スキーヤーは貸渡車の夢をみるか?

「オープンカーで如何にしてスキーに行くか?」に挑戦してきた元ポルシェ乗りによる「持たないカーライフ」

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井上昌己さんの版画制作をきっかけに、ゴム印がマイブームになりつつあります。
次はNegiccoだ!となりますが、同じ事をしても面白くありません。グループアイドルならではの楽しい仕掛けが欲しいなーと考えて思いついたのが
スタンプラリー!
メンバー3人のスタンプを揃えて遊ぼう!というわけです。
愛嬌抜群のNao⭐︎
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ハンサムビューティーのMegu
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落ち着いた雰囲気のKaede
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と、それぞれの個性と表情をいつもよりディフォルメして描いてみました。
背景にはそれぞれの誕生月にちなんで菜の花、紫陽花、楓の葉をハートーンであしらっています。

台紙も賑やかで楽しいイメージでデザイン。サイズは懸賞応募っぽいハガキサイズです。直系50ミリのスタンプを並べるには縦位置が座りがいいのでタイトルも漢字で「葱子娘御朱印帳」としました。
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ゴム印の制作は今回も大谷印舗さんにお願いし、スタンプ台はシャチハタの「いろもよう」からメンバーカラーにあわせて、蜜柑色、露草色、桃色を選びました。




道具が揃ったら、いざ自宅でスタンプラリー!



いやーこれは楽しい!プリントアウトでは味わえないリアルならではの面白さがあります。夏休みの小学生が駅のスタンプラリーにハマるのもわかりますね。


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私は以前から川瀬巴水とかの版画に興味があり、自分が描く時も、版画への応用を考えて、なるべく色数を抑えたり、ぼかしやグラデーションを避けたりしています。
しかし実際に版画を制作するのは大変な労力や技術が必要で、気軽にチャレンジできるものではありません。

でも、自分の絵でゴム印(手書き領収書とかに押してある店名のハンコ)を作れば、手軽に版画が作れるのでは?と思いつきました。
最近はデジタルデータからも作ってくれるようなので、レイヤーごとに別々のあらかじめ色ごとに分版することを早速井上昌己さんをモデルに下絵を描いてみました。ツアーグッズをイメージしたシンプルな線で、昌己さんらしいミステリアスな表情を表現。サイズは50ミリ× 50ミリです。
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この絵を色ごとに分解します。
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ベタ塗りだけだとデジタルで作る意味がないので、陰影は網点にしてみました。

これを版下としてゴム印にしてもらいます。今回は大谷印舗さんにお願いしました。


大抵のお店がAIデータのみの対応なのに対し、こちらはpngなどのビットマップ系データでも受け付けくれます。線数指示で網点を起こしてもらうのは印刷屋さん以外では無理だと思うので助かりました。

出来上がってきたゴム印がこちら。
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本当は三つとも50ミリ× 50ミリで作成して見当を合わせたかったのですが、それはできないとのことで、台木にボール紙などを貼り帳尻を合わせたり、治具を作ったりと試行錯誤を繰り返し、なんとか完成!


厚手のペーパーコースターに刷ったものを先日のライブで昌己さんにお渡ししたところ、大変気に入っていただき、ブログでもとりあげていただきました。


インクのつけ具合や紙の種類によっていろいろな風合いになるのが面白いですし、同じ物は2度と作れないのもプリントアウトにはない魅力ですね。
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ちょっとハマりそうです。
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勤続30年のお休みを利用して、学生時代以来の佐渡を楽しんできましまた。おいしい食事、興味深い文化遺産、美しい景色、そして走りやすいワインディングロードいっぱいの最高の旅でした。

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今回初めてジェットフォイルに乗れました。前回はバイクでしたのでカーフェリーにせざるを得ず、洋上でタービン音を響かせて追い抜いていくジェットフォイルの姿を見送って以来の夢が実現しました。海が穏やかだったので、揺れの少なさを通常の船と比較することはできませんでしたが、一点間違いなく快適だったのは匂いですね。フェリーの船内は油の匂いがあり、それだけでも酔いそうですが、ジェットフォイルはほぼ無臭。燃料の違いかもしれません。

