ブレーキ交換からボクスターが帰ってきました。
融雪剤にやられたキャリパーを見せてもらいました。
キャリパー
丸で囲んだ部分が、ブレーキパッドをガイドするピンです。外側(黄色)に比べると内側(オレンジ)の方が腐食しています。四角で囲んだ油圧系のナットも同じ傾向があります。やはり内側は洗いにくいので融雪剤が落ちず、腐食が進むようです。

さて、ブレーキも治ったことだし、とディーラーから走り出そうとしたら、今度はエキパイまわりから「カラカラ」と音がします。
原因はキャタライザー(触媒)の遮熱板の取り付けボルトが外れて、ガタガタ動いていたため。原因はやはり腐食。

遮熱板は単なるカバーで応力がかかる訳ではないので、針金か何かで適当に固定すれば良いのでは?と思ったのですが、ディーラーの担当者は「キチンと固定しなおす必要があり、単独では取り外しが出来ないのでマフラーをおろす必要があります。マフラーを止めているボルト、ナット類も腐食が進んでいるので、ボルトを切断し、必要ならネジを切り直す必要があります」なんて恐ろしいことを言い出しました。

ディーラーの立場としてはいいかげんな応急処置は出来ない、というのはわかるのですが、10cm程度のカバーの固定のためにマフラーを外す、というのはバランスのとれない話なので、とりあえずそのままで帰ってきました。

工場でリフトアップし、下回りを見せてもらいましたが、確かに排気系のボルトナット類は原形をとどめないほど腐食しているのもあり、この機会に治すのは悪い話じゃないのですが、キャリパー交換で資金が苦しい…

腐食はフロントはさほどではなく、リアよりリアオーバーハングで進んでいて、エンジンや足回りはさほどでもないわりに、排気系で進んでいる印象。上下で言うと、下側よりも上側(つまり洗いにくい所)が進んでました。
ちなみに、セリカやレガシイではスキー帰りに下回りなんて洗ったことはなく、バルケッタは5年目に腐食が原因でブレーキ交換するまでやはり下回り洗車はしませんでした。前のクルマの腐食の程度を確認していない(凄いサビサビだったのかもしれない)ので明確な比較はできませんが、スキーに使い始めて3年で腐食によるトラブルがでるのは困ってしまう。

大事な物が後ろよりに集中しているミッドシップレイアウトゆえか、最近は国道17号ばかり走っているせいか(17号の融雪剤の撒き方はスゴい物がある)…いずれにせよ何か対策を考えよう。
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