スキーヤーは貸渡車の夢をみるか?

「オープンカーで如何にしてスキーに行くか?」に挑戦してきた元ポルシェ乗りによる「持たないカーライフ」

orange_all03_fin
かねてより愛聴していたボーカルグループLittle Glee Monsterですが、芹奈に続くmanakaの休養、そして2人の卒業が発表されました。モータウンをベースにした大人の鑑賞に耐える楽曲をガールズグループが桁違いの歌唱力で歌いきるというスタイルだけでなく、メンバーの個性も奇跡的なハーモニーを奏でていた彼女たちにとって大きな試練だと思います。しかし新メンバーのオーディションに踏み切り、生まれ変わろうとする彼女たちを応援すべく、妄想CDジャケットを描きました。

題材にしたのは、初期のアルバムに連続して収録されている「オレンジ」と「会いにゆく」です。

この2曲はテンポも近く、曲間を詰めて収録されていれており、まるで一つの曲のようです。恋に落ちた若い2人の募る思いを綴った「オレンジ」、時を経て絆を深め、相手を思いやる気持ちと変わりのない愛を誓う「会いにゆく」は、歌詞も空の色と手を握るというモチーフが共通していて、一つのストーリーになっているように思えます。
今回はその共通したキーワードをイラスト調と油彩調で描いてみました。
歌詞のストーリーのままなら、「僕」がの手が、壁を越える「君」の手を上から掴むのですが、なぜか逆向きの方がしっくりきました。むしろ我々ファンの方が彼女たちに救われているのかもしれません。
こんなイラスト一枚でもそのお返しができればいいなあ、思っています。
 
 
スポンサードリンク

isnsf

6月に開催されたNegiccoのMeguさんの生誕祭にて、ファンからのコメントや質問に答えるコーナーがあり、そこでこんなやりとりがありました。
ファン「ソロアルバムを出してください!」
Megu「そんなことが実現したら良いですねえ」
ファン「Meguさんのミルキーな声質が最高です!」
Megu「ウイスパーヴォイスとはよく言われるんですが、ミルキーは初めて言われました。ありがとうございます!」

リーダーのNao☆さんが育休、つづいてKaedeさんも産休に入る見込みのNegiccoで、1人頑張るMeguさんのソロアルバム、というのはありそうだし、ソロシングルは愛猫をモチーフにした曲だし、猫といえばミルクだから「Milk」なんてタイトルは良さそうだな!だったら自分で描いてみよう!と思ったのが今回の作品です。

愛猫から飼い主への思いをテーマにしたソロ曲「ねこの夢」のMVの世界観を参考にして、窓からの光が差し込む朝の雰囲気をイメージしました。

逆光〜反逆光はいままで描こうと思って描いてこなかったのですが、今回の雰囲気には欠かせないので思い切ってチャレンジしてみました。

Meguさんが手に持っている猫のイラストがはいった牛乳パックはロシアで実際に売られているものです。

今回のテーマにぴったりなので採用させていただきました。

画面奥のグラスとミルク皿に、自分と愛猫の分のミルクを注いだのが裏ジャケットになってます。
snsr
アルバムにどんな曲が入るか知る由もないので、とりあえず今までのソロ曲を並べてあります。それでも良いので出して欲しい。

笑顔でウインク、という表情はベタすぎてジャケットっぽくないですが、描いてみたかったからいいのです(笑)

夏休みの工作第一弾として実際のCDケースにもいれてみました。
IMG_0122
 
 

スポンサードリンク

IMG_0041X
かつてスペシャリティカーというジャンルが自動車市場の一角を占めていました。例えば私も乗っていたトヨタ セリカなどです。

スポーツカーのようなデザインのボディを普通のセダン(セリカの場合はコロナ)に載せた「スポーツカーっぽいけどスポーツカーではない」クルマで、「デートカー」とも言われたりしますが、これが成り立っていたのは「スポーツカーはカッコいい」という前提があったからです。

