シーズン終了を前に、タイヤを冬タイヤから夏タイヤに戻しました。
例年はゴールデンウイークまでは冬タイヤで走ります。道路脇の残雪が融けた水が早朝に凍結したり、稀に雪が降ることもあるためです。しかし今年は道路脇に残雪もありません。冬タイヤは濡れた路面では滑りやすいので、雪が降る可能性よりも雨の危険性を重視して早めに交換しました。

昨年もレポートしましたが、気になるのは冬タイヤがどれくらい摩耗しているかです。今シーズン5100km走りましたが、前輪はこんな感じです。
スタッドレス前輪2007
トレッドのセンターでの残り溝は7mm。すこしサイドにずれたプラットフォーム付近では6.5〜7mm弱。拡大してみると、プラットフォームまでまだ残りのミゾがあります。
スタッドレス前輪2007拡大
昨シーズン終わりの時点では、センターでの残り溝は8mm弱、プラットフォーム付近では7〜7.5mmでしたから、1シーズンあたり1mm程度摩耗することになります。プラットフォーム(摩耗限界)の高さは4mmなので、少なくともあと1シーズンは使えそうです。

問題はやっぱりエンジン直下で駆動される後輪。
スタッドレス後輪2007
トレッドのセンターでの残り溝は5mm弱。すこしサイドにずれたプラットフォーム付近では5〜6mm。拡大写真ではプラットフォームがほぼ露出してしまっているのがわかります。
スタッドレス後輪2007拡大
昨シーズンの終わりで、センターの残り溝は6.5mm程度、プラットフォーム付近では6〜7mmでしたから、1シーズンあたり1.5mm程度摩耗することになります。このペースで摩耗するとすると、来シーズンの途中で間違いなく摩耗限界を超えます。残念ながら今シーズンで寿命は終わりです。

やはり昨年の予想通り、冬タイヤの交換サイクルは前輪で3年、後輪で2年のようです。
いままでのクルマでは前後とも3年で交換していたのですが、それはあくまでタイヤのゴムの劣化を考慮したからで、摩耗が原因ではありませんでした。ボクスターと同様にエンジン直下のタイヤを220馬力で駆動するインテグラタイプRでも、駆動輪である前輪の交換サイクルは2年とのことで、ボクスターだけが特別摩耗が速いわけではないようです。ただし、インテグラの場合は前後タイヤをローテーションすることで延命は可能だそうです。ボクスターは前後でタイヤサイズが違うので、この手は使えません。

今までのクルマに比べるとやや出費が増えることになりますが、前向きに考えれば、前後共に交換するのは6年に一度で、それ以外は前後どちらかだけの出費で済む、ということになるのでそんなに悪くない話かも知れません。
スポンサードリンク