新美術館

私の予報通り、雪は順調に降ってません(気象庁は先日、長期予報の暖冬を撤回したそうです。ほんとに無能な人たちですね)。シーズンインは遅くなりそうです。

いすれにせよ、スキーシーズンに入れば忙しくなるので、先送りにしていた国立新美術館でのピカソ展と、せっかく新美術館にいくなら三ツ星シェフのお店「ポール・ボキューズ ミュゼ」でのランチと、原宿にも出店したH&Mのチェックを一気に片付けてきました。

まずは「ポール・ボキューズ ミュゼ」。1時間〜2時間待ちとの噂だったので、開店の30分前に到着。10人目くらいだったので、開店後すぐに着席できましたが、すでに店外には長蛇の列が出来ていました。

注文したのは2680円のプリフィクスコースとグラスワイン。前菜は「サーモンのリエット」、メインは「牛肉のブレゼ 粒マスタード風味」が私、「鶏もも肉のコンフィー」が妻、デザートはそれぞれ「昔ながらのゴーフル」と「クレーム・ブリュレ」

メイン

お味の方は「値段なりに美味しい」と言ったところでしょうか。逆に言えば「衝撃をうけるほど美味しい!」というわけではありません。ここは気軽に楽しめる店で、本物は代官山のメゾンに来てね、ということか。

次はピカソ展。本家ピカソ美術館が改装中のため実現したというボリュームたっぷりの展示は、見応え充分!というか全作品をじっくり観ていたら日が暮れそうです。

ピカソが様々な作風や手法を試していたことは理解していたつもりだったのですが、ここまで貪欲にいろいろなことに挑戦していたとは知りませんでした。もし彼にフォトショップとイラストレーターをいれたMacとデジタルカメラを渡したらどんな作品を創ってくれるんだろう。

私が感銘を受けたのは、挿絵のための一連の版画作品と、最晩年の作品たち。いずれもシンプルな線で対象のもつ躍動感であったり心の中を見事に描ききっていて一見の価値ありです。彼は晩年「やっと子供のように描けるようになってきた」と語っていたそうですが、うなづける話です。

私、今回ピカソ(というかキュビズム)の絵の楽しみ方を発見しました。手で絵の一部をいろいろ隠して鑑賞してみてください。たとえば一つの顔に押し込められたいくつもの表情がきわだってきます。難しく感じるキュビズムを手っ取り早く楽しめるちょっとしたテクニック(自画自賛)。是非お試しあれ。

最後はH&M原宿。もう行列はありません。2〜3分待って店内に入れます。

H&M原宿

メンズに限って言えば、銀座店とはかなり違う品揃え。シンプルなデザインのものが多く(無地のカットソーとか)正直「ここで買わなくっちゃ!」という感じはしません。ちょっと期待はずれですね〜。

というわけで、○×でまとめると
ポール・ボキューズ △
ピカソ ○
H&M ×
って感じでしょうか。歩き回って超つかれました。

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