新潟県はどこも道路が整備されていて、快適に運転できますが、佐渡も例外ではありません。海岸線も山の中も、見通しがいい程よく深いコーナーが続き、適度にアップダウンもあるので、非常に運転が楽しいです。そして最大の美点は、交通量の少なさ。日中でも前走車に煩わされず、マイペースで走れる事が多いです。
スポーツカーやオープンカーのオーナーは是非訪れてほしいですし、島内のレンタカーはもっと楽しいクルマを用意してほしいですね。
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この道の良さと風光明媚さから私が妄想するのはWRCの開催です。
真っ二つに割れた金山の脇を、
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巨大な産業遺構の前を、
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昔ながらの漁師町を、
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そして北部の絶海の岬を
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ラリーカーが駆け抜ける姿は、是非見てみたいし、中継映像を世界の人届けたいですね。きっとサルディニアやスペインに匹敵する絶景ラリーになると思います。

そして世界から訪れたラリーファンやチーム関係者の舌と胃袋を満足させることは間違いありません。
北沢浮遊選鉱場近くの「古民家空間 京町亭」のカニづくしカレー。甲羅の下にはカニクリームコロッケが隠れています。
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絶景のカフェ「しまふうみ」。東京近郊だと江ノ島や鎌倉にも同様のカフェがありますが、視界の広さ、余計な人工物の少なさは桁違いです。
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佐渡といえば、新潟市内のピアBandaiでいつも混んでる超絶美味しい回転寿司「弁慶」の本店があります。今回はこの南蛮エビが絶品でした。普通の甘エビでは味わえない旨味の濃さ!
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両津港の佐渡汽船ターミナル内にある「maSanicoffe」の佐渡小判バーガー。肉肉しい美味しさたっぷりの今時のハンバーガーです。カレーもおいしく、乗船の待ち時間をつぶすだけのフェリー乗り場の喫茶店と思ったら大間違いです。
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今回の宿泊は「いとしげな宿こいちゃ」。いとしげとは新潟弁で「可愛い」という意味。NegiccoのMeguさんがモデルをつとめる佐渡の案内誌「いとしげな佐渡」が監修したお宿です。クラウドファンディングで募った費用で改装されています(私も購入しました)。ウィリアムモリスの壁紙をあしらったお部屋は趣味よく「いとしげ」です。
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朝食は要予約で、通常はたい焼きの朝ごはんです。朝かあらたい焼き?と思いますが、ゴマ風味の甘さを抑えた餡とモチっとした皮は、オヤツ感がなく、ワッフルとかパンケーキのイメージなので朝食としても違和感はなく美味しくいただけます。あと腹持ちもいいです。
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不定期でフレンチシェフによるガレットの朝食もあります。
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今回の旅行では、食事や宿泊もキャパに余裕があり、クオリティ高いサービスをじっくり味わうことができました。首尾よく世界遺産に登録されたらこの状況も終わってしまうかもしれません。まさに「今訪れておくべきドライビング世界遺産」だと思います。

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スキーの道具のなかでもストックというのはことさら地味な存在です。長さや重さの選択は滑りに大きく影響しますが、ブーツや板のように直接タイムにつながるような性能差はないですし、経年劣化するものでもありません。

そんなわけで滅多に買い替えることがないストックですが、愛用のスラローム用ストックSWIX Machに深い傷と亀裂を発見しました。
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試合中に折れたりしたら致命的で(ワールドカップルでもたまにある)カーボンは特に要注意です。

というわけで久しぶりにストックを新調しました。SWIX Machはカーボンならではの楕円断面と細身のフォルムに痺れたのですが、既にカタログ落ちして久しく、現行モデルのはアルミでもカーボンでも見た目もほぼ同じで価格もそんなに違いません。
だったらアルミでいいかな、と思ったのですが、タナベスポーツのポイントが貯まってたのでカーボンにしました。

