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昨年まで参戦していた浦佐のスラロームが中止というかスキー場ごと廃止されてしまったので、代替として以前一度だけ参戦した事のある軽井沢の「岡部哲也スラロームカップ」に参加してきました。

前回は全体の70%くらいの順位でセカンドカットの憂き目にあい「この大会はまだまだ時期尚早。もっと上手くなってから…」と思っていたのですが、思わぬ理由での再チャレンジになりました。

結果としては、参加人数が減少していたためセカンドカットは免れたものの、惨憺たる成績でした。

バーンは一度緩んだ雪が朝の冷え込みでカチカチになった厳しいもの。硬いだろうとは予想していたものの、季節外れの降雪直後だった前回のイメージを大きく超える硬さ。セッターの岡部哲也氏いわく「硬くもなく柔らかくもなく良いコンディション」とのことでしたがいやいや、硬いですから(笑)。
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フリースキーでウォーミングアップをしながら、バーンの硬さに心理的に呑まれないように「これ位の硬さなら大丈夫」と自分に言い聞かせましたが、乗れないものは乗れません(笑)。特に昨シーズンから不調で集中して修正中の右ターンはターンになりませーん。
スタートバーを切るにあたっては、硬いバーンの1本目は身体の動きが止まって探るような滑りになりがちなので「一発でエッジングを決める」と意識しましたが、動かないものは動きません(笑)たぶんほとんど棒立ち&ド内倒のままゴール。

私よりタイムが悪い人は殆どいないようで「これはまたセカンドカットだ…」とメットもプロテクターも外してスタートリストを確認したら、55位で2本目に進出してました。

昼飯抜きでのフリースキーで右ターンに乗れない理由も見えてきてきました。そして2本目の頃には気温がやや上がり雪も緩んできて、スタート順も後ろの方なのでバーンは荒れ気味。これはむしろ苗場での練習環境に近い!順位を上げるチャンス!と意気込んでスタート。滑り的にもまずまずまとめて無事ゴール。

結果は7人抜いて48位!失格と途中棄権が4人いたので実質3人抜きですが、結果は結果、それなりに気分良くレースを終えました。

しかしながら「真ん中あたりの順位」という目標(レースのレベルの高さを考慮して控えめにしたつもり)には遠く及ばず、トップとのタイム差は実に20秒近く、比率にして30%以上、という成績はレースを始めた頃以来の酷さです。

とにかくこのレース、参加者のレベルが高いです。仮に私があと10秒速かったら、上越国際では優勝も狙えますが、このレースでは全体の半分くらいの順位にしかなりません。トップが速いだけでなく、速い人の層が厚いのです。雪質的にも参加者のレベル的にも歯が立ちません。

そして硬い雪の難しさ。柔らかい雪では見過ごしがちな欠点やクセが硬い雪では重大な結果の差になることを実感したレースでした。逆に課題の抽出には成功したわけで、上越国際への前哨戦としては良かったと思います。

レベルの高くないレースでも入賞できるかは運によるところ大なのですが、50位を40位に上げるのはそんな事はなく練習の成果がストレートに出るものです。このレース「上手くなってから出る」のではなく、「このレースで上手くなる」事を目指して来年以降も参戦しようと思います。

しかしながら今のスキー環境で同じ事をしていても、同じ結果しか得られないでしょう。幸い軽井沢は「びゅう」などのパック旅行を使えば比較的低廉な負担で硬いバーンが経験出来るので、来シーズンのトレーニング日程に組み込もうと思います。

閉会式後にやっとありつけたランチは「葉わさび蕎麦」。軽くツーンとくるのが蕎麦と良く合ってオススメです。でも野沢菜ご飯とのセットってどうなの?どんだけ菜っ葉が好きなんだと。おかず無いし(笑)
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