現代はこの基準が変わりましたが同じことはできるはずで、プリウスをベースにいまどきのかっこよさ=「SUVっぽい」を組み合わせたのが、今回とりあげるC-HRです。同じような例はこれまでもあり、ホンダのHR-Vとか、日産のラシーンのなどがそれにあたると思います。



過去の例と比較して、C-HRが卓越してるのはデザインのオリジナリティですね。側面のダイヤ型のモチーフなんて見たことも聞いたこともないですし、それに張り出したフェンダーと後ろ下りのルーフを組み合わせるのは過去のクルマからの引用ではなく、新しいカッコよさの発明です。こういう当たり前でないアイデアをきちんと当たり前のように実車のデザインに落とし込むのはトヨタは上手です。
IMG_0042X
内装も柔らかな質感の中にエッジが効いた造形が入っていてなかなかカッコいいです。ただしオーディオの音質はチープ。デートカーとしてはこれはいただけない(笑)。
IMG_0043
セレクターレバーも短めで質感もよく「乗用車じゃないぞ」って感じがよくでています。マニュアル操作の時の感触も滑らかさと手応えのバランスが良く気持ちいいです。
IMG_0045
ただし、CVTはやや滑り感があり、ヴィッツのようなラバーバンドではありませんが、ヤリスほどダイレクトではなく、マニュアル操作をしてもスポーティーな感じはないです。
他の走りの面もまったく普通です。エンジンが四気筒なので、ヤリスのよりも音や振動のは快適ですが、1.2のターボだと出足が遅くヤリスのハイブリッドの方が速く感じます。リアサスにはダブルウィッシュボーンを奢ってますが、街乗りだとそのメリットはピンと来ません。後発のヤリスが下位クラスにも関わらず素晴らしすぎかもですね。
そういうコンセプトなので当然ですが、C-HRは「カッコよさ」以外に積極的に選ぶ理由はあまりない気がします。逆にいえば「プリウスはたくさん走ってるし、カローラは所帯じみてて嫌だ」という人には最高の選択肢で、実際街中でよく見かけます。「買うならカッコいいクルマが良い」と思ってる人が多いことは健全で心強く感じますし、「クルマ離れ」なんていう風説に惑わされないトヨタの企画力は流石だと思います。

昔のスペシャリティカーが、「本物のスポーツカー」では無かったように、このクルマもSUVの「U」=ユーティリティは本物とは言い難いです。例えばラゲッジスペースはこれくらいです。
IMG_0049
小さいわけではありませんが、ハリアーならこんなに広いです。
IMG_8690
買う人はわかって買うので問題ないのですが、借りる人は注意が必要です。レンタカーでは「SUV」にクラス分けされている場合もあり「友達四人でキャンプに行く」つもりでC-HRが出てきたら阿鼻叫喚地獄です。「2人でちょっとした買い物」なら問題ありませんが「ミドルクラス」など料金設定が高い事業者もあるので無駄金を使う羽目になります。

というわけで、利便性のみにお金を払うレンタカー、カーシェアオーナーにはあまり縁がないかもしれません。でもカッコよくていいクルマです。

スポンサードリンク

mai_murakami_fin
東京五輪からまもなく一年。いろいろと感動的なシーンがありましたが、個人的には女子体操競技の村上茉愛選手の活躍が印象に残りました。
彼女自身は出場枠獲得には怪我で貢献できず、逆に枠を獲得した寺本選手が怪我で五輪に出場できない、という状況は、とても複雑かつプレッシャーを感じていたのでは、と想像します。
村上選手は私が体操競技に興味を持つきっかけになった選手の1人なので、厳しい状況にもかかわらず、自分らしさを貫く彼女の演技を手に汗を握って応援していました。

