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NEGi FESは、楽曲提供などゆかりのあるバンドをNegiccoがゲストに迎える野外音楽フェスで、今年で5回目の開催になります。今年の出演バンドは
シャムキャッツ
ザ・なつやすみバンド
クラムボン
の3組。それぞれのNegiccoへの主な提供曲は(クリックで各曲のMVが再生)
「She's Gone」(編曲)

「ノスタルジア」(編曲)

「硝子色の夏」(作曲、編曲)

会場は新潟市の「北方文化博物館」。豪農の邸宅を保存した施設ですが、なぜか屋外ステージがあります。
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ゲストの3バンドとも、私は生演奏は初めてで、音源で聴いていたイメージとはかけ離れてかっこよかったです。
シャムキャッツは夏目さんのボーカルのスタイルからか、草食なイメージを持っていたのですが、実際の演奏は意外と男っぽかったのが印象的でした。

ザ・なつやすみバンドは、中川さんのボーカルとMC.shirafuのスティールパンが織りなす色あいだけでなく、村野さんのドラムのキレが、ココナッツカレーのスパイスのように効いてましたねー!

一番のけぞったのがクラムボン。ドラムス、ベースに加えて、メロディ担当がギターでなくキーボードという変則スリーピースは、ロックバンドというよりジャズトリオのようで、3人ともとても凝ったジャジーな演奏をします。特に原田さんのピアノはボーカルとの弾き語りとは思えない。すごく好きなタイプのバンドと出会ってしまいました。

各バンドとNegiccoが提供曲で共演するのもこのフェスだけの貴重な体験ですね。先日発売したばかりのマキシシングルのカップリング曲「I Am A Punk」でのクラムボンとのコラボは、変則スリーピースを活かした凝った曲と、アンビバレンツな乙女心を乗せた歌詞を唄うNegiccoの声が化学反応を起こして、ちょっと他にない極上のポップス。ドラムスとベースのキレのある演奏も良かった!また見たいコラボでした。

フェスで欠かせないのはやっぱりフェス飯。新潟名物バスセンターのカレー。昭和のカレーのものすごく美味しい奴。
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バスセンターが耐震工事のため、しばらく食べられなくなるという噂もあります。
新潟のアイスメーカー、セイヒョーの旨みまるごとシリーズ。
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この果汁の濃厚さは他のメーカーではちょっと無いレベルで、パリのシテ島で食べたジェラードのようです。東京では売ってないのが本当に残念!

大トリはもちろんNegicco。生ドラムが入った編成で聴くのは初めてでした。今回の注目は前述のマキシシングルのタイトル曲「I LOVE YOUR LOVE」のバンド編成での初披露。作詞作曲はNONA LEAVESの西寺郷太。6年ぶりの楽曲提供で満を持してのNONA節全開です。年代的にもAORやブルーアイド、そこから遡ってフィリーソウルやモータウンなんかが好きな私には大ストライクで「こんなNegiccoが聴きたかった」!

他のファンも今回の披露を楽しみにしていたようで、クラップやコール、ケチャの息も定番曲のようにピッタリでした。もう一つのカップリング曲「夢・Dreamer」も披露され、期待通りの可愛い振り付け。この秋のツアーが本当に楽しみです。

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数々の素晴らしい音楽との出会いを噛み締めながら帰京。今回のドライブは往復720キロあまり。途中、渋川から湯沢まで高速代の節約と趣味を兼ねて中山峠、赤根峠、三国峠を下道で越え、それでもなお燃費は最高記録の13.4km/l!
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新潟名物に舌鼓をうちながら、Negiccoがくれた素晴らしい音楽との出会いの余韻に浸りました。