長さはカービングへの対応で短めが流行して以来、カットして107センチくらいにしていたのですが、110センチのまま使うことにしました。私はスタート直後が特に遅いのですが、漕ぐ筋力に加えて、ストックの短さも一つの原因かな?と思ったので。それでも他の選手より短めのだと思います。

ハンドガードは私好みのハーフタイプはこの十年ほどで絶滅しましたね。最近の選手は腕の構えが低く、ターン内側のハンドガードが雪面に触れる事も多いので、それを前提とした形状になっているようです。
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過去ログを見直したらMachを買ったのは2005年、17年ぶりのSLストック買い替えでした。そんなに使ってたのか!
 
  
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アクアの次はその兄貴分、プリウスです。これだけ売れているクルマですし、ズボラめの運転を許容するような緩めのクルマなのかなー?と思っていたのですが、そんなことはなかったです。とはいえかっちりソリッド、というわけでもなく、いい塩梅でバランスがとれたクルマでした。

車格的には3ナンバーで、いつも借りてるクルマたちより幅がありその分Aピラーが外側にあるので、前方視界は良好です。
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プリウスといえばセンターメーターですが、幅が広いため、右端にあるスピードメーターに関して言えば確かに視線移動は少ないと思います。しかしそれ以外は遠く感じたので、あまりメリットは感じませんでした。
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シート高さの調整しろの設定が適切なのか、上いっぱいとか下いっぱいにせずともドラポジがピタッときまります。ステアリングは、位置こそセンターメーターとの干渉を防ぐためかやや低めですが、直径は小さすぎず、太さは太すぎず、へんにスポーティに振っていないのが好印象です。ヤリスやアクアがスポーツカーのように小径かつ太めなのとは対照的です。

流石にこの車格なのでトランクルームもこの広さ(写っているリュックは45リッターサイズ)。巨大空間ではないですが、引っ越しでもしない限り不足するとは思えず、乗用車として必要にして十分ではないでしょうか。
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走りの方は、トレッドもホイールベースも大きいためか、ロールもピッチも穏やかで、車の懐が深い感じがします。とくにピッチングは穏やかで、バッテリーの重さも良い影響を与えているのかも知れません。

アクセルペダルの踏み加減に対しては、ポンと飛び出たり空走感があったりすることなく、ドライバーの操作に穏やかに忠実に従ってくれる印象です。それでいて踏み込んだ時はハイブリッドらしい十分なパワーがタイムラグなく溢れてきます。
ブレーキのフィールはヤリスに似て、踏み始めにカックンがあるものの、そこから踏み込めば制動力がちゃんと出るという、楽な国産とリニアな欧州車のいいとこ取りみたいなブレーキです。

ハンドリングは、ステアリング操作に遅れることなくノーズが向きを変えてくれますし、その後もアンダー感はでず、切り返しでもリアが「ドッコイしょ」とすることなく付いてきます。かと言ってクイックとか神経質ではないので、当たり前に曲がっているだけに感じてしまいがちなのですが、Rがキツくアップダウンの大きいワインディングでも、けっこう楽しく運転している自分にふと気づいたりします。

つまり、普通に運転すれば、なんのストレスもなく快適に乗れるのに、ムチを入れればそれに応えて思い通りに走ってくれるという両面性を兼ね備えたクルマです。それでいて、単にその真ん中をとっただけではない素性の良さを感じました。

スタジオジブリのアニメは、親子で観ても楽しめるのに、メカマニアやアニメオタクも唸らせて、その上どちらの心にも何かを残してくれる名作揃いですが、このプリウスもファミリーやシニアが楽に快適に乗れるのに、クルマ好きや運転好きも納得できる走りがあり、まさに「クルマのジブリ」だと思いました。

思わず「新型プリウス」と呼んでしまいそうな本モデルですが、実は初登場は2015年。しかしクルマとしてのアドバンテージは十分で、7年も経っているとは思えません。その一方で電子的な装備の古さは否めないですね。オプションによるのかもしれませんが、USBポートが無いのには驚きました。また、インフォーメーションディスプレイを操作するステアリングの十字キーは使い方がさっぱりイメージできないデザインでした。そろそろ新型が発表されるらしいので、きっとそういうところは改善されると思います。