あれから約一年、僅差を制し女子体操個人で初めてメダルを獲得した、種目別ゆかのフィニッシュを描くことにしました。

体操競技を描くのは初めてですし、レオタードはごまかしが効かないので、さまざまなポーズやアングルをスケッチして、自分なりに形を捉えていきました。
IMG_0032
IMG_0031
IMG_0030
IMG_20220619_0001
デジタルだと自在に拡大縮尺しながら描けてしまうので、顔はついつい細い線で書き込んでしまい、結果的に印象が弱くなりがちなのがいままでの反省点でした。そこで、全身像で見た時のバランスを考慮し、書き込みを抑えつつ目は大きめにするなど、ややディフォルメ気味に描いています。
IMG_0025
そもそも私は「ダイナミックに描く」ことに苦手意識があり、それを克服するべくアスリートを題材にしています。今回どこまで村上茉愛選手ならではの弾むような躍動感が表現できたかわかりませんが、描いていて本当に楽しかったですね。


スポンサードリンク

レンタカーの使いにくいポイントは「営業時間内でしか貸し出し、返却ができない」だと思います。レンタカーの営業所は地方でも都内でもだいたい20:00くらいまでなので、「帰りの渋滞を見越して、家の近所に20:00に到着することが必須」となると、かなり余裕をみて現地を出発しなければなりません。これでは週末レジャーの交通手段としては致命的に使いにくいですね。

一方、カーシェアは、24時間いつでも貸し出し返却ができるものの、なんとなく「短距離、短時間で借りるもの」で「長距離、長時間では割高」なイメージがあり、今までスキーやスキー場近辺でクルマを使いたい時は、新幹線駅近くのレンタカー営業所で借りていました。

でもそれって本当か?と思い、今年のゴールデンウィークは、東京からカーシェアで往復してみました。昨年のゴールデンウィーク(新幹線+レンタカー)と費用を比較した表がこれです。
スクリーンショット 2022-06-25 21.25.38
総費用では、実はカーシェアの方が安いです。ただし、新幹線はえきねっと15%オフの2名で計算してるので、これが35%オフなら接近しますし、1名なら逆転します。

もちろん新幹線は運転しなくていい、時間が読める、などのメリットも大きいですし、ETCの休日割が復活するか否か、ガソリン代は変動が大きいものですから、あくまで参考になればと思います。

 
 

スポンサードリンク

青山倫子02
今回のお題は、モデル、女優の青山倫子さんです。

以前は本名の井上訓子名義で沢山のCMに出演されてました。改名後の「ああ、あの人!」というお仕事は「逃亡者おりん」だとおもいます。

江戸時代という舞台に、変身ヒーローのフォーマットを持ち込んだかなり斬新な時代劇で、肩肘張らず楽しめるのでおすすめです。

それはさておき、私個人としては彼女のことを「存命している日本人女性の中で最高の美女」と思っているので(割と本気)、似顔絵というより、美人画を意識して描いてみました。
青山倫子02
凛としたシャープさの中にも柔らかさのある雰囲気をだすため、顔まわりの輪郭は鉛筆っぽいタッチを残しつつ線の強弱をおさえた一方、髪の毛はGペン風の抑揚を出した線で描いています。
塗りはいつものアニメ風ではなく水彩風に。特に髪の毛は流れがでるように毛束ごと別々に塗ったり、眉毛もメイクアップの輪郭をボカした雰囲気を再現してみたりして、彼女の持つ透明感を意識してみました。
今回の制作にあたり、いろんな画像や動画を見返しましたが、いやー綺麗な人だなあ。
 
 
スポンサードリンク

IMG_9946
ニッサン車特集第二弾は世界初の量産電気自動車、リーフの二代目。私としてもフル電動車は初めての経験です。

走り出してまず感じたのは「静かだなー」ということですね。エンジン音がしないぶん、内装のキシミ音がしたり、補器類からノイズが耳につきそうですが、そういった低級なノイズが全然しません。ロードノイズも抑えられてるし、エアコンの音も静かです。これは一朝一夕には真似できないですね。「電気自動車は構成が単純だから既存自動車メーカーの競争力が低下する」なんて言う人がいますが、そんな事はないなー!と思いました。あと、オーディオの音がいいです。せっかく静かなんだからいい音で聴きたいですよね。
乗り心地も快適です。ボディの下で足がよく動いてとてもフラット。車高も着座位置も乗用車としては高い(低めのSUVくらい)のに、不快なロール感もありません。これは電気自動車ならではの重心の低さも効いてるのかもしれません。

