日本橋三越で開催された「第56回日本伝統工芸展」を見てきました。
この展覧会がどんなものかよくわからず見に行ったのですが、おそらく伝統工芸界のグッドデザイン賞みたいなものだと思います。

漆芸、陶芸、染織、金工…とグッドデザイン賞と同様にいろんなジャンルの工芸品が見れるので、何事も薄く広くの私にはぴったりでした。

伝統工芸というと保守的なイメージがあるかもしれませんが、展示されている作品、特に入選作はそんなことありませんでした。
技術はもちろん伝統工芸なのですが、表現していることやその手法はけっこう今風です。
それゆえに現代美術や建築、広告デザイン、工業デザインにも通じるところが結構あり、とくに工業デザインとの関連というか影響には興味を持ちました。
私はデザインは所詮2次創作物だと思っています。それに対して工芸は1次ないしは1.5次創作、つまりデザインに影響を与える側だ、と思っていたからです。しかしむしろ工業デザインから影響を受けているのでは?と感じられる作品が見受けられたのが意外でした。

昔は、同じ学部に工芸デザイン科と工業デザイン科がある場合、たいてい仲が悪いものだったのですが、時代は変わっているんだなあ、と実感した展覧会でした。

(ひょっとしたらこの賞の審査員たちが斬新で今日的な作品が好きなだけかもしれませんが…)
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