表彰式01

軽井沢岡部杯につづき、上越国際3連戦にむけた平日合宿第2回です。結果から言うと久しぶり(2008年以来5年ぶり3度目)の6位入賞でした。

合宿初日は晴れ。緩み気味のバーンでしたが硫安はよく効いていました。雪質の違いに注意しながら、軽井沢で会得した感覚を試してみるとなかなかいい感じ。そして次の日は天気は一転して雪!昨日の緩んだ雪がカチカチに凍りつき、軽井沢を彷彿とさせるアイスバーンに!これは軽井沢で得た感覚を身体に定着させるチャンス!やってみるとコーチにもいい評価(その割にムービーで見るとあまり速くない)。


さらに土曜日からは例年一緒に上越国際3連戦に参加している大学以来の友人も参加。なかなか撮影できないフリー滑走のビデオも撮影。どうやら軽井沢での感覚がいい方向に影響を与えてくれているようです。


が、合宿2日目にトラブル発生。以前から亀裂がはいっていたハンドプロテクターがいよいよ崩壊寸前になりました。
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このまま滑って当日に完全崩壊では目も当てられないので、すぐに「タナベスポーツ」さんのwebショップに発注。無理を言って、試合前日に間に合うように前倒して出荷していただきました。ありがとう!タナベスポーツ!
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前日夜は「宿場の湯」で疲れをとり、食堂の「うらじろ」でカウトム(タイ風雑炊) をいただき前夜祭。コレも美味いよ〜。
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いよいよ当日、朝陽に映える筍山に見送られて出発。
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昨夜は苗場では雨ときどき雪でしたが、上越国際の降雪は僅かだったよう。
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この大会のバーンは年によって、硫安がよく効いてバーンが締まる場合もあれば、緩みながらもよく滑る場合、直前に降った雪が板に貼り付いて全く滑らない場合もあります。インスペをしてみると、どうも今年は「緩みながらも良く滑る」パターンのようです。
会場では、昨年も参加した「会社のスキー部の元エース」氏と再会。彼とどれくらい差がつくのか、も上達の目安になります。全体的に調子は良いので、あまり細かい事は考えず、あまりセットの難しさにとらわれ過ぎないようにスタート。


この大会は昨年から、1本目を滑り終わってもゴールに速報がでません。スタート前に、スタート付近で全クラス通しのスタートリストがでるだけです。従って、自分の順位を知らずに2本目スタートすることになります。その結果、戦略が立てられないとも言えますし、無心で滑れるとも言えます。1本目は1位から3.9秒差で7位だったのですが、もしこれを知っていたらどうだったでしょう。1位とのタイム差の少なさで、自信を持ってスタートできたかもしれませんし、あと1人で入賞だと無駄に緊張したかもしれません。

表彰式02
結果としては5年ぶり3度目の6位入賞。どうしても越えられない6位の壁!ですが、タイムをよく検討すると、優勝者とのタイム差、タイム比とも今までの最高成績でした。それを裏付けるように、4〜6位の間は僅差でセカンドグループを形成しています。今までは、サードグループやそれ以下の「その他大勢の速いほう」だったので、これは大きな進歩です。正直現実的な自分の伸びしろの中でトップグループに入る=表彰台は難しいと思いますが、セカンドグループで頭をとり、上位陣の転倒などタナボタで表彰台というシナリオならあり得るかなと思います。そのためには確実にセカンドグループのトップをとる必要があります。実力が無いと運も活かせない、というわけです(実際今年もタナボタですし)。
ちなみに「元エース」氏は3位表彰台。スキー部時代、彼は不動のエース、私はその他大勢の中でも遅い方(40秒のレースで私だけ1分超えだったりした)だったわけで、こうして並んで表彰式にでれるのは感慨無量ですねぇ。

商品はTシャツとアンダーキャップ(ヘルメットの下にかぶる帽子)。3回目の入賞で、やっと「使えそうな物」をゲットしました(笑)。TシャツはXLなので、春スキーの時にパーカーの上に着るとか、ポールの時にレーシングスーツの上に着たりしよう。
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大学以来の友人も自己ベストの成績。表彰式の後はスキー場近くの「廻る寿司道楽」で祝勝会兼昼食。
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ここは廻ってはいますが、ネタは良いし、ちゃんと職人が握ってくれるし、それでいてお手頃価格(1000円あれば昼食には十分)なので、おススメです。

今年の2回の一人合宿の成果は、大会の成績もさることながら、「スキーには極意はない。必殺技もない。」ことが分かったことですね。新しいことに取り組むのは必要だけど、あくまでバランス。スキーの技術は積み木のような物で、一つ一つバランスよく積み上げていかねばならず、「これさえ練習していれば速くなる、上手くなる」ってことは無いんですね。これからも油断せず、調子に乗らず、無理をせず、無事にスキーを続け、大会に出れる事への感謝の気持ちを忘れずやっていこうと思います。

今回表彰式で改めて表彰台を眺めてみました。3位ので10センチくらいでしょうか。この10センチの高さ、遠さを実感した今年の上越国際でした。
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