電気自動車となると、ゼロ回転からトルクを発生させるモーターならではの出足の良さを期待しますが、エコモードだとそれは裏切られます。電気なんてガソリンに比べれば安い物なので、航続距離が欲しい時以外はオフにしないと(違う意味で)もったいないです。

加速をしたら減速することになりますが、このクルマは2つの方法を選ぶことができます。
一つは普通のAT車と同じ、ブレーキペダルで減速し、クルマを止める方法。もう一方は、CMでもプッシュしている「eペダル」。アクセルペダルを緩めるだけでブレーキがかかり、そのまま(ブレーキペダルを使わず)停止までできる仕組みで、これらはスイッチで切り替えることができます。
IMG_9937

前者の場合は、全く普通のクルマと同じ感覚で運転できます。クリープ現象も再現されていますし、アクセルを離した時の減速感も「いつもの感じ」です。ブレーキペダルはストローク感が乏しく、ゴムの塊を踏んでいる様な感覚で、踏み始め制動感も不足気味なので少しヒヤッとします。おそらくペダルを踏んでも摩擦ブレーキは停止直前まで使われず、モーターの回生ブレーキでその感触を再現する仕組みだと思いますが、同じ仕組みでも「摩擦感」をだしているハイブリッド車の先例はあるので、ここはもう少し頑張ってほしいです。

後者の「eペダル」ではアクセルを離すと、ブレーキを踏んだような強めの減速があります。停止位置に向かっては、ブレーキの「踏み加減」でなく、アクセルの「離し加減」で調整する事になります。足首の運動だけみれば逆になるので戸惑いそうですが、そうでもないです。よく考えてみると上り坂のAT車と同じなんですよね。
これは慣れるととても楽で、特に加速するとすぐに前走車に追いつくような流れの悪い時や、細くてカーブの多い裏道に向いてます。

ただ、前者の「普通の運転方法」でも、同じくらい楽になるチューニングはある気がします。そうなると何のための「eペダル」?になりますが「加速も制動も一つのデバイスでできる」という電気自動車の仕組みに対しては素直かつシンプルなので、捨てがたいですね。

そしてこのクルマ、完全自動で車庫入れしてくれます。スタートするのに何ステップか操作が必要ですが、簡単です。右側でも左側でも、両側に駐車車両がいようとも、スルスルと必要なら切り返しも使って上手に車庫入れする様は驚異的です。ちょっと斜めだったりしますが。
IMG_9944D
作動中は「周囲の安全を確認して下さい」とアナウンスが流れますが、自分がやっていない運転に注意をくばる、というのは意外と難しいです。また、極端に狭い駐車スペースだと障害物があると判定して途中でギブアップすることもあり、その後はドライバーが引き継ぐのですが、他人が投げ出した車庫入れって結構難しいです。
以上のように完璧なシステムではありませんが、想像以上にいい仕事をしてくれるので、これがついてるなら自分で車庫入れはしないですね。
先述の「eペダル」と併せて考えると、もはや丸いハンドルと2つのペダルではかえって運転を難しくしていて、むしろジョイスティックとか3Dマウスひとつで運転する方が良い気すらしてきました。


細かいところですと、ルームミラーはデジタルと従来通りの鏡を切り替えることができます。デジタルはノートのような複雑さがなくシンプルなものです。こちらがデジタルミラー。
IMG_9935
こちらが従来通りの鏡。
IMG_9934<
デジタルは後続車が大きく見えて良いのですが、目の焦点をミラーに合わせなければならないので老眼にはきついです(鏡の場合は映った実像に焦点をあわせるので遠い)。切り替えられるようにしたのは偉いです。

