観てきましたよ!「頭文字D THE MOVIE」
結論から言うと、面白いです!原作を読んだ人もそうでない人も、クルマが好きな人もそうでない人も、誰でも楽しめる映画になってます。
「入場料払ってあげるから」と妻を無理矢理連れて行ったのですが、「くやしいけど、面白かった」そうで、「やっぱ自分で払う」と言ってるほどです。
今回映画化されているのは、拓海がProject-D参加を決心し、なつきと別れるまでの、このマンガの一番オイシイ部分なのですが、原作の面白さのツボを押さえつつ、香港映画らしいケレン味がうまくトッピングされてる感じです。
このマンガの面白さのポイント、私的には…
(1)「走り屋」マンガとしての面白さ
(2) 実は青春ストーリーもあり。
(3) 群馬エリアのローカル描写のリアリティ
と思うのですが、とくに重要なのは(2)の「青春もの」としての一面(拓海の自分探し、なつきとの恋と別離)。これが映画でもちゃんと描かれているのに感心しました。
考えてみてれば、青春時代(死語)っていうのは、自分の好きなことやスポーツに打ち込むばかりでなく、恋もするし、自分自身について悩んだりするのが普通だったりするわけです。ここいらへんもしっかり描写してリアリティを持たせているのが「頭文字D」の面白さのツボだと思うのですが、これが映画の制作陣にも伝わっていることに軽く感動しました。
もちろん本筋である「走り屋もの」としても、原作の持つ「ほどほどリアル、ほどほど破天荒」な面白さは健在です。「ほんとうにヤッちゃってる」走行シーンも香港映画らしい巧みなカメラワークで、かっこ良く、わかりやすく描かれてます。
群馬エリアの描写もリアルで、榛名の山頂(給水塔のある駐車場)をはじめとして、渋川の市内や、原作でモデルにしたであろう豆腐店も「藤原豆腐店」として登場しており、制作陣のこだわりが感じられます。
しかしやはり無視できないのは香港映画らしいケレン味ですね。前述のような原作のポイントをぶち壊さない程度に抑えつつ、しかし効果的に使われてます。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、やはり道化役としてのイツキくんは、水戸黄門のうっかり八兵衛、スターウオーズのC3PO&R2D2、宇宙戦艦ヤマトの佐渡先生&アナライザーと並んで、なくてはならない存在ですねえ。
ひさびさに誰にでも勧められる映画をみました。ただ、影響されやすい方は劇場には電車で出かけることを推奨します(笑)。
以前タイに旅行した際に、フェンダーモールやウイングでドレスアップした地元のクルマや、ヒザを擦るようなバンク角でコーナリングする現地ライダーをたくさん目撃しました。「ここに日本の走り屋文化を持ち込んだら流行るだろうなあ、日本の走り屋文化は世界に通用するに違いない」と思ったのですが、まさかこんな形で逆輸入されるとは思ってもみませんでしたね。
話変わりますが、「頭文字D」か「DO-PI-KAN」のテーマを競技スキーに差し替えても、けっこう面白いマンガになるんでは?と昔から思っているんですが…。面白いスキーマンガって無いんですよねぇ。「必殺技」で勝てるスポーツじゃないからかな?なら「DO-PI-KAN」の陸上競技もそうでしょ?誰か描いてくれませんかねぇ。
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