日本未上陸。食べたければブリュッセルに行くしかありません。

レオニダス
ブリュッセル市内にたくさんのお店がある老舗。日本でも高級イメージで展開していますが、330gのプラリネの詰め合わせが8.5ユーロなので、今回紹介したお店の中では最もリーズナブルです。
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あらためてふりかえると、2日間でよくこれだけ回ったなー。スイーツとランチでお腹いっぱいになり、ア ラ ベカスで食事ができなかったのが心残りです。時間よりも胃袋の制約が恨めしい2日間でした。

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