個人的には走りが気に入ったので、同じプラットフォームを採用しているカローラスポーツも気になりますね。また、ユーティリティはカローラクロスやカローラツーリング、流行りのスタイルはC-HRがあるので、新型プリウスはいっそのこと4ドアスポーツにふったらいいのでは、と思ったりしています。


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先代アクアはカーシェアを使い始めた頃に乗って、ノイズの多さや内装のデザインなどの質感であまりいい印象がありませんでした。

今回新型に乗ってみて、静粛性を初めとした走りの質感は大幅に改善されていました。エンジン音は三気筒なので快音とは言えませんが音量は抑えられていますし、補器類の変なノイズもありません。
プラットフォームや足回り、パワートレーンは非常に満足度が高かったヤリスのハイブリッドと共通です。


ほぼ中身は同じであるヤリスに対して最を違いを感じたのはハンドリングでした。ステアリングをきると回頭がすぐ始まるのはヤリスと似ているのですが、その後の舵角に対する頭の入り方はゆっくりしていて、アンダーステアを感じます。乗り心地も芯が柔らかめで、ソリッドで欧州車っぽいヤリスに対して、ややゆったりした国産車然としたキャラクターにしてある印象です。

セレクターがプリウスと同じ電気式なのもヤリスと違うところです。Dレンジから1段手前に引くとBレンジにシフトダウンするのはいいのですが、前に押してもDレンジに戻らない、というのは結構戸惑いますね。また、Pレンジのボタンがシフトパターンの印刷表示と似ていて、何らかの方向にレバーを操作すればPレンジに入るのでは?と思い込んでしまいました。
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日産リーフも同じような電気式セレクターですが、シフトダウンもPレンジへの切り替えも、こちらの方が直感的でわかりやすいです。
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ドライブモードには新たに「POWER +」というモードが設定されています。加速が良いのに加え、アクセルを離した時に強めに回生ブレーキが効くため、日産のeペダルのような運転できる、という触れ込みなのですが、コーナー手前でうまく使うとタックインが強く出るので、前述のアンダー感を消すことができ、山道での印象がガラッと良くなりおススメです。
惜しいのはこのボタンがセレクターレバーの向こう側にあるので使いにくいこと。
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ミニバンではないのだから、こういったボタンとセレクター、電動パーキングブレーキを使いやすくセンターコンソールにまとめた方が運転しやすいのでは?と思います。

ただ、センターコンソールにある物入れは、スライド式の蓋で上下段にわかれていて、すぐに取り出したいものは上(例:スマフォ)、隠したいものは下(例:小銭)と使い勝手がいいです。
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パーキングブレーキが足踏み式なのは「?」ですが、ペダルにちゃんど表示があります。ソリオではこれに戸惑ったので、こういった所はさすがトヨタです。
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メーターはヤリスとガラッと異なりフルデジタル表示。なんとなく国産車っぽいです。
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ステアリングはヤリスと共通ですが、かなり小径なので、前述のとおりゆったりしたハンドリングの味付けと違和感があります。大きめのステアリングの方が合ってる気がします。

シートはヤリスよりやや高く、リフターを目一杯さげても「もう少し下げたい」感じでした。ロールも大きめなので私的にはもうちょっと低い方が好きです。
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ヤリスよりもノーズが短く塊感のあるデザインはなかなか良いですね。特にリア周りは相貫体だった先代からガラッと変わり、柔らかな中にもゴツっとした強さが感じられカッコいいです。ヤリスより好きかも。
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Aピラーの位置など外観のイメージもヤリスと違いますが、前方視界は似ていて良好です。
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先代の室内は無駄な装飾が多い印象でしたが、面積の大きいアクセントは塗装でなく光沢パーツにするなど、抑制が効いている感じです。フルデジタルのメーターとも似合っていて、ハイブリッド専用車らしい先進性を感じるデザインですね。
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ヤリスとアクアは同じプラットフォームで、ハイブリッドならパワートレーンも共通ですが、ハイテク=国産車っぽいアクアに対して、ヤリスはデザインも乗り味もメカ=自動車っぽい感じが強く、結構違うキャラクターが与えられています。私ならヤリスを選びますが、アクアも音や走りの質感じが大きく改善されているので、先代に乗っている人の買い替えにはおすすめです。
 