今回50km/h、3〜4時間ほど運転しましたが、静かで快適な乗り心地、安定感のある走りは、ものすごく高級なクルマに乗ってるような感覚がありました。低重心や静粛性といった電気自動車ならではの素性の良さだけではない仕上がりの良さがあり、ニッサンの底力を感じました。そして自動パーキングや、(今回割愛しましたが)運転支援システムも熟れたもので、「実用的な走行距離の電気自動車をつくりました」だけではない「未来の運転を体験させてくれるクルマ」だと思います。

今回、日産自動車直系の「NISSAN e-シェアモビ」を利用しました。

普通のカーシェアで長時間借りた時の「距離料金」がないのは魅力的(ガソリン代がないので当たり前と言えば当たり前)ですが、予約した時間よりも早く返却しても料金の減額がない、というのはちょっと使いづらいですね。あとは「チョイ乗り」に適した小型の車を増やして欲しいです。
 
 

スポンサードリンク

IMG_9855
レンタカーやカーシェアで出会うことがなく、個人的にもあまり縁がなかったニッサン車を続けて借りました。第一弾は先代ノート。デビューは2012年、すでに10年前の車ということで、先日のヤリスハイブリッドのレポでも述べた「技術の進歩」を感じる結果となりました。

乗りこんだ第一印象としては、まず内装がチャチで安っぽい。
IMG_9854
ベーシックカーはコストをかけられないのは当然で、それをシンプルな良さに昇華したデザインというのがある思うのですが、それとは真逆の、安っぽさをわざわざ強調してしまってる印象です。質感とカタチの選び方が良くないのかな。

走り出すとその印象は変わります。ボディはとてもシッカリしていてキシミ音もしないし、捩れも感じません。遮音がいいのか元々ノイズ源を抑え込んでるのか静粛性も高いです。

しかし幹線道路にはいるとかなり残念です。
まず出足がトロく、アクセルを踏んでも思うように加速しません。その割にジッと我慢して踏んでるといつの間にかスピードにのってます。そこでブレーキを踏んでもペダルの踏み代が大きすぎて、かなり奥まで踏み込まないとスピードが落ちず怖い思いをします。その割に効き始めると急に制動力が立ち上がります。走行距離もいってたので、バッドが減ってるのかもしれませんが、とにかく加減速については、いちいち直感に背くクルマです。

ルームミラーはデジタル式を奢ってますが、やたら画面が分割されていて、何が映っているのかピンとこず、やはり直感的ではありません。バックモニターなら普通ににナビ画面に出せばいいのであって、お金のかけ所が間違ってると思います。だったらチャチな内装の質感を上げて欲しい。
IMG_9861

初めにも触れましたが、基本設計はすでに10年以上経過しているので、どうしても厳しい評価になってしまいます。言い換えれば、人の直感に沿って動くようにするという点でクルマの進歩の凄さを感じました。こういうのは「こう図面を引けばこうなる」という単純な方程式がないと思うので、作り手の努力と積み重ねの力を感じますね。

とはいえ、カーシェのユーザーとしては、所有するしがらみと無縁なのがメリットなので、運営には古いクルマは更新して欲しいし、ユーザーはわざわざ古いクルマを選ばないよう気をつけたいですね。


スポンサードリンク

megu2022_F_300
毎年6月の恒例、NegiccoのMeguさん生誕イラストです。

Meguさんは、昨年から新潟の放送局でヨガのミニ番組を担当されているのですが、これが伸びやかで健康的な彼女にピッタリで、ファン必見の番組になっています。

私も最近ヨガに通い始めたこともあり、せっかくならヨガに使えるTシャツにプリントしてみよう、ということで、グラッフィックデザインぽくモノトーンに差し色でまとめてみました。
megu2022_F
ロゴはヒンディー語で「Meguと一緒にヨガしませんか?」と書いてあります(Google先生が正しければ)。
megu2022_R
背面は鏡像デザインのバックショットで、裏表があるTシャツならではのトリック感を出してみました。
front
back
ヨガのレッスンに来ていくと「なにそのTシャツ!?」「どこで売ってるんですか?」とインストラクターから質問攻めになります。もちろん販売はしてません(笑)。
スポンサードリンク

