今話題の3D映画「アバター」を観てきました。

結論から言えば、3Dは新しい体験です!映画としても面白く飽きる事無く観れますので、 特別料金を払っても後悔はしないと思います。

 3Dで観るCGは、圧倒的なモデリングと物理シミュレーションもあいまって、現実との区別が曖昧になるほどの没入感があります。
物語の中でも、主人公がアバターの自分と人間の自分、どちらが現実か曖昧になるという経験をします。
主人公の経験を観客がそのまま追体験するというのは、全く新しい演出だなあ、と思いました。

(以下ネタバレ注意)

肝心のストーリーの基本は「ラスト・サムライ」または「ダンス ウイズ ウルヴス」です。敵対していた原住民に共感した主人公が真摯な態度により仲間として迎えられ、彼らとともにかつての仲間と戦う、という話です。正直ありきたりですが、誰にでも楽しめるエンターテイメントとはそういう物だと思います。(面白いストーリーは17種類しか無いという説もあります。)

そこに「マトリックス」と「もののけ姫」と「攻殻機動隊」の要素を加えた感じ。アクションは「スターウォーズ」と「ロード オブ ザ リング」でしょうか。「どっかで観たなあ」というイイトコ取り感は否めないのですが、これだけの要素が破綻なく詰め込まれているので飽きる事がありません。そこいらへんは見事です。

つまりは「誰にでも楽しめるありきたりなストーリーを、新しい映像で魅せる」映画です。

これってまさに「スターウォーズ」です。我々世代にとっては斬新な映画でしたが、古典的な映画をよく知る先行世代は「アバター」と同じ感想を持ったのではないでしょうか。しかし前述したような名作を見た経験の無い子供にとっては一生忘れられないインパクトがあると思います。

そんなことを考えていたら「スターウォーズ」を3Dで観たくなりました。妻も同じ事を考えていたそうです。リメイクしないかなあ。
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