  

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9月に誕生日、そしてリーダーのNao⭐︎さんに引き続き、第一子の出産を控えたNegicco Kaedeさんの生誕&安産祈願イラストです。「小ネギ」ネタはNao⭐︎さんで使ってしまったので、新潟のプロサッカーチーム「アルビレックス新潟」をモチーフに選びました。彼女はプライベートでスタジアムに足を運ぶほどのサポーターで、チームのイベントにゲスト出演したりもしています。


背景はホームスタジアムのビッグスワンを図案化して、成長したお子さんに手を差し伸べて試合観戦に誘うイメージにしていますが、お子さんの姿はあえて描かず、このイラストを見る人が自由にイメージ(例えばアルビレックスサポーターとか彼女のファンでも)できるようにしました。
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チームやスポンサー企業のロゴは正確を期すため公式サイトなどがからお借りしております。

そして、同じNegiccoのMeguさんからもご懐妊の知らせがありました。予定日は年末だそうで、これは描くしかありません。
 
 
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スイフトからひきつづきスズキ車です。今回はソリオの旧モデル(3代目)です。ソリオは元々ワゴンRのワイド版で、軽自動車からはじまった「ハイトワゴン」が普通車に広がった嚆矢となったクルマの一つです。2代目から軽自動車とは別のプラットフォームになっています。

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ハイトワゴンはノーズが短くAピラーがドライバーから遠いので、視界を遮るのでは?という先入観があったのですが、スイフトと同様そんなことはないですね。
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メーターはセンターレイアウト。シフトセレクターはミニバンでよくあるインパネから生えているタイプ。短い乗車時間の中では操作性に特に不都合は感じませんでした。
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パーキングブレーキが久しぶりのペダル式でした。
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もう一度踏むと解除するタイプでどこにも表示がないのでちょっと戸惑いました。

ナビの操作はあまりしませんでしたが、バックモニターの画質が昔のデジカメみたいでした。
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画像の通り、ガイド線が空中を指してますがこれはちゃんと設定すれば治るのではないでしょうか。幸い真四角なボディは見切りが良く、こられに頼らずとも駐車は楽でした。

走り出してすぐに気になるのは、減速時の反応でした。アクセルを緩めると始めはしっかりエンブレが効き「そのまま減速するのかな」と思いきや、すぐに減速が緩みます。加速してる?とすら思うほどでヒヤッとします。昔のAT車ではエンジン回転数が落ちると減速中でもシフトアップして、同じような感覚が生じることがありましたが、それに似ています。
ステアリングは中立に戻そうという反力が強い割に、切ってもクルマの向きはあまり変わらず、なんだか「イヤイヤ」されているようです。
どちらもドライバーの直感に反するような反応で運転しやすい、とは言い難いですが、車高がある割にフラフラしたロール感があまり感じないのは良いと思いました。ひょっとしてフラフラ感を抑えるためにステアリングを中立から外れにくくしてるのかも知れませんね。

ドラポジは上からペダルを上から踏みつけるようなアップライトなボジション。にもかかわらず頭上空間がすごくあります。
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座ってませんが後席のニースペースはたっぷりありそうでしたし、前後席間はウオークスルーであったりと居住性はかなり高いです。

しかし前述のように運転間隔が直感に背くので、この居住性が活きるような長距離ドライブをする気にはなれず、そこはちょっと不思議なクルマだなあ、と思いました。
 
 

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ボクスターを手放し、レンタカーやカーシェアに切り替えて1年を過ぎまして、このブログのタイトルと説明、背景画像を現実にあわせて変更しました。個人的には「持たないカーライフ」という言葉が気にいってます。