IMG_9750

少し時間がたちましたが、ゴールデンウィーク中にGRでないヤリスで長距離と峠道をたくさん走ることができたのでレポしたいと思います。

ヤリスのショートインプレとGRヤリスは以前紹介してるので、一読いただけると幸いです。




結論から言えば、期待どおりの仕上がりであるばかりでなく、価値観が問い直されるような凄いクルマでした。

パワーはエンジン91馬力にモーター80馬力、これで車重は1.3トンほどなので遅いはずがありません。アクセルの踏み加減に対して遅すぎず速すぎずナチュラルに加速してくれます。
ハンドリングはステアリング操作に遅れることなくノーズが入ってくるのは先代ヴィッツやGRヤリス譲り。気持ちいいだけでなく、安心感も高いです。リアの追従はややモサっとしてますが、気になるのはS字カーブを素早く切り返した時くらい。スポーツカーじゃないのでこれでぜんぜん及第点でしょう。
高速ではやや腰の高さを感じますが総じて快適で、適度な保舵力でラクチンにまっすぐ走ります。
どんなシーンでも、ドライバーの操作に対し直感に背くことなく、イメージ通りに動いてくれるクルマです。

このクルマ、私が90年代半ばまでに乗ったどんなクルマよりシンプルなメカニズムで、クラスが下にもかかわらず、明らかに思い通りによく曲がり、よく止まり、速くて快適です。リアサスなんてトーションビームですから、独立懸架ですらありません。この30年の間、シャシーやサスペンションに飛躍的な技術革新があったわけでもないのに、この進歩は凄いと思います。

一方で、電子的な運転支援機構には飛躍的な革新がありました。このクルマには、アダプティブクルーズコントロールや、レーントレースアシストが装備されており、実は今回初めて使ってみました。

クルーズコントロールについては、下手なドライバーを助手席から見守るようにヤキモキしてかえって疲れてしまうのでは?という先入観があったのですが、そんなことはありませんでした。
「クルマの流れを少し上回る速度に設定する」というコツは必要ですが、ギクシャクすることもイライラすることもなく、スムーズに前のクルマについていってくれます。原理的にはそんなに先の流れまで読んでないはずなのに大したものです。
レーントレースアシストは、生真面目にセンターをキープしようとします。隣車線に大型車がいると無意識に反対側に寄ってしまったりしますが、その程度でも修正を入れてきて、その感触はワダチにハンドルを取られたような感じで、気持ち良くはないのですが、誰でも知ってる感触に似せてあるのはなるほどー、と思いました。

こうした運転支援機能を使って高速道路を走るのは、運転しているというより、大型船の船長になって操舵手に指示を出してるみたいな感じで不思議な安心感があります。

帰り道はがっつり渋滞にはまり、車を手放して以来1年ぶりの5時間超えの連続運転でしたが、あまり疲れを感じませんでした。とくにシートは秀逸で、練馬インターを降りてから「そういえばお尻が痛いな」と感じた程度。シート形状だけでなく、生地の選択が適切でドラポジが崩れないんですね。
IMG_9730

ちなみにGRヤリスとはシートの厚みが違い、やや着座位置が高く、前方視界も良いです。

荷室は先代ヴィッツとほぼ変わらず、リアシートを倒せば170センチくらいのスキー板が斜めに積めます。
IMG_9742

このクルマは、「走る曲がる止まる」という性能と、運転の楽しさや使い勝手、快適さといった価値が絶妙なバランスで、かつそれぞれが高いレベルにあります。ただ車体が小さいだけで、その出来栄えば車格=クラスを超えたものがあると思います。ベーシックカーは我慢を強いられるもので、クラスがあがるほど満足度が高くなる、という常識を覆しつつ、いわゆる「小さな高級車」とも違います。我々が漠然と抱いている「クルマというものの価値観や尺度」について、一度立ち止まって考え直すことを提案されている気さえしてきました。これはほんとうに凄いクルマです。
 
 
 
スポンサードリンク

このページのトップヘ