asyura

「国宝 阿修羅展」に行ってきました。阿修羅だけでなく、八部衆や四天王、興福寺の宝物が展示されてます。

日曜の夕方でしたが結構混んでました。宝物はほとんどパス。水晶や瑪瑙の玉は当時としてはありえない美しさだったでしょうね。透明な個体って氷くらいしかなかったでしょうから。
八部衆と十大弟子(迦楼羅がカッコいい。)を経て、いよいよメインの阿修羅様へ。

なんというか、不思議な存在感でした。確かに阿修羅像は私の目に映っているいるのですが、物体としての仏像がそこにある感じは無い…本当に阿修羅がそこに現れているんじゃないか?と思ってしまう。まさに天平のバーチャルリアリティ。作った仏師にしてみれば「してやったり」という感じでしょう。

残念なのは展示会場の動線がでたらめで落ち着いてみれないこと。混雑でモミクチャになるので、ありがたい仏像を拝ませてもらっているのに殺伐とした気分になります。

四天王もスゴかった。ミケランジェロもびっくりという感じ。もしこれが西洋に伝わっていたら浮世絵以上に影響を及ぼしただろうなあ。

国立博物館の最寄り駅って上野じゃなくて鴬谷なんですね。東京に41年住んでますが初めて降りました。昭和の香りただよう趣のある良い駅ですねえ。
uguisu
20年前ならただの古い駅だったかもしれません。物の魅力って、生き残ることで時とともに磨かれるものなんですね。
スポンサードリンク