ポルシェユーザーが愛車を手放してカーシェアやレンタカーの評価をする、というキャッチーさを活かしつつ誤解や炎上のないような穏便にしたつもりです。背景画像はレンタカーの象徴「わ」ナンバーを選びましたが、いい画像があったら変えるかも。

今後ともよろしくです。



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タイムズカーで長時間の予約(72時間以上)の場合は「車種おまかせ」しか選べず、何が出てくるか楽しみなのですが、今回は初めてのスズキ車「スイフト」でした。
スズキといえば、このブログでも「インハウスデザインオブザイヤー」で取り上げたジムニーラパン、現代の軽自動車の基本型であるハイトワゴンを発明した「ワゴンR」と、小型車のデザインでは一歩抜きん出ているメーカーという印象があります。
そんなスズキの普通乗用車の代表車種がこのスイフトです。

初代のピュアさは薄れていますが、ボディ寸法の制約の中で彫刻的な形をうまく使ってメリハリとダイナミックさを感じさせるデザインはさすがですね。
また、立ち気味のAピラーは視界を遮らず前方視界もいいです。
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インテリアは過剰な飾りはありませんが質感は高いです。ベーシックなクルマらしく好感が持てます。
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エアコンは使いやすいダイヤル式ですが、中央の温度表示も丸窓なのでこっちを回したくなります。また、猛暑日だと風量全開でないと室温が下がりきらず、少しパワー不足かも知れません。
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ナビの操作性はイマイチでした。ナビ機能のトップメニューにはいるキーも現在地表示にもどるキーもなく、ナビに関する操作ステップが多く煩わしいです。
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またバックモニターの視点が低すぎて障害物との距離感が掴みにくいですね。一方でオーディオの音質は良かったです。

トランクは最小限。全長はヤリスより10センチ短いので車格なりですね。
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走りについては、加減速の反応が直感的でないのが気になりました。
アクセルをじわっと踏んでも不自然にポンと走り出します。そこから30km/hくらいで一旦もたついて、我慢してると遅れて速度が上がってきます。
ブレーキも踏み始めにカックンと効くわりに、そこから踏力をかけてもあまり制動感がでません。ちょっと昔の小型車っぽく古臭い印象でした。
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短めのセレクターレバーはスポーティーな雰囲気ですが、Sポジションが別のボタンになってるのが独特です。確かにレバーだと行きすぎてNに入ったりするのでなるほど、と思うのですが、ボタンを押し込んでも感触ではオンオフが判別できず、いちいちモニターで確認しないといけないのは惜しいですね。
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一方でハンドリングはなかなかいいです。ステアリング操作に対して、ノーズが遅れなく入ってきます。車速があがって舵角を増すとアンダーを感じますが「そろそろやめた方が」と伝えるのはある意味正しいですね。切り返してはもたつく事なくリアがついてきて小型車らしい軽快感があります。ここはヤリスとは反対で面白いです。

4気筒なのでエンジン音は馴染みのある音質で耳障りではありません。ロードノイズは低速では静かなのですが、60km/hくらいで天井で反射するように上から降り注ぎます。さらに加速するとそれは収まるので、高速ではむしろ静かに感じます。

運転支援も一通り揃っていますが、車線キープアシストは介入意図がわかりにくいですし、アダクティブクルーズコントロールは、前方が開けて加速に転じるのがワンテンポ遅く、そのぶん一気に加速するなど、やや洗練度に欠ける気がしました。

シートはやや猫背になる感じで、私の好みだとランバーサポートが足りないと感じましたが、意外にも疲れは感じませんでした。

なんか厳しめ文章になってしまいましたが、全体の印象はよかったです。軽中心のメーカーなのでもっと安っぽいのかと思っていたのですがそんなことはなく、軽いボディを活かして軽快に走りますし、質感や視界といったツボを押さえていて「さすが小型車メーカー」と思わされる事が多かったですね。
 
 
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