「ジャクソンホール」つながりで…。さきほど、WOWWOWの無料キャンペーンで劇場板「NANA」を観ました。
メインキャストはなかなか原作の雰囲気を上手くとらえて、特に宮崎あおい演じるハチが「むかつく女」感が出てて秀逸です。
個人的には劇中に登場するバンド、ブラストとトラネスの音楽性の差異(パンクと売れ線ロック)をどう表現しているか、に大いに興味があったのですが、うまく解釈してるなあ、と感じました。トラネスの「売れ線ロック」はともかく、ブラストの「ピストルズばりのハードコアパンクで女性ヴォーカル」と言う設定は現実の音にするのは難しそうだし、それをどう中島美嘉に歌わせるの?と思っていたのですが、
劇中のブラストは「パンクっぽいアレンジのメロディアスなロック」に、トラネスは「歌謡曲バンド」にアレンジされていて、これがまた各ヴォーカルの中島美嘉と伊東由奈に上手くハマってましたね。
映画全体としては、原作マンガを忠実に映画化することに注力するあまり、ダイジェスト版という感じが強く、1本の映画としてみると盛り上がりに欠けるかなあ(原作マンガ自体完結していないのでなおさら)という感じでしょうか。キャストも原作キャラクターの雰囲気は良く出てるけど、演技は?という感じの人もなきにしもあらず。
私は「原作マンガや小説と映像化した映画、アニメは別物でも可」という考えなので、「1本の映画として上手くまとまるように大胆に再解釈してもよかったのでは?」と思いました。3部作くらいで制作する予定があるのかな?あと個人的には好きなキャラはタクミなので、もうすこし活躍して欲しかった(笑)
ちなみに私と「NANA」が出会うまでの遠い道のりを書きますと…
(1)大前提として、妹がいるので少女マンガは好き。あと、中島美嘉も好き。
(2)苗場スキー場でジャクソンホールの苗場店でよく食べるようになる。
(3)苗場店に「マンガNANAにも登場した調布の本店もよろしく」と書いてあるのに気づく。
(4)中島美嘉が「NANA」という映画に出ることを知る。ああ、ジャクソンが出てくるあれか、と思う。(が原作を読んでいないので観ずに終わる)
(5)職場で原作「NANA」の単行本を持っている人がいたので、借りて読破。連載している「Cookie」を有志で回し読みする「Cookie部」を結成。
(6)ジャクソンホールの本店に行く。
で、本日に至ります。長い!
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